コンプリート!
※ネタバレあり
というわけで、総合的な感想をば
現実世界と地続きの物語なのに、一介の学生が経験していいレベルを超えているハードな世界観と、中央東口さんの萌えとはまた違う魅力を持ったキャラデザイン、そして重厚なサウンドが混然一体となって、闇の眷属と狩人たちとの戦いの日々へと引き込まれ、のめり込んでしまう没入感を楽しめる
という点では、さすがニトロプラス! …と、拍手喝采なのだけれど
当時のエロゲーならばこのくらいが標準だったのかも、と思いつつも、やっぱりちょっと全体的にボリュームが少なかった、という点がひとつ
そして、ニトロと他ブランドを比較する時に、これこそがニトロの魅力だと胸を張って宣伝できる戦闘シーンが、そんなに面白くない(ここ重要)ミニゲームに置き換えられていた、という点がひとつ
この二つのポイントが、わたしの中で大きくはないけれど確かなマイナス評価に繋がっている
でも、じゃあ面白くなかったのかと聞かれれば、超面白かった、と満面の笑みで返す他に相応しい挙動はないし、実際に自分の中では今年プレイしたエロゲーでベスト3を決める際に候補に入るだろうことは確実だ
引っ掛かるポイントはありつつも、それらを補って余りある素晴らしさが作品に溢れていたのだ
でも、もうちょい途中で寄り道してるところ(モーラちゃんと香織ちゃんのお買い物シーンとかいいよね)も見たかったし、ヒロインとの交流はいくらしたって無駄ということはないし
萌えゲーではないにしても、広義の意味でギャルゲーではあるんだから、ヒロインとのイチャイチャはいくら盛っても許されるのだ!
…とはいえ、最低限の描写で惹かれ合う男女の心の機微を描き切り、ラブなロマンスを無理なくやってのける手腕はさすが、としか
そういえば戦闘のコツだけど
自分なりに掴んだものを書くとすると、コマンドの色を見ることが重要、となる
水色か、黄緑ぐらいでも成功確率は高め
逆にオレンジになってしまったら、仕切り直した方がいい
時間経過と共に色が変わっていくので、迅速な判断と必要なコマンドを見分ける動体視力が多少重要…かな??
敵の攻撃を回避するか、いったん距離を取ると色が回復することが多かったと思う
武器選択はマジで愉悦ワンパでオッケー、脳死でブンブン振り回してるだけでギーラッハにもあっさり勝てる
お猿と蜘蛛が合体したようなキメラヴァンプに一番手こずらされたわ…
ヒロインは全部で4人いるけど、弥沙子ちゃんとリァノーンは終盤まで分岐しない、モーラちゃんと香織ちゃんも共通している部分がある、という点に加えて、大筋に関しては全員同じだから、まずは一番お気に入りの娘を攻略するのが満足感を最大に得られる方法かもしれない
あとバイク、バイクかっこいい!
最後だけIQ下がっちゃったけど、以上!
お次はωstarの「美少女万華鏡-呪われし伝説の少女-」をプレイ中
ヴェドゴニアに引き続き、吸血鬼をメインテーマに取り扱った作品だ
何という偶然…