雑談のようなもの
※ネタバレあり
わたしが個人的に楽しむ気満々だったから、あんまり記事にするつもりはなかったんだけど、さすがに昨日のアレではあまりにひどすぎたので、反省の意味も込めて、わたしから見たビタスイの魅力を語ってみようと思う
まず第一に、ヒロインがみんな少女…と書くと、語弊がなくもないな
ともかく、単なるロリコン向けってだけじゃなくて、青年と少女のカップリングがツボな人には刺さりまくると思う
訳ありな青年が、訳ありな少女と出会って、物語が始まる…これも一つのボーイミーツガールの形よね
若き殺し屋とマフィアの孫娘だったり、某国の工作員と行き倒れの少女だったり、過去の存在である男と人々の守護者だったり、とにかく一癖も二癖もある二人が、フィレンツェの街並みに抱かれて関係を育んでいく姿には、うっとりしちゃうんだわ
続いて、ヨーロッパに対する不鮮明な憧憬の気持ちを満たしてくれる
これは完全な偏見なんだろうけど、オタクって割りとヨーロッパ好きじゃない??
ナーロッパしかり、子供の頃に慣れ親しんだRPGの世界観がどことなく欧州的なものがあったりして、魂の奥底にヨーロピアンテイストへの憧れと郷愁が刷り込まれてんのよ、たぶん
ビタスイは、テキストと背景の両面から、そんなヨーロッパへの淡い憧れを満たしてくれるのである
イタリア行きたい、フィレンツェ行きたい
でもイタリア語なんか喋れないし、そんなに遠出もしたくないから、ビタスイをプレイして部屋にいながら旅行気分を味わうのだ
そして、物語を淡々と進めながらも、時折胸にグサッと刺さる金言が語られるところも、好き
ハッとさせられるんだけど、あくまでベースは淡白なものだから、説教くさくなりすぎないところがいいのよね
あくまで是非については受け取り手に委ねられているというか
彼らはこう言っているけど、どう思う? って、解釈はこちら任せにされている距離感が、どうにも心地よくてたまらん
というわけで、わたしがビタスイをこよなく愛する理由をちょっと言語化してみた
けど、結局は「魂が求めている」という一言に尽きるので、あまり書きすぎてもチープになっちゃう気がするので、この辺でやめておくわ