結い橋③
まつりエンド~知絵攻略中・4日目
※ネタバレあり
まつりちゃんのノーマルエンドとハッピーエンド、両方を見た
無駄なくすっきりとタイトル回収までやってのけてくれたのは、ブラボーとしか言いようがない
さすがういんどみるだぜ
結い橋…結ぶ架け橋…なるほど、そういう意味だったのか
この「結い橋」って言葉には、結界と地球の生命力とを結ぶ橋という以外にも、様々な意味が込められてると思った
門の向こう側、まつりちゃんたちの世界とこちらの世界とを繋いでいるもの…それも橋、のようなものだったね
橋と言い切ることができないのは、あれが何やら不安定というか不定形のものだったんじゃなかと思ったからだけど…まあ、それはこの際そこまで重要なものではない、と思う
そして社と結界は、主人公とまつりちゃんだけじゃなく、琳かーさんと一史とーさんとの仲を繋いでくれた、いわば二人の縁を結ぶ場所として…
いや、もしかすると初代の天子さまや、有坂姉妹以外の異世界からの来訪者…仮にそんな存在がいたとしたら、彼ら彼女らもこの結界内での暮らしを通して、こちらの世界に大切な人を見つけたかもしれない
そんな風に、惹かれ合う人と人とを繋ぐ架け橋になったのかもしれないと思うと…ロマンだよね~
しかも、それだけじゃないんだよ
主人公が壊れかけていた結界を修復したことによって、そもそも結界を作った本人である天子さまの願いを、永続させることができたんじゃなかろうか
発端は「春を見たい」と願った天子さまが、自分たちの一族がこちらの世界で生きていけるようにと、そのために作った結界なんでしょ
自分と同じ願いを持つ者たちが、同じく春を手に入れられるように…そう思って、自分が人に成った後もこの結界を残したんだと思うんだ
そんな天子さまの願いを、想いを、結果的に今の世に繋ぎ止めることができた…一族にとっての希望の架け橋なんだ、ってね
いろいろと想像することができる、良いクライマックスであった…
…でも主人公が橋になったってことはよ、主人公が寿命か何かで死んじゃったら結界の生命循環システム的なものはどうなっちゃうの??
主人公の血筋が子々孫々まで橋の役割を受け継いでいくのか??
そもそも、言ってしまえばローカルな結界を維持するためだけに地球の生命力とやらを勝手に使ってしまってもいいの??
とか、悶々と考えなくも、ない
最後の疑問は、前提として誰の許可が必要なのかすらよくわからんけどね!
あれか、創造主ってやつか
ターニングポイントとなったのは、この選択肢だと思われる
…自分に置き換えて考えてみたら、いくら恋人の家だからって、わざわざ紐で括るような木箱に入ってるノートを許可なしに見てみようとは思わんのよね
親しき中にも礼儀あり、とも言うし
でもここでノートの中身を見ていなければ、最後の最後、チャンネルが開いたとは思えんのよなぁ…
ギャルゲーの主人公というものは、時に常識には縛られない、ちょっとアレな行動力ってものも持ち合わせていないと務まらないということか
魔王を倒して世界を救う勇者さまだって、庶民の家に勝手に押し入ってはタンスの引き出しとか開けるもんな、うん
そういえば詩奈ちゃんが結界の外でも行動できたのは、お祭りの期間中は門が開いていたからなのか…
まつりちゃんも人に成る準備中じゃなければ、この期間は自由に外を出歩けたんだね
わたしの理解力不足で、詩奈ちゃんの存在をあれこれ疑うところだったわ…危ない、危ない
お次は知絵ちゃんを攻略するぞ~
杖が喋った気がするんですけど??