お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

割れないように 優しく飛ばす いつか届いて

プリンセスブライド⑧

聖エンド

 

※ネタバレあり

 

 

 

三人目のお姫さま兼花嫁は、聖ちゃんだ!

 

 

プリンセスゲームを通じての成長を一番感じたのは、聖ちゃんかもしれない

愛生ちゃんも頑張ってたけどね、彼女は元々それなりのレベルだったように思う

だからここは聖ちゃんに軍配が上がるかな、と

 

 

このシーン、愛生ちゃんの態度があまりにも…って感じだったから、たしなめる以外の選択肢はないやろって思ってたんだけど、後から思い返してみると、愛生ちゃんは既に覚悟完了してたんだろうなとわかって一気に印象が裏返ったわ

聖ちゃんも言ってたように、本当に大事なものを手に入れようとしたら、それはわがままになるんだよね

それ以外のものなら何を傷つけたっていい、そのことで周囲から自分がどう思われたって気にしない、そんな風になりふり構っていられないほど、ただ大事なものがほしい…愛生ちゃんはずっとそうだったんだね

葛城にやたらと当たりが強かったのも、自分を除いたプリンセス候補の中だと主人公への好意を一番わかりやすく示していたのが葛城だったから、なのかな~

最初は愛生ちゃんも自分が選ばれるか自信がなくて、だからこそ攻撃的になっていたのかと思ってたけど、そんな不安を感じる暇もないほど一分一秒に一生懸命だったんだろう

 

そして、そんな愛生ちゃんとの対決が、聖ちゃんには必要なことだった

愛生ちゃんの戦う姿を見て多少は聖ちゃんも傷つくことになったけど、それ以上に勝利への飢えとか渇きみたいなものを手に入れられたし、一歩を踏み出す勇気ももらえたんじゃないかなぁ

そう思うと…敵に塩を送ったみたいになってしまった愛生ちゃんが…ちょっと不憫かもしれない

 

聖ちゃんのポジションって、きっとこんなゲームがなければ普通に主人公と結ばれる立場だと思うんだよね

やっぱり幼なじみは強い、幼心の恋愛においては最強と言ってもいい属性だろうよ

でもでも、この戦いがなければ聖ちゃん自身の成長はなかったんだろうと思う

 

 

本当のプリンセスになるということは、敗退していったみんなへの餞でもあり、聖ちゃんが負うべき責任でもあった

好きな人と離れ離れになる悲しみも、異国の地で一人耐えることになる寂しさも、昔の聖ちゃんのままなら背負うことはできなかったと思う

もちろんゲームが関係してこなければ聖ちゃんがドイツに行くことはなかったわけだが…この先、似たような試練は訪れたと思うんだよ

その時に、聖ちゃんが立ち向かえるかどうか…それはわからないじゃない??

だからきっとプリンセスゲームも、愛生ちゃんとの軋轢も、聖ちゃんにとっては大変だけど大切なことだったんだな

最後はちゃんと仲直りして、仲良しの二人に戻れたんだし

恋は潰えても友情は永遠…わたしもその通りだと思うぞ

 

お次は枝絵留ちゃんか…

彼女が言う資格ってのは何なんだろう??

結構厳正にやってるようで、割とガバいからな、このゲーム

偽物のプリンセスが紛れ込むことも不可能ではない…のか??

 

 

ついでに恭ちゃんが持ってた王子のカードについても気になる要素が…

この真相って聖ルート以外で語られることはあるのだろうか??