お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

あなたは呟く「いきなさい」 この地獄のような世界で?

SEVEN-BRIDGE

コンプリート!

 

ネタバレあり

 

 

 

さようなら、そして、ありがとう

安らかにお眠り、プレステ・ジョアン…

 

 

結局、最後まで最推しのヒロイン(?)がプレステ・ジョアンだった自分にとって、SEVEN-BRIDGEは神作になり損ね、名作の縁に手をかけたにも拘わらず、良作止まりとなった作品であった

エマちゃん及びクゥエマ推しからすれば、あのエンディングだけでもお釣りが来るぐらいの達成感と満足感を得られたんだろうなぁ

ラストの演出のことを思うと、しょうがないことだったとはいえ、ここまでの旅路を支えてくれたプレステ・ジョアンと主人公のお別れのシーンがなかったのは、残念すぎてならない…

 

途中からなぜか駆け足になってしまったのが、とにかくもったいなかった

カイの裏切りと対決、グリエルとグラナダの結びつきの強さ、テルツォとグラナダの関係性、第六の橋の試練、ニーガルとのゴーレムプロレス、モーガンの内心の葛藤と孤独…

もっともっと、もっともっともっともっと見たかったシーンはいっぱいあった!

あったのに、どれもこれも雰囲気と勢いだけで流されてしまった感があって、えぇ…と思ってる間にエンディングを迎えてしまったのよね…

そりゃおまえの読解力と感性が錆び付いてるせいだろ、と言われれば反論の余地もないんだけど、せめてニーガルとステラのエピソードだけでもしっかりと深掘りしてくれれば、それだけで神作に出会えた感謝の意を高らかに吠え散らかしていただろうことを思うとな…

ああいうの好きやねん、ロマンの塊やん

 

モーガンの言いたいことは、まあわからないでもない

赤枝騎士団として、それ以降の「モーガン」として彼が見てきた生と死のことを考えるとな、ダヌが神さまなんかじゃなかったとわかっても、とてもじゃないけど誰も彼もの犠牲が無意味だったとは思いたくもないよな…

だからモーガンは沢山のエコーを背負って、初志貫徹することに拘ってしまったのね

けれど、これまで失われていった命に意味を見出すために、世界をやり直す必要なんてなかった

 

 

なんとなく、このシーンを思い出したわ

チョグルを助けるためにチョグルのパパは犠牲になったけど、チョグルが今こうして生きている…それだけで、犠牲に意味はあったんだよね

わたしたちの生は誰かの犠牲の上に成り立っている、もしかするとモーガンはその世界の仕組み自体を否定したかったのかもしれないけど、少なくともすべての命が無意味にならない限り、犠牲になった人たちが報われないなんてことはないんだよね

自分の能力を疎み、ただ故郷で死ぬことだけを考えて黒の列車に乗り込んだ主人公が、最終的にエマちゃんという生きる意味を見つけたように、誰もが皆、己の生という旅の過程で何かに、誰かに救いを見出していく…愛の連鎖は続いていく

そうして敷き詰められた犠牲の上に、花は咲くんやね

 

ライアーのお家芸…かはわからんが、昔からここのブランドのゲームは風景の描写が好きなんだよね

北京の雑多な人々と街並み、ロシアの凍えそうな雪景色、インドのオリエンタルで神秘的な意匠、においまで伝わってきそうなトルコのバザールの屋台ごはん…と、いろんな国のいろんな営みが見られて、それだけでもう満腹感がある

セレナリアやシャルノス、ヴァルーシア、マスクドシャンハイ…プレイしたことのあるタイトルは少ないけど、どれもこれも異国情緒に溢れた表現の数々に圧倒されたものだわ

SEVEN-BRIDGEは特に「寝台列車での旅」という側面が強いから、次から次へと目まぐるしく変わっていく景色を堪能させてもらったわ

惜しむらくは、後半の失速か…(まだ言う)

 

歴史や宗教についての知識があればあるほど楽しめるんだろうけど、おバカさんの自分でも十分に楽しめたので、是非とも敬遠せずにプレイしてみてほしい

 

 

 

お次はNornの「女神ミュリエルは巨乳な幼妻~お嫌でなければ貴方の赤ちゃん産ませてください~」をプレイ中

これはいいロリ巨乳