お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

ちょっと寂しいかな 明日もまた遊ぼうね 楽しい箱庭の住人さん

ドラグナーを最終回まで見たんだぁ…!

これは…地球連合軍とギガノス帝国軍との戦いなんかそっちのけで、D兵器ちゃん及びマイヨ兄ちゃん、そしてベン軍曹を愛でるアニメである…!

 

どなたかが感想コメントで仰っていた「明るいガンダム」を目指した作品ってのは、結構的を射ていたと思う

その明るさとやらがもたらす印象は人それぞれだろうけど、わたしとしては好ましいものだったわよ

創作物で戦争を描くとなると、どうしても暗くて凄惨なストーリーが多くなるけど、実際の戦争がそうなんだから、それは致し方ないことなんだろう

でも、いたずらに露悪的なエピソードばかりを見せつける必要性があるのかないのかという話になってくると、ちょっと違うんじゃないかと

苦しい戦いの中でも互いに支え合って困難な局面を乗り切ったり、家族や想い人への愛情が明日への原動力になったり…フィクションだからこそ、そうやって前向きに生きる人間の姿に力を分けてもらい、わたしたちも辛い現実に立ち向かうための勇気や元気を育んでいく…

アニメって娯楽だからね、やっぱり最後にはそういう陽の感情を引き起こす内容であってほしいと思うんだ

このドラグナーという作品は、自ら望んで身を投じたわけではない戦火の中にあって、友を信じ、愛機を信じて戦い抜いた主役三人組の若々しくて気持ちのいいエネルギーに満ち溢れていたわ

 

まあ終盤はギガノスの蒼き鷹においしいところを全部持っていかれるんですけども

そういう不憫なところも含めて、ケーンのこと好きよ

我々はロボ愛者という同志でもあるわけだしな!

 

D兵器ことドラグナーちゃんとドラグーンちゃんはかっこよかった~

見た目だけならやはりD-1ちゃんこそ至高なのだが、D-3ちゃんのいぶし銀な活躍も見逃せないわね

電子戦仕様のマシンってあんまり見かけないのは、なんでなんだ??

重要な働きをする割には、仕事中の絵面が地味で華がないから??

でもよぉ、D-1ちゃんみたいに前線を駆け回ったり、D-2ちゃんみたいにバカスカ砲撃して弾幕を張るのも大事だけどよぉ、素早い索敵や味方間の情報共有、ミサイル攻撃への対処など、仲間を守るための戦いに特化したD-3ちゃんがいたからこそ、被害を抑えることができたわけだろ??

脳筋なだけじゃ勝てない戦闘だってあったに違いないんだから、もっとD-3ちゃん褒めて褒めて

だいぶ気になったのは、ミサイルを無効化するどころか、コントロールNTRから自軍への攻撃に転用までできるD-3ちゃん相手に、ほいほいミサイルを撃つギガノス兵がまあまあいたこと

元はといえばテメーらが作ったロボなんだから、その性能を知らんとは言わせんぞ…戦う上での注意事項として全軍に通達しとけよ…

D-2ちゃんだけ影が薄かったのが、ちょっとどころか、かなり残念

改修後はゲロビぐらい撃てるようにしてあげてもよかったのでは

ドラグーンちゃんのデザインも何気に良い、あれだけたくさんいるんだから一機ぐらいわけてほしい

ライバル機のファルゲンちゃんの全身から迸る正統派なかっこよさも見物なのだ

マイヨ兄ちゃんのクールな兵士ぶりと相まって、ケーンたちの一歩も二歩も前を行く、熟練の戦士の貫禄を醸し出していたのだ

メイン兵装のうち、近接用はビームサーベル的なロマン武器なのに、携行火器は実弾を多用しているという点も面白いよね

「ンバンバンバンバンバンバン」って感じの効果音もクセになるな…ブッピガンより好きかも

設定だとD-1ちゃんってふくらはぎのところにアーミーナイフが装備されていたけど、監督から「ナイフって少年犯罪ぽくてなんかやだ」って言われたから、お蔵入りになったんだっけ

暗器みたいでイカすと思うんだけどなぁ…ダメかなぁ…!

おしゃべりAIを持て余していた感があったのは、非常にもったいない

まあ…女の子の声でしゃべる無骨なロボ(メインキャラの相棒)だなんて、どう考えてもヒロインを喰うからな…そのつもりがないんなら、しょうがないか…

ドラグナーだぁ! 当たると痛ぇぞぉ!」は、言いたいことはちゃんと伝わるけど、どこか迷言ぽくて微笑ましい

 

とまあ、ここまではいいところ

正直、ストーリーはなぁ…

前半はよかったと思うの

あれだけ無茶苦茶しておいて、ただの一度も処罰されていないケーンたちってどうなんだという気がしなくもなかったけど、そんなことよりも、後半の迷走ぶりの方が気になって気になって

汚物どもが出てきたあたりからいろいろおかしくなったように思うが、それが汚物どものせいなのか、それとも何かがおかしくなった結果が汚物として出力されたのかは、いまいちわからなかった…

最終決戦でのケーンの投降騒ぎも、もうちょいどうにかならなかったのか感ある

やるかやらないかという話なら、ケーンならギリやりそうという負の信頼はあるけどもね…母親を救いたいという個人的なことでタップたちに迷惑かけたくないとか、変なところで意地張りそうじゃん

相談なしに行動したせいで、より多大な迷惑をかけることになるとまで考えが及ばないところも、ケーンらしいといえばらしい

付き合いの長い軍曹殿から、この騒ぎを通じてドラグナー遊撃隊の面々に抱いている愛の深さを知れたことだけは、素直に喜ばしかったわ

ケーンにとってのヒロインはD-1ちゃんとリンダちゃんだけど、作品としてのヒロインは間違いなく軍曹だったよね

D-1ちゃんとファルゲンちゃんとの共闘という激熱展開に比べると、真に倒すべきラスボスが小物中の小物だったことは悔やまれる…

共闘に関しては、事前にケーンとマイヨ兄ちゃんの二人(リンダちゃんも含めれば三人)が、MAを降り、敵も味方も関係ない生身の人間として言葉を交わす時間を持てていたことが、いい方に作用した結果なんだと思った

そういう下積みをするような丁寧さが、少なくとも前半のストーリーにはあったはずなんだけどね…

 

というわけで、ドラグナーの魅力は↑←↑だけじゃなかったわ!

良くも悪くも若さ(だけ)が取り柄なケーンたちに元気をもらいたいなら、是非とも一度見ていただきたい

そしてD兵器ちゃんたちとマイヨ兄ちゃん、軍曹をすこれ

お気に入り回を3つ選ぶとしたら「さらばチェホフ」(おじさんいい人だった)、「マスドライバー発射指令」(祝勝会のシーンが好きすぎる)、「D兵器改造計画」(ケーンとD-1ちゃんの愛のエピソード)かな

見事に前半ばかりである!

 

そうそう、D-1ちゃんみたいなカラーリングの歯磨き粉あるよね(赤、青、白のやつ)

あれ探してるんだけど、近所のドラッグストアやスーパーにはないんだよな~

昔はよく見かけた気がするのに、最近ではあまり売られてないのかな??

 

次はマジェプリ見ようかな~

ファフナーも見放題期間に入ったんだけど、あれを見るためには、まずは胃を鍛えないといかんからな…