お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

嗚呼 世界がにじんで それでも好きでいられるかなんて

少女魔法学リトルウィッチロマネスク

アリア、カヤエンド

 

※ネタバレあり

 

 

 

個別エンド回収のラストは、アリアちゃんとカヤちゃんの愛弟子コンビで〆!

攻略順を決める際に、旧版プレイ時の記憶を引っ張り出し、どちらも見応えのある内容だったので大事に取っておいたのだが…存外、わたしの記憶力もあてになるもんだな!

対になるような正反対の展開を見せてくれたけど、どちらのルートも超面白かったぜ!

 


アリアちゃんにとっての黒の塔は、家族と一緒に暮らすところ

ヴァンクリフの人たちもアリアちゃんからすれば大事な家族だけど、ここで出会った人たちも、かけがえのない大切な存在になったんだよね…

みんなそれぞれの思惑を抱えていたはいたものの、必然か偶然かで言うなら偶然の出会いだったのに、こんな風に絆を結ぶことができたのは、それだけ塔での生活がみんなにもたらしたものは大きかったんだな…

わたしにとっても、みんなとの日々は忘れようにも忘れられない、素敵な思い出になったわ

 

 

共感しかない死生観をお持ちのモーリスモおじいさまの目には、復讐に憑りつかれていたオリヴィアちゃんのことは、どういう風に見えていたのかが気になる

フィアンナ姫のルートでは、ナイル侵攻の指示を出した皇帝陛下に…

アリアちゃんのルートでは、実際にナイルへ攻め込んだヴァンクリフ公に…

祖国滅亡に関する首謀者と実行者への復讐を果たさんと、オリヴィアちゃんはそのために生きてきたと言っていたけれど…自分が同じ立場に立たされたら、あるいはオリヴィアちゃんの両親や臣下、ナイルの民だったら、どうするだろう

復讐は虚しさしか生まない、そして復讐に成功したとしても、新たな憎しみの種を育てるだけ…それは真理だと思う

でも、大切な人を理不尽に奪われて、それなのに自分だけが我慢して、泣き寝入りするなんて、耐えられないという言い分もわかる

じゃあ、自分が置いていかれる側じゃなくて、置いていく側になったと想像した時…残された人には、モーリスモおじいさまの言う通り、自分のことなんてさっさと忘れて、その人の人生をエンジョイしてほしい…と思うかな

だって死んでしまったものは仕方ないじゃんね、もうそこで終了だよ

うーん…復讐したいと望む気持ちも、復讐なんてしてほしくないと願う気持ちも、どっちもわかるなぁ

難しい問題だ…

ただ一つだけはっきりと言い切れることは、わたしはフィアンナ姫のようには考えられないってことだけだよ

 

 

そして、タリルとかいうクソ魔女のせいで、みんなが集う場所だった黒の塔がぶっ壊れてしまう、カヤルートの衝撃といったらなかったぜ

古代の大魔法使いに憑依されることと、主人公が死にかけることまでは覚えていたけど、決着のシーンはあやふやだったから、二度楽しめたってわけね!

あてになる記憶力とは…うごごごご

 

オリヴィアちゃんの末路も含めて、なるべく人死にの描写を避けていたアリアルートと違って、カヤルートはブラックな展開が続いたよなぁ

塔の結末も含めて、そこは意図して真逆になるような話運びにしていたのかな??

 

タリルとの戦いは、塔に残った者たちの総力戦だったけど、大魔法使いや聖女、天使や幽霊騎士に比べれば、自分なんてただの一般人だという自己評価をしていたマリエラちゃんの存在が、勝利に大きく貢献するという構成は、特にウマイ!と思ったね~

あの場にいた全員の、誰が欠けてもこの勝利はなかったかもしれない…そういうことだよね

…癒しの力というタリル特攻を持つオルガさんはともかく、フィアンナ姫まで帝都に帰されたのは、彼女こそ何の特殊能力も持たない、純粋な非戦闘員だったから、かな??

 

しかし…最終的に主人公は、カヤちゃんの全ての魔力と引き換えに一命を取り留めたわけだけども、それならなんで死んだと錯覚するようなシーンを入れたんだろう??

みんなの想いが奇跡を呼んだという風に終わらせた方が、綺麗だったんじゃないかと思うけどなぁ

そこだけが微妙に引っ掛かる…

 

そういえば、ハイゼル氏ってカヤちゃんのお父さんだったような気がしてたんだけど…特にそんな話は出てこなかったね

あれぇ…何の記憶だ、これは??

だからカヤちゃんのことを特別気にかけているような素振りを見せたり、高価なドレスをプレゼントしてきたりしたんだと思ってたんだけど…むむむ

まさか…現実と妄想の区別がつかなくなってきてるとでも…!?

 

残すところは、書き下ろしのハーレムシナリオだけ

いよいよ終わりがすぐそこ間まで迫っていて、寂しいことこの上ない!