お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

小説の隙間 栞に挟まれ 動く細胞 泳ぎ出したら無縁

甲児くんとカイザーさんの365日

4/6『動物園』

 

来る前は一泊だけしてさっさと帰る予定だったシローくんだけど、居心地がいいので、甲児くん家の滞在がついに三日目に突入してしまった

今日は三人で遊びたいという甲児くんたっての願いを叶えるため、動物園に来た

案を出したのはシローくんで、猛烈に支持したのがカイザーさん

ふれあい広場でウサギさんをなでなでできてご機嫌なカイザーさんと、そんなカイザーさんを激写しまくってご満悦な甲児くんと、そんな夫婦を生あたたかく見守るシローくんの図…と同じような光景が、園のあちこちで繰り広げられた

最初はシローくんの両手を、甲児くんとカイザーさんがそれぞれ繋いであげていたけど、シローくんがあんまりカイザーさんに懐くので、なんとなくヤキモチ焼いた甲児くんがカイザーさんと手を繋ぎたがった結果、気が付けばカイザーさんが真ん中になっていた

飲食物持ち込みOKだったので、お昼はカイザーさんお手製お弁当を仲良く食べる

食休み中に、シローくんが高校生になったらバイクの免許が取りたいことを甲児くんに話すと、甲児くんは無事に免許が取れたら自分のバイクをシローくんに譲る約束をしてくれた

お土産にカイザーさんはウサギのぬいぐるみを、シローくんはライオンのぬいぐるみを甲児くんからプレゼントしてもらった

今日はなんだか子ども扱いされるのが嬉しいシローくんだった

その夜、シローくんが寝付いたのを確認したカイザーさんが、小声で「わたしね、ちょっとだけお母さんになる自信がついたよ」と言ってきたので、甲児くんもちょっとだけお父さんになる覚悟が固まったのを自覚した

翌朝、出勤する甲児くんについて研究所へ帰るシローくんに、カイザーさんがお弁当を持たせてくれながら「またいつでも遊びに来てね」と笑いかけてくれたから、シローくんも満面の笑みでお礼を言った

 

 

 

あんまり詳しく書くと身バレする恐れがあるから暈すが、今日はちょっと「人ってこんな簡単に、死ぬ時は死ぬんだなぁ…」と思ったことがあったので、マジで日々悔いのないように生きなきゃいけないことを再認識したのね

というわけで、毎日ガチでおネコさまたちにご奉仕して、ガチでエロゲーに取り組んで、ガチでカイザーさんに萌えなきゃいけないんだと思ったのね

だから今日も今日とて、甲児くんとカイザーさんにまつわる妄想を暴走させておくのね

 

甲児くんとカイザーさんと世界名作劇場小ネタ

 

狼甲児くんと赤ずきんカイザーさん

森でちょくちょく見かける赤いずきんのかわいい娘が気になる甲児くん

お友達のZの前で話題に出すと、なんと「そらうちの孫娘やがな~」と言うではないか!

さっそくお近づきになれるよう取り計らってもらおうとするが、どうせならもっとドラマティックでロマンティックな出会いを演出したろ!と、何やら壮大な計画が始まることに…

ドキドキだけど胸キュンなサプライズ告白大作戦だったはずなのに、ここにプロ猟師が乱入してくることによって、事態は予期せぬ展開へ…!

 

王子さま甲児くんと人魚姫カイザーさん

前にお友達のウミガメZが網に絡まって困っていたところを助けてくれた甲児くんのことを、好きになっちゃったカイザーさん

どうにかして仲良くなりたくて、陸に上がるための足がほしいということを魔女さやかさんに相談すると、王子にはわたしの方が先に目を付けてたのに…とご機嫌を損ねてしまって、二本の足が得られる代わりに一時的に喋れなくなるまじないをかけられてしまった!

しかも、困ったことに王子から愛されなければ泡になって消えちゃう副作用つき!

さすがにそこまでするつもりのなかったさやかさんは泣きながら謝ってくれたけど、だからってどうにかなるわけでなし、とにかく王子と会わないことには始まらない!

と、勇気を出して、釣りをしに来た甲児くんの前にドキドキしながら出て行くと、なんと甲児くんはカイザーさんに一目惚れ!

こうして声も取り戻したし、足ももらえたし、泡にもならずに済んだカイザーさんは、甲児くんと末永く幸せに暮らしたのでした

 

お兄ちゃん甲児くんと妹カイザーさん

兄妹で協力し、知恵を絞って、プロのおやつストックからいかにバレずにつまみ食いできるかに全力投球なヘンゼル甲児くんとグレーテルカイザーさん

カイザーさんはビスケット一枚とかキャンディ一粒とか、ちまちまいくけど、甲児くんはマシュマロ一袋とか、クッキー缶丸ごととか、大胆にやる

見つかったら即!正座で死ぬほどお説教されるよ!

 

童話シリーズもそのうち創作してみてぇ…

絶対かわいいと思うんだ