甲児くんとカイザーさんの365日
5/1『恋の予感』
今でこそ他の追随を許さないレベルのラブラブ夫婦だけど、出会ったばかりの頃はそうでもなかった二人
甲児くんは乗っただけで気絶するわ、カイザーさんは制御してくれないから暴走するわで、ボッコボコになってるZとメッタメタになってる研究所を見て、揃ってはわわ…となった
ただでさえ肩身が狭いのに、甲児くんが「カイザーが俺の言うこと聞いてくれないんだ」とぼやいているのを聞いて、さらに居たたまれなくなるカイザーさん…
生みの親であるおじいちゃんから「孫をよろしく頼む」と言われていたのに、わたしってなんてダメダメなんだろう…としょげる
一方、甲児くんもカイザーさんに責任をなすりつけるような言い方をしたのが引っ掛かりつつも、自分の未熟さを直視するのも悔しくて、撤回できずにいた
毎日お見舞いに来ては「せっかく甲児さんに会えたのに、役に立てないわたしは捨てられちゃうのかなぁ…」とめそめそ泣く妹を見ていられず、Zは甲児くんを呼び出す
妹はまだ生まれたばかりで、自分の力をうまく制御できないのだから、サポートしてやるのがパイロットの役目だ、神も悪魔も超える妹を正しく導いてやるのが、相棒の責務だ、と優しく諭すZに甲児くんも心を入れ替え、いよいよ最後通牒を突きつけられるのでは…と怯えて逃げ回るカイザーさんを半日がかりでどうにか捕まえ、話し合いの場を作った
お前だけが悪いみたいな言い方してごめん、もしまたお前が暴走しそうになったら、その時は俺が絶対に止めるから、だからこれからも力を貸してくれ、一緒に頑張っていこう、とまっすぐ目を見て言ってくれた甲児くんに、カイザーさんは凍えていた心が一気にポカポカあったかくなるのを感じた
ようやく距離を縮められたカイザーさんと、もっと仲良くなりたくて、「甲児さんって呼び方は、どうも他人行儀でよくないよなぁ」と言うと「えっと、じゃあ…甲児…くん?」と首を傾げながら呼ばれて、甲児くんはなぜだか胸がドキッとした
…という話をニッコニコの妹から聞かされたZは、この二人…推せる!と確信した
ちょこっとIZUMO3のお話
カヤノちゃんを攻略完了
はえ~なるほどな~
嫁と妹が一つの身体に同居するし、何なら何十年後かには二人の魂が一つに混ざり合って新しい人格が生まれるって、これもう新しい近親相姦の形やろ…
IZUMO3は妹ゲーだった…??
それはそうと、どうしてみんな織姫ちゃんに甘いんだ??
力を貸し与えた人間同士が殺し合う様を、愉快な出し物感覚で見物していた女だぞ??
何かお辛い過去があった(ないとは言い切れんけど)というわけでもなく…
それなのに、どうして織姫ちゃんに肩入れしようという連中が後を絶たないのか、不思議ではある
今は栞ちゃん攻略中
わたしも物書きの真似事をしてるから、この気持ちはわかるつもり
でも、それでも一度は自作の小説を発表したこともあるし、主人公に励まされて、もう一度みんなに読んでもらいたい、と思えるようになった栞ちゃんは、やっぱり隠れメンタル強者だと思う
偉いぞ、栞ちゃん
あと、栞ちゃんとのHパターンを増やすために必要な本の回収なんだけど…
詳細に説明してくださってる攻略サイトさまがあったんだけど、その通りにやっても途中で詰んだから、一応、個人的な攻略法も記載しておく
もしかするとバージョンによって本棚の配置や仕掛けのハンドルの位置が変わるのかもしれないし、何が正しいのかわからないんだけど…
まず、一番奥の本は、道なりに進んで回収する
この時、ハンドルを回す必要は一切なし
特に本の近くにあるハンドルを回しちゃうと、後で袋小路になっちゃうから注意ね
左端の本は、概ね攻略サイトさまの情報通りにやれば取れるけど、一箇所くらい、ハンドルを触らずともいいところがあった…どこだったか覚えてないけど…
後は、これまた道なりに行くと真ん中の本も回収できる…はず
部屋を跨ぐからわかりにくいけど、行きたい場所から逆算してハンドル操作すると、たぶんどうにかできると思うよ
本来なら、今日中にIZUMO3を終わらせておく予定だったのに…!
寝落ちと本回収に時間を食ってしまったからチクショウ!