甲児くんとカイザーさんの365日
5/27『指文字』
後戯のお時間に、カイザーさんが指で甲児くんの手のひらに文字を書いて、何と書かれたかを甲児くんが当てるゲームをする
最初は簡単に、二文字からスタート
「すき」…「だい」…「すき」…
「わたし」…「あなた」…「あい」…「してる」…
もうそろそろ日付が変わろうかという時刻に、一つのお布団にくるまって、密着して、ひそひそ声で「どう?わかる?」「ええと…あ~、最後の一文字だけ、もう一回書いてくれ」「うん、いいよ~」とやり取りしながら、他愛もない児戯に耽るのがこの上なく幸せな二人
「次はちょっと長文だよ」という宣告を受けて、手のひらに全神経を集中させる甲児くんが読み取った文章、それは…
「いつも」「やさしく」「してくれて」「ありがとう」「また」「えっちなこと」「しようね」
…実際には最後の文節まで書き切ることはできなくて、もう一回戦
「ま、またっていうのは、また今度、って意味だよぉ…」と言いながらも、一切抵抗しないカイザーさんは、たっぷり愛されちゃうのだった
ふたごとへぶん!⑤
攻略完了
※ネタバレあり
それなりに個別ルートらしきものがあった(ような、なかったような)中崎姉妹に比べると、塚口姉妹の方はルート分岐の選択肢以降は、エンディングまで一っ走り、って感じ
なので、あっさり終われるんだけど…
中身は全然あっさりじゃなくて、濃厚こってり殺意マシマシNTRフルコースでプレイヤーを殺しにかかってきたわ…
だからNTRは用法用量を守って正しく摂取しないと人死にが出るって何度も言ってんだろ!?!?!?
安易なNTRはダメ、絶対!!!
予期せぬタイミングでNTR絨毯爆撃を食らった結果、鬱勃起でしか性的興奮を得られなくなってしまったかわいそうな紳士淑女が大量生産されたら、日本の未来はどうなると思う!?!?!?
遊びでやってんじゃないんだよ…!!!
まあ…ライターさんが我々エロゲーマーを駆逐する目的で入れたシーンではないことくらい、わたしにだってわかってるわよ
同時に手を出した双子ヒロインのうち、片方を選んでもう片方を切り捨てる…そんな非情な選択をせざるを得なかった我々(と主人公、及び選ばれしヒロイン)への救済として、敗者もきちんと幸福になったんだよ、という善意から書かれたシーンなんだってことくらい、わかってるわ
わかった上で言うわ
頭おかしいよ!!!
だったら最初から双子エンドだけ作ってりゃよかったんだよ!
作品のタイトル見ろよ!
まなかな双子に個別エンドしか用意されてないのもおかしいだろ!
双子×2のハーレムエンドはどこ行ったんだよ!
てめーは俺を怒らせた…
予告なしのNTRをぶっこんでくるゲームは、問答無用でクソゲー認定されても仕方ないってことを、わかってほしかった…(ブランド解散みある感想)
実際問題ね、フった女にカレシができたからってブチギレる権利はどこにもないって話なんですがね、んなこと言い出したら世の中からファンタジーは根絶されちゃうって話なんですよ
「もっといい男見つけて、幸せになってやる」って決意表明だけで、プレイヤーも主人公も勝手にいい方向へと考えて、独善的に救われた気になれるから、それでいいんですよ
所詮は人なんて思い込みの生き物なんですからね
なのに、あえてわざわざCG付きで、かつて愛した女の新しいオトコを見せられるこっちの気持ちにも、なってみやがれです…
とまあ、いくらでも呪詛の言葉は吐けるんだけども、あんまりやりすぎるとブログが特級呪物化しそうだから、この辺で勘弁したるわ
姉妹エンド(notハーレムエンド)の、過ぎ去りし時間は泡沫の幻にも似て無意味に傷つけ合っただけ、という無常観は結構好きだったけどね
メリバエンドでしか得られない栄養はある
ここからは総評
マジで何ゲーに分類すればいいのか悩む作品だったわ
双子ゲー…にしては、双子エンドが完備されていないし
抜きゲー…にしては、薄めたカルピスよりもうっっっすいシナリオが邪魔をするし
ハーレムゲー…にしては、最大3Pまでしかないし
虚無ゲー…にしては、NTRでぶっ殺そうとしてくるし
何なんだろうな…この「ふたごとへぶん!」というエロゲーは…
ある意味、並み居る電波ゲーとは一線を画す意味不明ゲーかもしれない
エロは単体だと美香8、知佳8、真菜11、加奈8
双子だとみかちか11、まなかな10
シーン回想にはCGイベント付きのイベントが全て登録される仕様だったので、とりあえずエロいのだけ抜き出して数えた
若干の数え間違いはあるかもしれん
こんな感じで黒背景のまま進行するシーンもちらほら
やる気ねぇのか…??
サブヒロイン…というか、攻略対象外の女の子はボイスのみの登場で、立ち絵すらない
当然、エッチなんてできるわけもない
ハーレム計画はどこいったんだよ…アイデンティティが崩壊しているよ…
エロの内容は悪くないけど、とにかく短い
さすがに某氏みたく、みこすり半でドピュドピュやらかしはしないけど、カップラーメンは作れないんじゃないかしら
まあ数だけは撃てるっぽいけど
半数くらいは前戯だけで終わってしまうシーンもあり、満足感が得られるかどうかは未知数である
もっと双子同士の絡みが見たかったゾ
汁スキーとして、精液の描写は…良くもなければ悪くもない…どっちかっていうと悪い寄り…かな??
量はともかくとして、質感がね…液体のりみたいじゃん
テキストは誤字脱字が目立つし、ボイスは言い直してる部分をそのまま収録していたり、言い終わった後に他のボイスが一文字だけ聞こえたり、プツプツ途切れる音が入っていたりと、全体的に(ドストレートですまんが)低レベルな仕上がり…
同人ゲーでももっとちゃんと作ってるわよ
絵は個人的に好きなタイプだっただけに、他の粗が目立ちまくったってのもあるかもしれない
でも、わざわざお金を出して、時間をかけてまでプレイするほどの作品ではない…と思った
お次はねこねこソフトの「ねこねこプレミアムBOX1」より「みずいろ」をプレイ中
アンインストール時にHDDを初期化していくスタイルはロックすぎる
攻略順は
麻美→むつき→清香→日和→雪希
の予定