甲児くんとカイザーさんの365日
6/1『耳かき』
カイザーさんに手伝ってもらって、宿泊研修の準備をバッチリ終えた甲児くんは、カイザーさんの膝枕で至福の耳かきタイムを満喫中…
甲児くんのツボを心得たカイザーさんの耳かきテクは、甲児くん的無形文化財に余裕で登録されるほどに尊い…
カイザーさんも甲児くんに耳かきするのは好きらしい
何でも「いつも甲児くんにはいいようにされちゃってばかりだけど、こうしてる時は、攻守逆転してるみたいで楽しいんだ~」とのこと
つまり、どういうことかというと…耳に優しく「ふー…っ」と息を吹きかけられると、ふおおおおお、とゾクゾクが止まらなくなる甲児くんに、カイザーさんは面白がって何度もふーふーしてくるのだ
…いや、それにしても…今夜はなんか…いつもよりしつこいような…
だーもー辛抱できん!!!となった甲児くん、隙をついて身を起こすと、その勢いでカイザーさんをお布団に押し倒す
直球で「…誘ってるよな?」と聞くと、カイザーさんは恥ずかしそうに、でもはっきりと「…うん。甲児くんが帰ってくるまで寂しがらずに済むように、今夜はいっぱい、甲児くんをちょうだい」と言うので、甲児くんは移動中に爆睡かます前提で睡眠時間を計算するのだった
みずいろ④
むつき攻略中
※ネタバレあり
むつきちゃん攻略中…っていうか…
いやでも、攻略サイトでもむつきって書かれてるし…パッケージ裏面でもむつきってなってるし…
でもこれ、妹さんの方だな…!?
ふーむ
本来の妹さんはお転婆な性格で、だけど小さい頃に主人公が「大人しい方が好き」って言ったのを聞いてから、姉を真似て物静かな娘になった…と
そんな十年近くも前のことを引きずり続けるものだろうか、と思わなくもないけど、もしかすると…もう彼女の中から本来の妹さんの人格は、偽りの人格に上書きされて消えかかっているのではないのだろうか??
猫を被り続けてるうちに、どっちが本当の自分かわからなくなる…みたいな??
じゃないと、さすがに再会できるかどうかも不明な初恋の男の子が、ポロッと言った一言に縛られ続けるものなのか…っていうね
まあ…カレシカノジョでもないのに、朝っぱらから校門でこっちが登校するのを(遅刻しそうになっても)ずっと待ってたり、頼んでもいないのに放課後になるとダッシュで教室まで迎えに来たりと、だいぶグラビティなところがある娘のようだから、それも一つのストーカー気質の表れと取れなくもなくもない…かもしれない
重いっていうか、怖いのよ
それはそうと、個人的にはこっちの(暫定)むつきちゃんより、他のヒロインルートで会える(暫定)むつきちゃんの方が好き
だって、こっちのむつきちゃんって
台詞の三割がこれ系の言い淀みパターンで
二割がこれ系の謝罪パターンで構築されてるんやぞ…
こんな娘と話してても、何も楽しくないに決まってるやろ…
「大人しい娘」という属性を否定してるわけじゃないよ、わたしもそういう控えめな乙女は好きだし
ただ単に、会話の内容が貧相すぎるってだけよ
たぶんもう二割は「は、はい」という追従パターンで占められてるんじゃない??
そうなると、まともな会話のキャッチボールは、残り三割ぐらいしかないと思われる
botでも、もっとましな会話パターン持ってそう
そして、そんなむつきちゃんのパーソナルは、この「みずいろ」ってエロゲーの、何でもない日常を何となく過ごすってコンセプトに、悪い噛み合い方をしている
ぶっちゃけ、ただでさえつまらん日常パートを、よりつまらなくしてるのよね
萌えゲーは萌えられないと途端に虚無ゲー化するが…「みずいろ」もそうなのか…
日常パートが魅力的な学園モノって他にもいろいろあるから、わざわざ「みずいろ」を勧めたくなるような、ねこねこソフトの底力を見せてくれよ…!