甲児くんとカイザーさんの365日
6/3『研修二日目』
『甲児くーん、朝ですよー、起きてくださーい。今日も一日、お仕事頑張ってねぇ』
という、この研修のためにわざわざカイザーさんに吹き込んでもらったスマホのアラームで起床し、朝からごはんがおかわりできちゃうくらい元気爆発な甲児くん
同室のメンバーには生あたたかい目で見られたけど、何も気にならないよ!
研修中は話についていくのに必死でそんな余裕もないものの、ふとした瞬間に頭の中を占めるのはカイザーさんのことばかりで、ついつい(今頃どうしてるかなぁ…)とか考えてしまう
一方カイザーさんは、朝からずっと内職に励んでいた
甲児くんも頑張ってるんだから、わたしも頑張らないとと、休憩も挟まずぶっ通しで五時間くらいずっとお花を作っていた
甲児くんがいないとごはんを作る意味もないので、自分の栄養補給は適当な野菜で作ったスムージーで済ませ、午後からもお花職人になろうとした矢先に、来客が
誰だろ…と玄関を開けると、駅前で買ったらしいプリンを手にしたお兄ちゃんが「よっ」と手を上げている
何でも、甲児くんから「カイザーが寂しがってるかもしれないから、話し相手になってやってくれ」と言われて、来たらしい
離れてても伝わる甲児くんの優しさに、胸がキュン…とするカイザーさんだった
その後、適当に三時間ほどお茶して(もはやお兄ちゃんの口癖になっている「いつ子ども作るねん」が話題のメインになって、ちょっと疲れた…)からの帰り際、お兄ちゃんが「二人が離れとる今しかできへんイチャつき方、伝授したるわ」と言うので興味津々で聞いてみたけど…
そんな恥ずかしいこと、できっこない!!!
その晩、電話口に出たカイザーさんはなんだか挙動不審で、Zのやつ何やらかしたんだ…と甲児くんは相棒のしたり顔を夜空に思い浮かべた
みずいろ⑤
むつきエンド~清香攻略中
※ネタバレあり
進藤ちゃんの攻略完了!
…攻略…完了…??
彼女は本当に「進藤ちゃん」だと言っていいのだろうか??
我々が知っている進藤ちゃんと、果たして同一人物だと考えて差し支えないのだろうか??
結局エピローグでも姉の真似をやめなかった彼女は、本来の彼女とは別人になってしまったんだろうか…
つまり過去編での主人公の何気ない一言が、幼い進藤ちゃんの人格を消去してしまったのか…
ややこしいので、こっちの進藤ちゃんをB、本来の進藤ちゃんをAとして話すね
主人公が見てるのは、好きなのはわたしじゃなくて姉なんじゃないか、と不安がるBに、最後なんかいい感じにキスして終わったけど、結論としては「それはそう」でいいのよな??
だって、主人公はAに対しては苛立ちしか感じないんだもんな??
うるさい、やかましい、そこにいるだけで腹が立ってしょうがない、黙らせるためには暴力に訴えても問題ない、ってのが、主人公のAに対する素直な感情だもんな??
つまり進藤ちゃんが主人公に愛されようと思ったら、AではなくBにならないといけない、ってことだもんな??
えぇ…(困惑)
なんか…それって、進藤ちゃんとの恋愛ストーリーだと言っていいものなのだろうか
すげぇもやるんだけど…
まあ…Aからしても、主人公なんてクソどうでもいいその辺に転がってる石みたいなものなんだろうけども
進藤ルートとは何だったのか
進藤ちゃんじゃない進藤ちゃんとイチャイチャして、プレイヤーは楽しいのだろうか??
わたしには…よくわからなかった…
ていうか、最後まで彼女の本当の名前がわからなかったんだが
どこまで進藤ちゃんは愚弄されるのか??
おまけシナリオで判明するのかな
wikiによると、さつきちゃん、って言うらしいね
…へえ…結構特殊ないきさつで名前が決まったんだなぁ…
…ていうか、Aも主人公のこと好きなの??
マジで??
そんな素振り、あったかなぁ…だからどれだけ殴られようとどつかれようと話しかけてくるのか…??
そう考えると、なんかちょっと健気かもしれん
そして主人公の「万死に値するメーター」の目盛りがぐんぐん伸びていく
あいつほんと、三回くらいしねばいいのに
お次はサテキャの使い手である清香ちゃんを攻略中
砂絵って楽しいよね、わかる