甲児くんとカイザーさんの365日
6/6『朝から晩まで』
あらかじめ今日は有休を取っておいた甲児くんは、朝からずーっとカイザーさんにひっついていた
全裸で
というのも昨日の夜、三日ぶりのカイザーさんの手料理を食べながら、明日は何かやりたいことないかとカイザーさんに聞くと、十分ぐらい言い淀んでから「あのね…いっぱい…してほしい…かも」と言われ、何を?と首を傾げてたら、これまた十分ぐらい迷ってからの「お、お正月の…時みたいに…」との返答に、もしかして…と姫はじめの時のアレかと問うたところ、ビンゴだったのだ
カイザーさん的にはエッチなことがしたいというより(それもあるけど)も、離れていた時間を埋めるように隙間もないくらいぴったりひっついていたい気持ちの方が大きくて、甲児くんもそれはわかってるから、エッチなこともしつつ、言語面でも身体面でもコミュニケーションを重視する
ちょうど今ぐらいが、素っ裸で過ごすには最適な気温だしね!
後ろから抱きつかれた状態で料理してるカイザーさんが「動きづらいよ~」と全然困ってない風に笑いながら言うので、甲児くんも笑ってたら、ふいにカイザーさんが「…あ」と動きを止めた
どうしたんだろう?と様子を窺ってると、急にもじもじし出したカイザーさんの「…こ、甲児くんの…中から…出てきちゃったよぅ…」という発言と、太ももをとろりと垂れていく精液の図のコンボに甲児くんはたちまちやる気メーターが振り切って、料理を中断してもらうとカイザーさんをお布団までエスコートしていったのだった
みずいろ⑦
日和エンド
※ネタバレあり
ポンコツ幼なじみの日和ちゃんを攻略完了!
たぶん、恐らくは、もしかしなくても、感動できるシナリオだったのだろう
気軽に生霊飛ばしてんじゃねぇとか、子どもの頃は膝丈まであったスカートが今だとお尻がちょうど隠れるか隠れないかぐらいまで小さくなってるのに着るのは無理があるだろうとか、パンツはもっと無理だろうとか、どうして隣町とかいう頑張れば子どもの足でも行けなくもない微妙なところを今生の別れみたいな演出付きで引っ越す場所に選んだのかとか、幼心に相手のことが好きで離れ離れになった時には泣くほどだったのに電話なり手紙なりで交流を続けようとしなかったのはなぜなのかとか、冬の寒さは感じないのにセックスの快楽や痛みを感じる霊体ってのはどういう仕組みなのかとか、いろいろ思うことはあったけども、それでも主人公が日和ちゃんのために周囲の目も気にせずデートに連れて行ってあげたところは、わたしもそれなりに「やればできるじゃねぇか…」と見直したんだけどもね
俺んちのクローゼットにバレンタインのチョコをこっそり入れておくのはヤメロ!!!
それはもう遅効性のトラップみたいなバイオテロよ!!!
虫が湧くじゃろうが…嫌がらせのレベルが高すぎる…
日和ちゃんにそんな意図はなかったんだろうけど、下手すりゃ異臭騒ぎだったり虫の大量発生だったりで思い出のクローゼットを処分するって話にもなりかねんと思うのよ
主人公も主人公だろう…なぜ気付かないのか…
チョコって腐りにくいらしいけど、普通に真夏には溶けるのでは??
そしたらにおいそうな気もするが…
しかも、エンディング直前のシーンで、日和ちゃんが作ったままのハート形を維持していたのも想像を絶している…
チョコも時空を超えたのか??
チョコの生霊だったのか??
それほんとにチョコか??
そういうことを考えてはいけないのか??
なんかこう、ちょっと気になり始めると、そればかりが思考を埋めちゃうのよね
悪い癖だとわかってるんだけどね
でも「細けぇことはいいんだよ!」と思えないってことは、結局そこまでってことなんだろうね
ルート突入直後は「運命の分岐点となったあの日、幼い主人公によって日和ちゃんがクローゼットに閉じ込められたまま死亡した世界線」が始まったと思ってワクワクしたんだが、よくよく考えなくても、そんなエロゲーは嫌だな、うん
ジャンルが変わるわ
んで、なんで日和ちゃんの生霊は消える時にその辺をびしょびしょにしていったの??
なんか漏らしたの??
タクシー運転手が夜道で乗せる女性の幽霊は入水自殺したわけでもないのに消える時にはシートを濡らしていく、というテンプレを雑になぞってみただけなの??
うーん、なんだかなー