お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

スローモーション 落とすカバン 目が合う一瞬

甲児くんとカイザーさんの365日

6/27『台所で…』

 

目隠しプレイは失敗したけど、マンネリ防止の努力は続けたい(杞憂の塊)カイザーさんのため、甲児くんが考え出したのが「シチュエーションの変更」作戦だった

その内容とは、いつもはお風呂に入ってお布団敷いて、さあやるぞ!って感じで始まるところを、日常の何気ないワンシーンから夫婦の営みに発展させてみる…というもの

でも、いきなりだと心の準備ができないかもしれないから、慣れないうちは事前にどのタイミングで襲うかあらかじめ教えておくという、予告ドッキリも真っ青のバレバレスタイルでいくことに

初回は「お料理中のカイザーさんにイタズラしちゃうぞ」シチュということらしいけど…あからさまにこっちを意識して、何度もチラ見してきては目が合ったら合ったで慌てて前を向くカイザーさんがかわいすぎる

調理が一段落したあたりで、そろそろいいかな…と後ろからそっと抱き締めると、わかりやすくドギマギしてるカイザーさんが、噛みまくりながらも訴えてきたことは「お、お料理するたびに…お、思い出しちゃって…へ、変な気分に、な、なりそう…」とのこと

正しくそれが狙いだもんで、耳元で「ムラムラしてきたら、その時は教えてくれよ?いつでもしてやるからさ…」と囁くと、それだけでふにゃふにゃになってしまうカイザーさんなのだった

 

 

 

今日は保護者の甲児くんと幼児なカイザーさんが、ひたすらアイスを食べるだけのお話

ちょっと気が早い夏ネタ

ちびっ子が相手なので、基本的にはほのぼの

全体的にオチはない

 

 

 

・スーパーカップ(バニラ味)

 

「やっぱりバニラは定番だよなぁ」

「ねーねーこーじくん、かいざぁふりかけほしい」

「ふ、ふりかけぇ?アイスにか…?…のりたまとか?」

「ちがうよぉ。いろがいっぱいのやつと、きらきらしたやつだよぉ」

「色…キラキラ…あ、あーあーあー、これな。そう言うと思って、買っといたぜ」

「わーこれー!これすきー!」

「こっちのカラフルなのがカラースプレーで、こっちの銀色のがアラザンっていうんだ」

「からーすぷれーと…あらじん?」

「そりゃ魔法のランプだ」

「こないだいっしょにてれびでみた」

「そうそう、よく覚えてるな」

「にへへ」

 

パピコ

 

「ん~…」

「(もみもみ)」

「んん~…」

「(もみもみ)」

「んんん~…ぷは!こーじくん!ちゅーちゅーしてもなかみがでてこない!このぱぴこ、ふりょーひん!」

「んな硬いの吸っても出るわけねーだろ…ほら、柔らかくしてやったから、こっち吸えよ」

「わ~ありがと~」

 

・ダブルソーダ

 

「かいざぁがわる!わりたい!かして!」

「え~?ちゃんとキレイに割れるのか~?」

「できる!」

「…じゃあ、任せたぜ」

「あい!…むん!(パキッ)…あ」

「あー…やっぱり…」

「へんなわりばしみたいになった…」

「しょうがねぇなぁ…カイザーはこっちの大きい方な、俺はこっちの小さい方でいいよ」

「こーじくんやさしい…にへへ。だぶるぜーた、んまい」

「ゼータじゃなくて、ソーダな」

 

・かき氷

 

「いろんないろある」

「カイザーはどれが好きだ?」

「どれもすき~。でもいちばんすきなのはぁ、みぞれ」

「渋いな…」

「こーじくんは?」

「俺は…メロンとか、ブルーハワイとか…」

「ぶるーはわいって、なんのあじがするの?」

「何だろうな…ハワイの…味…?」

「はわい。かいざぁしらない」

「外国だよ、海の向こうにある国だ」

「はわいのあじは、くにのあじ

「ま、まあ、細かいことはいいじゃねぇか。練乳、かけるだろ?」

「かけるー!はみだすくらいかけるー!」

 

チューペット

 

「かいざぁがわる!わりたい!かして!」

「またか…まあ、これなら変な風には割れないだろうし…ほれ」

「んんん~…えい!(ポキッ)…あ」

「これなぁ、真ん中残るんだよなぁ」

「えい、えいえい」

「こら、ヌンチャクみたいに振り回すな!」

 

雪見だいふく

 

「わぁ~…あいすなのにもちもちしてる~…」

「今日みたいに暑い日もいいけど、冬の寒い日にさ、こたつに入って食べる雪見だいふくもうまいよなぁ」

「はんぶんこ?」

「ああ、半分こだ」

「もちもち…もちもち…おもしろい」

「遊んでないで、溶けないうちに食べろよ」

「ねーねーこーじくん、かいざぁのほっぺとどっちがもちもちしてるかな」

「んー…(ぷにぷに)」

「わわわ、くすぐったい」

「カイザーの方かな…(それにしても、なんで超合金がこんなにぷにぷにしてるんだろう…?)」

 

ガリガリ君

 

「んまんま…んゆ?ぼうになにかかいてある…」

「お、当たり棒じゃねぇか。よかったなカイザー、もう一本食えるぞ」

「ほえ?」

「当たりが出たらもう一本ってさ、お店に持って行ったら、ただでアイスがもらえるんだぜ」

「え…ええええええ!?」

「そ、そんなに驚くことか…?」

「だ、だって…ただでたべたあいすもあたってたら、またあいすがもらえて、もしまたあたりがでたら、またまたただでたべられる…ということは…しょくのえいきゅーきかん…かへいけいざいのほーかい…」

「…そんなには当たらないから、安心しろ」

 

白くまアイス

 

「アイスとフルーツの組み合わせって、なんか贅沢だよなぁ」

「おかねもちになったきぶん」

「ははは、いいなそれ」

「でも、なんでしろくまっておなまえなの?」

「…何でだろうなぁ。特に気にしたことないけど…あ、そういや昔テレビでさ、動物園の白熊が果物が入ってる氷をもらってるところ、見たことあるな」

「かいざぁ、ほんもののくまさんみたことない」

「そうか…外出許可が下りたら、動物園、行ってみるか?」

「いきたい、いく!おでーと!」

「デート…ねぇ…」

 

・スイカバー

 

「む~…(カリカリ)」

「?何やってるんだ?」

「すいかのたね、とってる」

「へ?」

「しろーくんいってた、すいかのたねのみこんだら、おへそからすいかがはえてくるって。ぎがんとみさいるよりおっきなすいかがでてきたら、かいざぁのおへそこわれる」

「あはは、そりゃ迷信だし、そもそもこの種はチョコでできた偽物だぜ」

「うゆ?ちょこ?にせもの?」

「そうそう、だから食べたって何も問題なし。カイザーがいらないんなら、俺が種のところもらおうかな~」

「だめー!このたね、ぜんぶかいざぁの!」

 

アイスの実

 

「むらさきはぶどうのあじ、きみどりはきいろいぶどうのあじ

「黄緑はぶどうっていうか、マスカットな。…昔は、もうちょいいろんな味が入ってたけどなぁ」

「…それって、しょーわのはなし?」

「いや、そこまで古い話じゃねぇけど…」

「かいざぁ、ときどきこーじくんとじぇねれーしょんぎゃっぷをかんじる」

「…悪かったな、昭和生まれで。どうせお前ほど若くねーよ」

「でも、かいざぁはあねさんにょーぼーっぽいっていわれる」

「あ、姉さん女房~?誰がそんなこと言ってるんだよ。てか、女房って何かわかるのか?」

「わかんない。にょーぼーってなに?」

「…奥さんって意味だ」

「おくさん?かいざぁ、こーじくんとけっこんするの?」

「いや、それは…うーん…?」

 

ピノ

 

「突然だけど、算数の勉強だ。箱の中に全部で何個あるか、わかるか?」

「んーと、ひい、ふう、みい…むう!」

「やるな、正解だ。次はちょっと難しいぜ。6つのピノを俺とカイザー、二人で半分に分けたら、カイザーは何個食べられる?」

「いつつ!」

「何でだよ、半分に分けるんだぞ?」

「こーじくんとかいざぁでわけっこしたら、こーじくんがひとつ、かいざぁがいつつたべる」

「だから、半分だって」

「…じゃあ、こーじくんがふたつで、かいざぁがよっつ。これいじょうはじょーほできない」

「こ、この食いしん坊め…」

 

・チョコミント

 

「…俺、これ苦手なんだよなぁ…」

「んまんま、んまい」

「えぇ~…うまいかぁ…?歯磨き粉みたいな味するじゃねぇか…」

「そこがいい。おくちのなかすーすーして、きもちいい」

「わかんねぇ…」

「むふふ、こーじくんはまだまだおこさまだから、ちょこみんとのよさがわからない(ドヤァ)」

「(ドヤ顔もかわいいんだよなぁ、こいつ…)」

「かいざぁはおとなだから、よさがわかる。おこさまのこーじくんとはちがう(ドヤァ)」

「…ふーん、じゃあ大人でミント味の良さがわかるカイザーは、ちゃんと歯磨きもできるんだよな?」

「…う…それは…またべつのはなし…」

「おっと、逃げようったって無駄だぜ(ガシッ)」

「わーわー、おーぼーだー」

 

・おっぱいアイス

 

「おっぱい!」

「女の子がデカい声でおっぱいとか言うんじゃねぇ」

「…おっぱい」

「小声でもダメだ。…ほら、気を付けて食えよ。うかうかしてると中身が飛び出す…」

「わー」

「…って、言ってる傍からかよ…」

「べとべと」

「ちょっと待ってろよ、何か拭くものは…」

「ねーこーじくん、しろくてどろどろしたのでべとべとするよぉ」

「…」

「むー…たれてきたよぉ…めにはいる…」

「(…なんか…ちょっと…)(ムラッ)」

「…こーじくん?はやくふいてぇ」

「え?あ、ああ、えっと…すまねぇ、ボーっとしてた…」

 

・バニラソフト

 

「うまくやらねぇと、真ん中で折れちゃうんだよな」

「おれた」

「だと思った」

「ふたにあいすたべられた…」

「俺のと換えてやるよ」

「こーじくん…ありがとぉ。でも、それだとこーじくんがはんぶんしかたべられない」

「んなことねぇよ。こっちはスプーンですくえばいいんだからさ」

「おー…こーじくんはてんさい!かしこい!あたまいい!」

「そ、そんなに褒めるなって…」

 

・チョコモナカアイス

 

「こーじくん、はやく、はやくぅ」

「ちょっと待ってろ…よっと。よし、割れたぜ。ほらよ」

「たべやすいおおきさ、んまんま」

「ボリュームあるからな、全部は食べるなよ。晩飯前に腹いっぱいになっちまう」

「だいじょーぶ、おんなのこにはあまいものせんようのべつばらがある」

「どういう仕組みなんだろうな、別腹って」

「…いがたくさんある?」

「牛かよ…」

「あれ?こーじくんはわらずにたべるの?」

「まあ、俺はお前より身体も大きいし、大人だからな。全部食べたっていいんだよ」

「ずるいー!かいざぁもべつばらー!」

「ダメだ、残りは晩飯の後に食べりゃいいだろ」

 

・番外編 トルコアイス

 

「わ、わ、わ」

「…」

「あれ?あれれ?」

「…」

「ぬおー」

「…」

「ふぬっ、くぬっ」

「…」

「にゅあああああ」

「…」

「むきー!」

「(一生見てられるな…こいつの反応込みで…)」

 

 

 

めちゃんこ暑くなってきましたのでね、ちゃんと水分取って、冷たいものも食べて、熱中症にならないように気を付けましょう!