お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

月に背を向けた弱竹の我が侭な私許してね

甲児くんとカイザーさんの365日

7/5『発情期』

 

カイザーさんがシローくんを連れてお買い物に行ってる間、協力して換気扇の掃除をしていた甲児くんとZだけど、甲児くんが度々腰をトントンやってるのを見て「…人間は万年発情期で大変やのぉ」と、ボソッと呟かれる

「…なんだよ、急に」「べっつにぃ~どうせ昨日もワイの妹と遅くまで助平なことしよったんやろ」「いいだろ別に…夫婦なんだし、合意なんだし…」「ほーん、ほの割にはなんでまだ赤ちゃんできんねん。動物の発情期いうたら、子孫繁栄のための大切な期間やんか」

油汚れのひどいところをゴシゴシやりながら、なおもぶつくさ言ってるZを、掃除の手を止めてじっと見つめる甲児くん

「おん?」と振り向いたところに「…そのことなんだけどさ、年内には…一人目作ろうか、って…カイザーと話してて…」と、想定外の一撃を食らって腰を抜かした

「マジかいな!」「どういう心境の変化やねん!」「ドッキリちゃうやろな!?」と矢継ぎ早に言いたいことをぶつけてくるZに、何となく照れくさいものを感じつつ質問に答えていると、どうやらほんとのほんとに本気らしいと悟ったZがフラフラしながら立ち上がり、換気扇の掃除を再開しながら「…ほな、帰ったらすぐにでもお赤飯の炊き方、調べとくわ」と言うが早いか目頭をもみもみし出すので「…いろいろ心配かけて悪かったな」「ほんまやで…ワイの相棒はいつからこんなにヘタレになったんかと呆れとったんやからな」「ひでぇ言い草だなぁ」「自業自得や」と、長年の友情を忍ばせる気の置けないやり取りの最後に「甲児くんにもいよいよ正しい意味での発情期が来たんやなぁ」としみじみ言われて、情緒もへったくれもない言い方に甲児くんは大笑いした

 

 

 

BLUE③

~7/13(鈴子ルート)

 

※ネタバレあり

 

 

 

この話題が出た瞬間から、嫌な予感がひしひししていたんだが…

 

 

いやいやまだわからんぞ、小さい頃に大きいわんわんに追いかけられて…みたいな、かわいい(本人からしたらシャレにならんけど)トラウマがあるのかもしれないじゃん??

判断が早い!

…なんて、自分を鼓舞しながらマウスをクリックしておったんじゃが…

 

やっぱりか…やっぱりなのか…

「みずいろ」の麻美先輩といい、鈴子ちゃんといい…なぜこうも先輩ヒロイン×小さな命にまつわる悲しいエピソードを読まされなきゃいかんのか…

わたしが何か悪いことしたんか??

普段から性格の悪さが露呈するような暴言を連発しているからなのか??

あのくらいは表現の自由の範疇だと思ってますけども??

 

麻美先輩の時にも書いたけど、ある一定の分野における過激思想持ちに、この手のエピソードはめっちゃ効くのよね

今後ヒロインとの関係において、どんなにイイハナシダナーが繰り広げられたとしても、でも〇〇だったんだよね…と思った瞬間に、百年の恋も冷めるのよね

そういう不純物を混ぜ混ぜされた時点で、わたしにとって鈴子ルートの価値は一瞬にして無になったのよね

あと、ついでにライターさんへの信頼も地に落ちる

 

何だろうなぁ、ああいうエピソードを悪気もなさそうに書けるのって、愛護精神が不足しているなんて単純な説明で片付けてもいいんだろうか

わたしも結構冷たい人間だと自分で思ってる方だし、今もアフリカでは飢餓で何人もの子どもが云々かんぬん言われても、現実ってそんなもんよね、で終わらせちゃうとこあるけど、でもだからって目の前で今にも飢え死にしそうな人がいたとして、それを黙って見過ごすほどの人でなしではないよ

テレビの向こうの話と、直面してるリアルとは別物でしょ??

なのになぁ~なんだかなぁ~

傘を貸してあげたくらいで善行やったみたいに描写するのは違うと思う、あんなのは偽善未満の、責任からの幼稚な逃避行動でしかないと思う

過去の子犬の件も含めて、人生の折々で思い出しては死ぬまで後悔に苦しむべき案件だと思う

赤信号もみんなで渡れば怖くないのかもしれないけど、通りすがりの人たちはモブでしかない書き割りの存在だから許すも許さないもないのであって、でもあなたたちは一人のヒロインと主人公としての存在感の大きさを持っているから槍玉に上げられているのであって、だからまあ、精々生まれの不幸を呪ってよね

 

というわけで、以降わたしが真っ当に鈴子ルートに関する感想を書けるかどうかは怪しいので、先輩の話はここまでにしておきますわ

一応、最後まで攻略はするけどね、もう何の感慨も湧かん