お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

高鳴った鼓動 聞こえちゃいそう

甲児くんとカイザーさんの365日

7/15『赤ちゃんのこと』

 

今日は月に一度の兄妹で出掛ける日

お兄ちゃんの奢りで、ちょっとお高めのこじゃれたレストランでランチしながら、話題に上るのはもっぱら赤ちゃんのこと

「な~な~もうできたんか?」「もう…まだだよぉ」「なんでやねん、すぐできるんやろ?人間と違って、百発百中なんやろ?」「そういう言い方はちょっと…」とか何とか、あまり人前でするような話ではないと恥ずかしそうな妹に、お兄ちゃんは構わずグイグイいく

「はよこの腕に甲児くんとおまえの赤ちゃん抱かせてくれや」「いつまでお兄ちゃんのこと待たせんねん」と、追撃の手を緩めないお兄ちゃんに、妹は「はぁ…」と一つ大きな溜息をついた

それから、おもむろに「あのね、お兄ちゃん」と話し出す

「子どもっていうのはね、わたしが一人で作るものでもなければ、ましてや育てるものでもないんだよ。これから先、長い時間をかけて、甲児くんと一緒に協力していかなくちゃいけないの。だったら、ちゃんと甲児くんの気持ちも尊重しないといけないでしょ?そりゃわたしだって、甲児くんの赤ちゃん産むの、ずっと夢だったんだもの…早くほしいな、って思ってるよ。でも、そんなわたしの気持ちだけを一方的に押し付けたくないの。甲児くんとわたし、二人の準備が整って、初めてできることなんだよ。だから、お兄ちゃん、この件であんまり甲児くんのこと急かさないでよね」と、ガチめのトーンで説教されて、お兄ちゃんはシュンと項垂れるしかなかった

その様子を見て、ふっと雰囲気を和らげた妹が「…お兄ちゃん、いつも気にかけてくれてありがとね。甲児くんもわたしも初めてのことだから、お兄ちゃんにいっぱい頼ると思うけど、その時はよろしくね」と笑った

途端に有頂天になるお兄ちゃんは(このアメとムチの使い分けに、甲児くんはメロメロなんかぁ~)と納得しきりだったけど、実際の甲児くんはアメしかもらってないのである

 

 

 

甲児くん×カイザーさん人外パロ妄想第三弾・吸血鬼甲児くん×オートマトンカイザーさんネタまとめ

 

 

 

・吸血鬼

 

闇を統べる、夜の支配者

人間よりも力が強く、身体も丈夫で、治癒力も高い

不老かつ不死だが、死なないわけではなく、ちゃんとした道具を使えば特別な能力を持たない人間でも殺すことができる

弱点も多く、基本スペックほど凶悪な存在ではない…と見せかけて、厄介なのは身体能力ではなく習性の方だった

食事としてだけではなく、性的な興奮が一定値を超えると、吸血衝動を抑え切れなくなる

吸血された相手は眷属となり、吸血した吸血鬼の命令には絶対服従する他、人でもなく吸血鬼でもない半端ものに生まれ変わる

半端ものゆえ、パワーもタフネスも純血の吸血鬼には及ばないが、吸血衝動だけは純血種を上回り、より本能的な行動を取るようになるため、一般人に対する危険度は純血種よりも上昇する

半端ものに血を吸われても半端ものにはならず、普通に失血死する

極稀に、傷口から逆流した唾液に含まれる吸血鬼の因子に適合する者がおり、その場合は半端ものではなく、純血種の吸血鬼へと身体が作り変えられる

そのため、吸血鬼は仲間を増やす目的でも吸血を繰り返すが、適合できる可能性は非常に低く、一人の吸血鬼が生まれる過程で大量の半端ものと一般人の犠牲者が出る

セックスによって子どもができるのは、純血種同士のみ

半端ものや人間と交わると、死産となる

…とまあ、とにもかくにも一般人からすれば傍迷惑この上ない生態と、『半端ものどもを集めた俺さまの王国を作る』というクソバカが一定の周期で発生したため、法王庁麾下の治安維持組織に殲滅された

 

と見せかけて、かつての大虐殺を辛くも生き延びた少数の吸血鬼は、今も各地で細々と人間に紛れて暮らしている

 

 

 

・始祖

 

吸血鬼の生みの親

その正体は、政争に負けて異星から逃亡してきた一組の兄妹

要は宇宙人である

二人は流れ着いた先の地球でそれぞれ恋仲になった相手と家庭を築くこととなったが、その際に兄妹の因子が原住民である人間の遺伝子と反応し、彼らの子どもは吸血鬼となった

兄妹のいた星では吸血行為は一種の愛情表現として定着しており、最初は何も不思議に思わなかったのだが、子どもが大きくになるにつれて吸血量も増えていき、また交流していた人間たちから「血を吸うなんて不気味な化け物だ」と異端視されるようになって、初めて自分たちの異常性を知ったが、その時には既に半端ものとなった己の配偶者と村人たちによって、人類史上最初の吸血パンデミックが始まっていた

兄妹は自分たちの責任だから何とかしなければ、と考えてはいたものの、彼らにしてみれば吸血鬼と半端ものは皆我が子のようなもの…どうしても手にかけることができず、被害は広まる一方だった

やがて兄妹は罪の意識と良心の呵責に耐えられず、かといって事態を収拾する勇気も持てず、人知れず自害する道を選んだ

吸血鬼間で始祖の存在は神格化されており、始祖について詮索したり実態を暴こうとする行動はタブー視されている

 

 

 

・甲児くん

 

見た目年齢と実年齢がイコールの、地球上で二番目に若い純血種の吸血鬼

数百年に及ぶ隔世遺伝の結果、始祖の血が色濃く出ており、ニンニクや太陽の光、十字架、聖水、銀器など、吸血鬼の弱点となりうるものに対する耐性が異様に高い

食事としての血液も、月一程度の摂取で事足りる

現代でも思い出したように行われている吸血鬼狩りで純血種だった両親を亡くし、祖父も攪乱のために別行動を取ることになり、その後の行方は分からなくなっている

そのため、今ではたった一人の肉親だと思っている弟のシローくんのことを、とても大事にしている

お年頃なので、とにかく彼女がほしい、あとエッチなこともしたい

…ほしいししたいけど、これまで吸血鬼の生態について嫌というほど教えられてきたし、弟のためにも目立つ行動は取らない方がいいとお目付け役にも言い聞かされてるし、ムラムラしてくると無性に血が吸いたくなるという経験も山ほどしてきたので、一生独身で童貞なんだろうな~…と、半ば諦めの境地に達している

でも、弟には好きになった人と幸せな恋をさせてあげたい、と思っている

青春真っ只中の高校二年生

 

 

 

・シローくん

 

甲児くんの弟で、地球上で一番若い吸血鬼

やたらめったら頑丈なお兄ちゃんに各種弱点への耐性を吸われたんか??ってぐらいの虚弱体質

一応、不死身ではあるけれど、そのせいで「死んで楽になれない」という二律背反に悩まされている

甲児くんから学校の話を聞くのが、毎日の楽しみ

一日三食、血を飲まないとすぐにぶっ倒れるくらい、ひ弱

 

 

 

・鉄也さん

 

兄弟の後見人にして、甲児くんのお目付け役

成人済み

おじいちゃんが千年単位で築いてきた兜家の財産を管理・運用しつつ、法王庁の目から兄弟の存在を隠すべく、日夜暗闘している

元々は教会側の人間だったけど、数年前の吸血鬼狩りにおいて味方側の作戦により殉職しそうになっていたところを兄弟の両親に救われ(その出来事が結果的に両親の死に繋がった、甲児くんは知ってるけどシローくんは知らない)、苦悶の末、教会から離反した

シローくんの食事になる輸血パックを非合法な手段で手に入れるのも、甲児くんのために月に一回まとまった量の血液を提供するのも、鉄也さんのお仕事

 

 

 

オートマトン

 

読んで字のごとく、自動人形

始祖の兄妹が暮らしていた星では当たり前に普及していた、お世話用の万能型ロボット

衣食住の世話から外敵の排除まで、一人で何でもこなせるオールラウンダー

当時の人間の文明からすればオーバーテクノロジーの部類に入るが、兄妹が乗ってきた宇宙船内で量産は可能だった

常にエネルギーを供給し続ける永久機関と、人工知能とはレベルが違う、もはや「心」としか表現できない自由意思を持つのがオートマトンの特徴

しかし、基本的にはプログラムで動いているため、半端ものに家族を殺された執念と狂気の科学者によってプログラムを書き換えられたオートマトンは、一体、また一体と、吸血鬼と半端ものを抹殺するための兵器へと変えられた

対吸血鬼部隊による吸血鬼への攻撃が一方的な虐殺となった背景には、オートマトンの存在が大きい

現在は過ぎた暴力として活動を停止させられ、一体残らず廃棄処分となっている

この世のどこかには、オートマトンの墓場があるらしい

 

 

 

・カイザーさん

 

始祖の兄妹によって、一番最後に生み出されたオートマトン

その頃には既に、法王庁の管理下に置かれたオートマトンによる吸血鬼と半端ものへの苛烈な戦闘行動が常態化しており、その現実を憂いた兄妹によって「あなただけは、何があってもわたしたちの子どもの味方でいてほしい」という願いを込められている

兄妹が自死する直前に完成したため、起動には至らず、休眠状態のまま長らく放置されていた

その後、法王庁によって発見され、何度もプログラム書き換えが試みられたが、強固なプロテクトを突破できる者はおらず、最終的に吸血鬼の手に渡らないよう厳重な神的加護を施された上で、忘れられた地に封印されていた

目覚めさせてくれた甲児くんのことを「ご主人」と呼び、懐いている

身長は150センチくらい、膝丈スカートのゴシックなメイド服が正装

最新式のオートマトンのため、家事スキル、戦闘スキル共にバカ高い

でも長期間にわたって封印されていたせいで、性格はおっとりのんびり、保有している知識もどことなく古くさいものが多く、未だに「チョベリグ」が現役だと思い込んでいる

最近は、大好きなご主人と楽しくおしゃべりできるよう、ナウなヤングにバカウケなワードセンスを磨こうと頑張っている

 

 

 

マジンガーZ

 

おじいちゃんが殲滅戦の記憶を頼りに独学で作り上げた、オートマトンコピーロボット

さすがに超天才のおじいちゃんであっても、異星のテクノロジーを完全再現するには至らず、搭載されているのはChatG〇Tよりちょっと賢いレベルの人工知能で、定期的に背中のゼンマイを巻いてもらわないと機能停止する

実務で忙しい鉄也さんの代わりに、兄弟の生活面を支えてきた

得意料理はふりかけごはん、目玉焼きを三回に一回は焦がす

カイザーさんの登場により、自分の地位を脅かされるのではないかと危惧している

 

 

 

こんな感じで、相変わらず好き勝手やっていくつもりでいるよ!

吸血鬼ガチ勢でもなければ教会ガチ勢でもないから、いろいろ間違っててもゴメンしてね!