甲児くんとカイザーさんの365日
7/25『OVA6巻発売日』
というわけで、今回はたまたま遊びに来てたお兄ちゃんも一緒に視聴する
1、2話のようなシリアス路線に回帰した6話を見終わって、みんな一斉に脱力した
気を取り直したカイザーさんが「コーヒー、淹れてくるね」とキッチンスペースへ
「いやぁ~話には聞いとったけど、改めて見たらビビるでほんま。しっかし、マグマに落っことされても平気とは、さすがはワイの妹、頑丈さは折り紙付きやんなぁ。甲児くんも無事でよかったわ」と、からから笑うZの隣で、神妙な顔つきでDVDのパッケージを眺めていた甲児くんが「…無事…だったのかなぁ…」と呟く
「…どういうこっちゃ?」「いや…気を失ってた間の記憶がないのは、まあ当たり前なんだけどさ…」「そらそうやろ」「うん…だから、その…」「おん?」「…俺、一回死んでたりしない…よな?」と、甲児くんは真顔で言った
一瞬ポカンとしたZだけど「い、いやいやいや!そしたら甲児くん今こうしてここでおらんやろ!?」と反論し、甲児くんも「だ、だよなぁ!いくらカイザーでも死人を生き返らせるなんて、そんなことできねぇよなぁ!?」と笑いながら手を振る
でもすぐに何かを思い出そうとするように窓の外へと視線をやりながら「けど…なーんか引っ掛かってるんだよなぁ…」と首を傾げた
「…ほの件について、妹はどない言よん?」「とにかく俺を死なせないってことで頭がいっぱいで、他のことはよく覚えてないらしいんだよ」「ほーん…」と、額を突き合わせてああでもないこうでもないと議論していたら、キッチンから「ねえねえ、アイスコーヒーにする?それともカフェオレがいい?」とカイザーさんが聞いてきた
その問いかけがきっかけとなって、甲児くんは「俺はカフェオレにするかな~あ、手伝うぜ」と席を立ち、その話はそこで終わりになった
貴理ルート
※ネタバレあり
英輝に殴られるバッドエンドまで回収して、今はエンディング手前ぐらいまで進めたところ

胸を抉られる鋭さで全方位武装していた有夏ルートに比べると、なんというか…普通
不器用すぎて子どもすぎた二人の男女がディスコミュニケーションの結果のすれ違いを繰り返しながら、手遅れになる一歩手前で救われる…そんな感じか??
「恋や愛は人生の全てじゃない」「いずれ主人公と先輩が経験することを、わたしは先に経験しただけ」と言った有夏ちゃんの大人っぷりが、しみじみ思い起こされる…

英輝はマジでいいやつ
でも、僕夏を語る上で外せない「二度と戻らない夏の日」って感傷には「今年を最後にダムの底に沈む村」って要素は絶対に必要だから、ダム建設責任者の娘である貴理ちゃんは、僕夏感想のメインになって然るべき存在なのよね
だからまあ、語るとしたら最後になる…のかな
ちょっと面白いと思ったのは、強引に肉体関係を迫ったのは主人公も有夏ちゃんも一緒なのに、貴理ちゃんって有夏ちゃんのことは受け入れて、主人公のことは拒絶したのよね
酔ってたか素面かって差はあるけど、それだけが違いじゃない気がする
しかし…夏って不思議だね
春夏秋冬の中で一番に喪失感が似合う季節って、夏だと思う
うまく言えないけどさ、夏ってどこにも繋がってない気がするのよ
秋がだんだん冷えて冬になり、冬の寒さは春になって和らぐけど、夏って急にやってきて、急にいなくなるイメージがある
この間まで涼しかったのに、いきなり暑くなったな!?と思ったら、台風シーズンが過ぎたら途端に朝夕が冷え込むようになって…残暑は厳しいけど、それも秋への移り変わりというよりは、夏の残骸って感じがする
だからかな…夏の終わりって、妙に物悲しい気がするのは
お盆とかも関係してくるかもね、ご先祖さまが帰ってきて、束の間こちらの世界を楽しんで、そしてまたあの世に去ってしまう
そのスピード感と彼岸の隔世みたいなものに、引き返せない夏の日の一端が垣間見えるような…
まとまりのない感想だけど、とにかくわたしにとっての別れの季節は夏なんだ
夏の終わりと共に一つの世界が閉じられるというのは、とてもわかる感覚なんだ
だからエロゲーの季節感として、夏が一番好きなのかもしれない
…もちろん、女の子が薄着になったり水着になったりするという利点も、大いに関係してくるけどな!