甲児くんとカイザーさんの365日
8/30『富士山』
「地元の人間は地元の名所にはそんなに行かない」という、あるあるネタは二人にも当てはまり、富士山の麓にある研究所で暮らしていた時も、滅多に登りはしなかった
けど、せっかくなので登るか…と急に思い立ち、前日の夜に唐突な登山デートを計画した
研究所の敷地内は自由な飛行が認められているので、その気になればカイザースクランダーでてっぺんまで一っ飛びなんだけども、今回は徒歩で適当に行けるところまで行くことにした
早起きした二人は、お弁当に持って行くおにぎりを大量に握る
何分、急なことだったので、あんまり具材が用意できなかったよ…と申し訳なさそうなカイザーさんだけど、定番のネタが一通りは揃っている小鉢に、甲児くんは大絶賛
「カイザーは何入れたんだ?」「梅だよぉ、甲児くんが好きなやつ」「へへへ、そっか」「甲児くんは何にしたの?」「ん?ツナマヨ」「えっと、それって…」「そう、カイザーが好きなやつ」と、お互いの好きな具を選びながら、タッパーにいっぱいのおにぎりを作った
吹く風に混ざる秋のにおいを感じつつ、適当に見晴らしのいいところまで登ってお昼を食べた後は、これまた適当なところで下山した
下山ルートを辿りながら「いつか一緒に、頂上で御来光を見てみたいねぇ」とカイザーさんが言ったので、妊娠中はさすがに難しいだろうから、ある程度子どもが大きくなったらスクランダーで飛ぶか…と計画を練る甲児くんだった
年がら年中引きこもり志望で、休みの日ともなれば喜び勇んでエロゲーに没頭するのが常のわたしだけども、珍しく日帰りでお出かけなんかを楽しんできたので、その感想と妄想をミックスさせた結果、四国の某県住まい設定の甲児くんとカイザーさんに須〇シーデートをしてもらうことにしたよ!
なぜ某県住まい設定かというと、感想記事も兼ねているから、なるべく行動パターンを統一したかったからだよ!
ちなみに、書き溜め記事だから時空がちょびっと歪んでいるよ!
今日は平日だけど、有休を取った甲児くん
一日カイザーさんとデートを楽しもう!
家から須〇シーまではそんなにかからないので、朝はカイザーさんが焼いたパンケーキを食べてから、優雅に出発
途中、郵便局に用があるというカイザーさんの要望で寄り道なんかもしつつ、いざ神戸へ!
まず立ち寄ったのは、須〇シーまでの道のりにある、とある商店街
ここの中にあるサキイカ専門店のサキイカが、とにかくうまい!と、Zにお土産を頼まれたため
事前の情報によると、人が多い時では一時間待ちなんかもあるそうだけど、まあ二人でいれば一時間ぐらいすぐに過ぎるし…と、了承した
実際に行ってみると、平日の昼間だったこともあってか、そんなに待たずに買えた
そこの商店街は、他にも魅力的なお店がいっぱいあって、主婦魂を刺激されたらしいカイザーさんが「お野菜が安い!果物も安い!」と傷みにくいものを買い込んでおり、甲児くんは甲児くんで、前を通りがかった時に気になったたいやきとイカ天を購入
お昼は、買ったものプラス、ドムド〇バーガーの厚焼き玉子バーガーをテイクアウト
噂通りのふっくら玉子で美味しかったけど、これまた噂通りにめちゃくちゃ熱かった
須〇シーに着いたのは、お昼過ぎ
ちょうどシャチのショーの開演に間に合いそうだったので、まずはそれから見ることにした
けど、その前に…
スタジアムの一階でやってる、ハズレなしのシャチのぬいぐるみくじが気になるらしいカイザーさん
甲児くんにやってみようと誘われるも、「でもわたし、くじ運そんなにいい方じゃないから…」と遠慮がちなカイザーさん
カイザーさんのぬいぐるみ好きを知ってる甲児くんは、「じゃあ、俺がカイザーの代わりに一等を引いてきてやるよ!」と、止める間もなく券を買ってくじを引く
お見事、一等のでっかいシャチのぬいぐるみをゲットした!
パァァ…と顔を輝かせて、何度もぬいぐるみに頬ずりしながらお礼を言うカイザーさんを前に、何かに気付いたらしい甲児くんが「あ、でも…荷物になっちまうよな…帰り際に引きゃあよかったか…」と、しょげる
すまねぇ、先走っちまった…としょんぼりする甲児くんに、カイザーさんはぬいぐるみにチュっとキスすると、今度はぬいぐるみで甲児くんにキスをする
ぬいぐるみ経由の間接キスに、二人してポッと赤くなりつつも、カイザーさんが「大丈夫だよ、わたしずっと抱っこしてるし…それに、きっとこの子も甲児くんと一緒に見て回りたかったんだよ」と慰めてくれたので、甲児くんは一気に元気になった
合羽を着込んで水濡れ対策はバッチリ!な甲児くんとカイザーさんは、最前列でショーを見ることにした
係員のお姉さんが心配そうにしてくれたけど、カイザーさんは「あ、わたしは防水機能がついてるので、問題ないです」と説明する
間近で見るシャチの迫力はものすごくて、ザバザバ水をかけられるのにも怯まず、二人は大いに楽しんだ
なお、ぬいぐるみは甲児くんが合羽の中で庇ってくれていたので、濡れずに済んだ
イルカのショーも同様に、最前列で見た
ショーの後は日の当たるベンチでカイザーさんを乾かしがてら、休憩した
淡水魚の水槽と、隣の説明文が書かれたパネルを交互に覗き込みながら、数年前、シローくんが川遊びの最中に捕まえてきて、その後はカイザーさんがお世話をしているよくわからない魚の仲間を探す二人
それなりに大きくなった今も何ていう魚なのかよくわかっていないけど、わからないなりに甲児くんもカイザーさんも愛着を抱いているので、できることなら名前ぐらいは知りたい
「これ、かな…」「似てるけど…どうだろう…」「うーん…ちょっと違う気もするし…」「だよなぁ…」と、しばらく淡水魚コーナーから動けなかった
クラゲが漂う水槽を熱心に見つめながら、カイザーさんが「もしも二人揃って生まれ変われたら、今度はクラゲになるのもいいかもね。ほら、ぷかぷか浮いて楽しそうだよ」なんて言う
なので、甲児くんは「だったら俺は、こういう触手が長くていっぱいあるやつがいいな」と、一つの水槽を指し示しつつ返事する
「そうなんだ、何か理由があるの?」と尋ねてくるカイザーさんに、我が意を得たりとばかりに「だって、こうやってずっとくっついていられそうだろ?」と、腕と腕を絡めてぴったりぎゅっと密着した
カイザーさんは真っ赤になりながら、喜んでくれた
「…じゃあ、ラッコに生まれ変わって、眠る時以外もずっと手を繋いでるのもいいかも」「おー、それもいいな」とか何とか話しつつ、それからは腕を組んだまま館内を見て回った
甲児くんがチンアナゴの話をする度に、なんとなく気恥ずかしい気がするカイザーさん
そんなカイザーさんの様子にはもちろん気付いていて、わざとチンアナゴを連呼する甲児くん
カメさんのエサやり体験をさせてもらったカイザーさん
ドキドキしながらエサのイカを食べさせているカイザーさんを、キュンキュンしながら見守っている甲児くん
お土産売り場でシローくんやさやかさん、それに甲児くんと同じ部署の人たちにお土産を買ってから、半日ほど滞在した須〇シーを後にした
…事前に説明は聞いていたけど、まあまあな駐車料金を請求されて、まあまあな田舎住みの甲児くんとカイザーさんは「都会って怖い…」と戦慄した
店内飲食も可能なお店をネットで探して、突撃~
出来立ての熱々な明石焼きを、これまた熱々なお出汁に浸して食べるものだから、熱々×熱々の相乗効果を危惧したカイザーさんは、一つ一つ丁寧にふーふーしてから、甲児くんに食べさせてくれる
駄菓子屋さんみたいな店構えの、テーブルが一つしかない店内は狭く、すぐそこにいるお店の人に「仲がよろしいんですね」と微笑まれた
恥ずかしがり屋のカイザーさんは照れちゃったけど、甲児くんは「そうなんですよ、俺たちラブラブなんで!」と嬉しそうだ
ちなみに、本場の明石焼きを食べるのは、これが初めてのカイザーさん
タコ焼きとはまた違ったふわっふわの生地と、優しいお味のお出汁に感動して、定期的にこの味を再現しようと努力している
そんなに遅くなる前には、帰宅できた二人
お出かけもいいけど、やっぱりおうちに帰るとホッとするね!
夫婦の寝室には、新しくシャチのぬいぐるみが仲間入りした
結婚後も毎週デートを欠かさない、いつまで経っても新婚さんみたいなラブラブ夫婦を妄想するのは、とても健康にいいぞ~