お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

ここで ごめんなさい続けたら 神様は私のしたこと全部を 赦してくれるかな

甲児くんとカイザーさんの365日

10/13『妊婦さん』

 

不意に目覚めた甲児くんが枕元のスマホを見ると、まだ朝の5時過ぎだった

だけど何だか胸がドキドキしていて、二度寝する気にもなれずに身体を起こすと、同じように起き上がったカイザーさんに「もう起きるの?まだ5時だよ。…昨日あんなに頑張ってくれたのに、まだ寝てた方が…」と気遣われた

そんなカイザーさんをじーっと見つめる甲児くん

「え…えと、なぁに?」と恥ずかしそうなカイザーさんへ、「夢じゃ…ないんだよな?」と問いかけると、すぐに察してくれて、そっと握った甲児くんの手をお腹へ導き「夢じゃないよ、ここにちゃんと甲児くんとわたしの赤ちゃん、いるよ」と優しく囁く

甲児くんはどう表現していいかわからない複雑な感情に襲われ、ただ一つだけわかった幸せな気持ちに突き動かされるよう、カイザーさんを強く抱き締めた

連れ立ってキッチンまで行くと、早起きしたZが待っていた

「で、どうやった?」とさっそく詰め寄られ、真っ赤になって俯いたカイザーさんの代わりに、甲児くんがVサインで答える

「よっしゃ!でかした!」と甲児くんの肩をバンバン叩いてから、妹の手を取って「ほんまにおめでとうな、夢が叶ったな」と語りかける姿は、しっかりと兄の貫禄が漂っていた

しばらくテーブルを挟んで話をしていたけど、カイザーさんがそろそろ朝食を作ろうと立ち上がろうとした時、甲児くんがそれを止めた

「朝飯ぐらい俺が作るよ、お前もそれでいいだろ?」と尋ねられ、Zは「ほら、ええけど…どないしたん、急に?」と尋ね返せば、大真面目な顔で「カイザーのお腹には、もう赤ちゃんがいるんだからな。無理はさせらんねぇよ」と言う

それを聞いて顔を見合わせた兄妹は、「ほんまに過保護なんやからなぁ~甲児くんは!」「大丈夫だよぉ、まだ赤ちゃんの形にもなってないんだから」と、朗らかに笑った

それでも甲児くんの過保護は改善されるどころか悪化していき、帰りに車に乗る時も後ろから支えている様子を見ながら、Zは(こりゃあ先が思いやられるでぇ…)と溜め息をついていた

 

 

 

桜華⑪

紗雪ルート第二章まで

 

※ネタバレあり

 

 

 

お次は異界の番人にして、銀狐ガールの紗雪ちゃんを攻略中~

 

 

ケモ耳とケモしっぽが生えた、感情表現に乏しい大人しい娘なのだ

 

ソルネちゃんに引き続き、彼女もまた人ならざる者…要は人外ヒロインである

何百年も異界の番人をしてきたというので、ソルネちゃん同様、寿命がないor人間とは大きく異なるんだろうけど、そこはいったん置いといて、別の形でのアプローチがなされている

 

 

 

あぁ~いいですわよ~!

こういう種族の差からくる価値観の違いとか、感じ方、考え方のギャップっていうのも、人外ヒロインには欠かせない要素ですわよねぇ~!

馴染みのない習慣や、大きく異なる常識なんかを、愛する人のためにちょっとずつ学んでいったり、受け入れていったりする過程と、そこに付随する健気さが、人外ヒロインへの愛を深めるんですわぁ…

 

ただ、紗雪ちゃんの場合は種族云々というよりも、彼女の境遇から生じた問題みたいね

 

 

紗雪ちゃんは赤ん坊だった頃に番人の役を押し付けられた形だから、そこで身体だけでなく、心の成長も止まってしまったのかもしれない

だから「何もわからない」というような物言いを、彼女は繰り返すんだろう

生き方の差異なんかからくる無理解というよりは、感受性や、場合によっては知能が未発達だから理解しようとしても理解できない…そういう雰囲気よね

しかし、どうして幼い紗雪ちゃんが生贄に選ばれたのか…

現世と異界、両方の秩序を守るために番人が必要って話はわかったんだけど、かなり重要なポジションなんだから、それこそ分別もついて深い知識と広い視野を持つ、大人の霊獣がなった方がよかったのでは…??

番人の仕事とやらはよっぽど大変で、役割に縛られるのはまっぴらごめんだと、面倒事を丸投げした感じなんだろうか

 

そういえば、ソルネちゃんの館にできた歪みから、異界の恐ろしい妖怪が現世へ出てこようとしていたけど、管理人の家系である主人公がビビってたってことは、そうそうあることではない…ってこと??

それって番人である紗雪ちゃんが異界に不在だったから、起こったことなのかな??

紗雪ちゃんが異界にいて、すぐに異変に気付けたら、そんな勝手はさせなかった??

現世では紗雪ちゃんの番人パワーはかなり制限されてしまうようだけど、にも関わらず、紗雪ちゃんはちょくちょく現世に来てるよね

それって番人の自覚に欠ける行動なの??

許されざる感じ??

 

何かこう、もやもやしたまま進行するのにも、だんだん慣れてきたなぁ~