甲児くんとカイザーさんの365日
12/18『干支』
カイザーさんが昼間のうちに調達してきたのだという年賀状を眺めながら、何となく「来年の干支は午かぁ」と呟いた甲児くん
その呟きにピコンと反応したカイザーさんが、宛名書きの手を休めて「てことは、この子の干支は午になるんだね」と、こたつ布団の上から腹部を撫でる
そういえばそうか、と頷いた甲児くんは、これまた何気なく「午年の子っていうと、走るのが得意だったりしてな」と言い、そこから仲睦まじい雑談に花が咲く
「十分あり得ると思うよ。甲児くんも運動神経いいんだから、甲児くんに似たら身体を動かすのが得意な子になるだろうねぇ」「お前だって悪くないだろ、運動神経はさ」「あれは運動神経っていうのかな…甲児くんの操縦センスじゃないかと思うけど…」「うーん、でもお前に似たら家庭的な子っていうのも捨てがたいな…今時は男でも料理ができないとモテないって言うし…」「それいいねぇ。一緒にお料理したり、お菓子作ってみたいなぁ」「その時は俺も混ぜてくれよ」「うん、試食もお願いね」「任せとけ」
すっかり話し込むうちにカイザーさんの手からペンは離れ、もたれかかってくる甲児くんと手を握り合い、ゆったりとした時間を過ごす
ふと何事かに思い至ったらしいカイザーさんが「星座占いや血液型占いはよく聞くけど、干支占いってあるのかな」と言うので、甲児くんはスマホでポチポチと調べてみた
そして見つけた干支占いを前に、二人してああでもないこうでもないと言い合う
甲児くんは基本的に占いなんか興味ないし、乙女チック思考の持ち主であるカイザーさんも、占いはいいことだけ信じたいタイプなので、検索してみて出てきた干支占いのページに書かれていた何とか先生のありがたそうなお言葉も、雑談の流れの中に消えていった
フローラリアプラス⑨
御文、いずみエンド
※ネタバレあり
妹みたいにかわいい後輩ヒロインと、女の子に人気の男前ヒロイン(でもエッチではネコ)を攻略完了!
まずはヒロインの紹介から

中学校でも先輩後輩の仲だった、加賀 御文ちゃん
この春、主人公のことを追いかけて同じ学園に入学してきたピカピカの一年生
同じ園芸を趣味とし、家では弟妹の面倒を見ているために、家事全般も得意というしっかり者
その反動で主人公を兄のように慕って、全力で甘えている
将来は喫茶スペースのある花屋さんを経営するのが夢
名前は「かが みあや」と読む
御文ちゃんのルートについては、久々に百点満点中百二十点の「これでいいんだよ」をお出しされた気分
つまり、終わった後に拍手するくらい、よかった
お互いを「兄」「妹」だと思っていた男女のすれ違い…まだ蕾だった恋心の芽吹き…
告白して、関係が悪化してしまうくらいなら、一番近いところにいられればそれでいい…そう思っていたのに、二人の距離が永遠に同じでいられるなんて保証はどこにもなかったんだと気付いた日…
そこから勇気を出して一歩を踏み出し、「兄」と「妹」ではなく「男」と「女」として求め合う愛…!
そうだよ、妹系ヒロイン(妹ヒロインにあらず!)との恋愛は、これでいいんだよー!

憂ちゃん、由佳里ちゃんと違って、対になる先生ヒロインと仲良かったのも、御文ちゃんルートの特色かな、と
他の二人にしたって敵対は一時的なもので、その後は同居も含めて受け入れてるんだけどね
御文ちゃんの夢を叶えたエンディングも好き

そんな御文ちゃんと対になるのは、新任の体育教師である槙 いずみちゃん
…声優のまきいづみさんとは無関係だと思う、たぶん
ボーイッシュでさばさばした性格が女子ウケするのか、着任早々、学園内で女子のファンクラブができるほどの人気者に
学園長の娘さんだそうだから、そこそこのお嬢さまなんじゃないかと思われるけど、そんな様子は一切ない
普段は明朗快活で男勝り、でもエッチの時には「にゃうぅ」とか喘いじゃうかわいいお姉さん
これといって語ることがなかった…なんていうとアレだけど、教師ルートは三人が三人ともそんな風なので、別にいずみちゃんだけがどうこうってことはない
けど、ヒロインへの気持ちの踏ん切りのつけ方が一番わかりやすかったのは、個人的には彼女のルートだと思う
「マジかお前…」って結論だったけどさ!
さてさて、これにて全ルート読破…なんだけど、実はまだオマケが残ってるのよね~
とりあえず憂ちゃんのオマケをやってみたけど、エロゲーにおけるオマケって、ヒロインとエッチなことしてイチャついたら即終了だと思っていたら、意外とがっつりボリュームあって嬉しい悲鳴よ