甲児くんとカイザーさんの365日
12/29『お年玉』
確か去年のが残ってたはず…と、カイザーさんが雑貨の収納ボックスから出してきたポチ袋を受け取って、シローくんへのお年玉を用意していると、カイザーさんが何か言いたそうに甲児くんの手元をじっと見つめていた
「どうかしたか?」と優しく尋ねる甲児くんに、カイザーさんは意を決したように「あ、あのね、わたしもシローくんにお年玉…あげてもいいかな?」と訊いてきた
俺たち二人からってことで、ちょっと多めに用意すればいいのかと思った甲児くんだけど、カイザーさんが言うには、内職のお給料がちょっと残ってるから、それをあげたいとのことだった
それはカイザーが稼いだお金なんだから、好きにしていいよ、と頷いてみせると、カイザーさんがパッと花が咲いたような笑顔を浮かべる
あらかじめ口座からは下ろしていたらしく、いそいそとポチ袋に千円札を数枚入れながら、「お金を稼ぐのって、大変だけど…その分、できることが増えるのって嬉しいね」と、しみじみ感想を述べた
そんなカイザーさんに、甲児くんは「なあ、Zが前に言ってたブログってやつ…来年から始めてみたらどうだ?」と提案する
収益化する方法を調べておくから、お前にその気があるならやってみないか、と兄に言われていたことを思い出し、だけどカイザーさんは「わたしなんか…無理だよ…」と自信なさそうに俯く
甲児くんはカイザーさんの手をそっと握ると、「俺はそういうの詳しくないからわかんないけどさ、でもお前がすごいやつだってことは、誰より知ってるつもりだ。それに、仮にダメだったとしても、それで誰かに迷惑かけるわけじゃないんだし…挑戦してみるのも悪くないんじゃないか?」と勇気付けた
一人の男として、カイザーさんに金銭的な面で不自由はさせないと誓ってはいるけれど、自分の力でお金を稼ぐことでカイザーさんの自己肯定感が高まるなら、その応援をしたいと甲児くんは思っている
カイザーさんも自立したい、自分の分まで頑張って働いてくれている甲児くんの負担を減らしたいという気持ちはあるようで、「う…うん、お兄ちゃんと一度ちゃんと話し合ってみるね」と、緊張しながらも頷いた
ちょうど数日後には新しい年を迎えることだし、来年には新しい自分に生まれ変わってみたいな…と思うカイザーさんだった
憂ちゃんの新妻だいあり~②
~4月
※ネタバレあり
新婚さんのイチャイチャでラブラブな毎日にあてられて、しこたま砂糖を吐きそうですわ~!
…と思いきや、意外と波乱万丈な日々の様子に、人生ってままならないんだなぁ…と改めて思い知らされているところよ

青央学園卒業直後に籍を入れたってことで、あの頃からほとんど変わっていない憂ちゃんと、夢の新婚生活が送れちゃう!
例の口癖も健在だ!
憂ちゃん推しには、こりゃたまらん~となるゲームだなぁ
…わたしは御文ちゃん推しだったけど、彼女とは「フローラリアプラス」内のエンディングで結婚できたもんね
御文ちゃんの夢だった、カフェが併設されたお花屋さんも無事に開業できたことだし、もはや思い残すことはない無敵状態なのだ
というわけで、今生では思いきり憂ちゃんとイチャラブしちゃうぞ~!
しかして、そんなわたしと憂ちゃんの蜜月に水を差すお邪魔虫が現れたわけで…

鈴音ちゃんはいいよ、本編でも似たような立場だったし

問題はこの娘よ、主人公の従妹の国府田 千夏ちゃんよ
随分長いこと会ってなかったみたいだけど、昔からずっと主人公のことを好きで、今でも「お兄ちゃん」と慕ってくれている
…こう書くと、なんかいい子みたいに思えてきて、妹属性持ちのハートをズッキュンバッキュン狙い撃ちしてきそうよね
でも、言ってることもやってることも結構邪悪よ…!?
大好きなお兄ちゃんのお嫁さんである憂ちゃんを目の敵にし、本人の前で女狐呼ばわりしてみたり、新婚さんに「いつ別れるんですか?」とか「結婚して後悔してない?」とかズバッと聞いてみたり、主人公の悪友に憂ちゃんと浮気しないか持ちかけてみたり…
なかなかにヤバいわね…
その奇天烈な言動に、妹スキーのわたしもなかなか手を出しづらく感じている始末…
てか、主人公ももうちょいビシッと言った方がよくないか??
あんなぼや~っとした男だっただろうか…そうだったかもしれない…
今後、ちなっちゃんの好感度が上がるイベントは用意されているのだろうか
姉妹ヒロインの亜種とも言える従姉妹ヒロインなのでね、なるべく大事にしたいとは思ってるんだけど…