兜一家の仲良し365日
1/13『お年玉』
珍しく定時に上がれたので、今日は親子三人で風呂に入れるな…とウキウキしながら帰宅した甲児くんが玄関の扉を開けた瞬間、ギャン泣きしている瑠璃ちゃんの声とバタバタ階段を駆け下りてくるシローくんの足音が聞こえた
何だ何だとシローくんを見るも、さっきまで静かだったと言う彼も、何が起きたのかわかっていない様子
先を争うようにして居間に飛び込むと、わあわあ泣いている瑠璃ちゃんとシクシク泣いているカイザーさんがいた
見たところ、二人とも怪我はなさそうだけど…
Zは虎徹と大我を散歩に連れて行っているらしく不在で、何があったのかは泣いている二人に話を聞かないとわかりそうもない
シローくんが瑠璃ちゃんに、甲児くんがカイザーさんに、それぞれ事情聴取スタート
カイザーさんはめそめそしながら「瑠璃ちゃんに…瑠璃ちゃんにママ嫌いって言われて…」と証言する
そして大泣きしている瑠璃ちゃんはというと、「ままのばかぁー!ままきらいー!」ばかりで話にならない
瑠璃ちゃんが嫌いと口にする度、カイザーさんの胸にグサグサ言葉のナイフが突き刺さる様子がわかるので、シローくんに頼んでカイザーさんをいったん部屋から連れ出してもらい、甲児くんが瑠璃ちゃんと向き合うことに
シャツに涙と鼻水がつくのも構わず、瑠璃ちゃんを抱き上げると、どうしてママにそんなひどいことを言うのか優しく尋ねる
すると、しゃくり上げる合間に「ままがね、るぅのおとしだまね、どうしたのってきいたら、ちょきんしたっていうから…」と聞こえた
貯金?それで何で瑠璃が怒るんだ…?と首を傾げる甲児くんだけど、繰り返し「ちょきん」という単語を聞いているうちに、違和感を覚えて…
…その晩
「…お恥ずかしいところをお見せしました…」と、ぺたりと床に伸びるように頭を下げるカイザーさんの肩に手をかけ、顔を上げるよう促しながら、「瑠璃のやつ、まさか『ちょきん』をハサミで切ることだって思ってたなんてなぁ」と苦笑いする甲児くん
イントネーションのおかしさに気付いて、もしやと思い確認してみたら、なんとビンゴだった時には思わずずっこけそうになったものだ
瑠璃ちゃんの勘違いを正してやった後は、「ばかとかきらいっていってごめんなさい」と謝る瑠璃ちゃんと、「ううん、いいんだよ。ママ気にしてないよ」と無理して笑うカイザーさんとの仲直りの証として、三人で一緒にお風呂に入った
瑠璃ちゃんを寝かしつけてから、Zに添い寝を頼んで、甲児くんはカイザーさんのフォロー中
静かなリビングでカイザーさんの頭を撫でているうちに、思い出し泣きもだんだん収まってきた
「甲児くんがいてくれて、本当によかった…情けない母親でごめんね…」としょんぼりするカイザーさんをそっと抱き寄せ、頬や額に軽くキスしながら「そんなことねぇよ、何かあったら助け合うのが夫婦ってもんだろ。もしも将来、瑠璃が『あたしの服、パパの洗濯物と一緒に洗わないで!』とか言うようになったら、その時は頼むな」とおどけて言うと、ようやくカイザーさんも笑ってくれた
憂ちゃんの新妻だいあり~⑨
コンプリート
※ネタバレあり
年を跨いでプレイしていた、憂さまとのイチャラブ新婚生活を楽しむだけの、それ以上でも以下でもない「憂ちゃんの新妻だいあり~」を、ようやくコンプリートいたしましたわ!
正確には、組み立てエッチの未読シナリオを完全に回収し切れたかどうかはわかりませんので、コンプリート?とすべきなのかもしれませんが、回想モードは全て埋まりましたので、ヨシ!とするのですわぁ~!
さて、最後に愛情値が高い場合に見られるエンディングを見たのですが…最ッ高でしたわ…
銀婚式を迎えてもなお、今までと変わらず…いえ、もしかしたら、重ねた時間の分だけさらに仲睦まじさを増した二人の様子に、目頭が熱くなる思いでしたわ…
エロゲのヒロインって、おばあちゃんになった姿というのがあまり描かれない傾向があると思うのですが、どんなに歳を取っても、あなたは今が一番美しい…そう言える間柄って理想ですわよね
そんなお二人の愛と絆に感動させられた直後に見るのが3Pイベントって大丈夫なのかしら…!?と、戦々恐々でしたが…


ちゃんと妄想や夢オチという形で処理されていて、安心いたしましたわ~!
不貞を働く主人公は、どこにもいませんでしたのね~!
憂さまを悲しませようものなら、逆さはりつけ睾丸ちぎりの刑どころでは済まされませんでしたわよ~!
と、いうわけで
憂さまとの幸せなイチャラブ生活という点では、最後の最後まで文句のつけようがない仕上がりでしたわ
そうなってくると、総評と書く際の焦点となるのは、新たに追加されたお邪魔虫のサブヒロインたちになってくるかと思うのですが…

はっきり言って、そこは微妙だと言わざるを得ませんでしたわ…
本編であるところの「フローラリア(プラス)」が、お姉さま方の誘惑に屈するか、はたまた好きな娘への純愛を貫くか…を謳い文句にしながら、実際にはルート分岐する前から屈しまくりで「純愛とは…??」という感じの作風でしたので、本当に純度の高い二人だけの世界とは、元から縁のないシリーズではあるのかもしれませんが、それにしたってもうちょっと新婚の二人による甘い雰囲気を堪能したかったのですわ…
ヒロインたちに取り合いをされる俺…参ったな子猫ちゃんたち、俺の身体は一つしかないんだぜ…みたいなノリも好きですけど、既婚者なんですからそういう妄想は慎むべきですわ
憂さまに失礼でしてよ
ついでに新キャラの話をしますと、嫌というほど絡んできた千夏さま、憂さまの母親である和さまはよかったのですが、憂さまのバイト先の奥さまである晴子さまは…正直、存在感が薄かったのですわ…
3Pイベントのためだけに実装されたようなお人でしたわ…それでいいんですの…??
それなら由佳里さまなり詩乃さまなり、本編でも出番があったヒロインたちを出した方がよかったのでは??
というか、なぜこのお二人がハブられているのか、わかりませんでしたわ…
お二人とも単体でのFDが出るあたり、人気のあるヒロインだったと思うのですが
声優さまの事情とかでして…??
システムに特に不満点はありませんでしたわ
強いて言うなら、おまけから見られる3Pイベントの最中に中出し/外出し選択がありますが、そこでセーブができなかった点ですわね
回収のためには、もう一度同じイベントを頭からやり直さないといけないという…まあ大した長さじゃありませんし、スキップするだけなのでそれほど実害もございませんでしたわ
それでも、そういう細かい部分は微妙に気になるところですの
BGMについては…エッチシーンで流れる曲が半分くらいおかしかったのは、どういう意図があったのかしら…??
どうしてあんな凌辱ゲーで流れていそうな曲調だったり、悪の秘密組織にこれから潜入しますって感じの曲調だったり、一触即発の雰囲気が漂っていそうな曲調だったりしましたの…??
わたくしは今、憂さまとラブラブエッチの真っ最中だというのに…解せませんわ…
エッチシーンは本編ですと憂さまのみ、登録されるものだけでも全体で32ですわ
そこに組み立てエッチが一周につき20回ほどございますので、ルート分岐で発生したりしなかったりするエッチのことを加味しても、かなりのシーン数が期待できましてよ
内容もイチャラブの観点から見て、満足のいくものばかりでしたわ
やはり新婚さんたるもの、身も心も甘くとろけるようなエッチをせねば無作法というものですわ
いいですわよね、眼鏡…眼鏡はぶっかけるものですわ…
でも眼鏡愛用者としては、後始末のことを考えると、ちょっとブルーな気持ちにもさせられますわ…
3Pイベントにて、千夏さまが憂さまを「お姉ちゃん」と呼んだ時、わたくしの中で新たな扉が開かれましたわ
生意気な恋敵を妹堕ちさせる…すんげえエロいですわ!
本編をプレイして、憂さまのことが最推しヒロインになったという方なら、プレイしても損はない…と思いますわ
複数のヒロインたちに狙われるドタバタ劇というテンプレートも踏襲していると言えなくもありませんしね
お次はビタミンの「いじってプリンセスafter」をプレイしておりますわ!
いじプリ本編の後日談で、ハーレムエンドの続きということは…期待でお胸が膨らみますわぁ~!