兜一家の仲良し365日
1/22『甘酒』
ある時、急に甲児くんが飲んでるお酒に興味を示すようになった瑠璃ちゃん
「ダメダメ、瑠璃はまだ飲めないよ。お酒は大人の飲むもんだからな」「るぅもうみっつだもん!おとなのおねーさんになったねってままもいってたもん!」「この場合の大人ってのは、ハタチを示してるんだ」「ぱぱのいうことむずかしくてわかんない!」「じゃあまだ瑠璃は子どもってことだ」「むー!」
そうして頬を膨らませる瑠璃ちゃんを、シローくんは「俺も未成年だからお酒は飲めないんだよね、瑠璃ちゃんとお揃いだ」と宥め、カイザーさんは「はい、るぅちゃんはこっちどうぞ」と泡が出るように注いだ麦茶を渡して気を逸らした
そんな瑠璃ちゃんのために、一芝居打ったのがZ
次の日もまだむくれていた瑠璃ちゃんをこっそり手招きして部屋の隅に連れて行くと、「これはな、甘酒っちゅーもんや」とコップを差し出す
もちろんアルコールの入っていない米麴タイプだ
「おさけ!?」と一気にテンションが上がる瑠璃ちゃんに、「パパとママには内緒やで」と人差し指を口に当てると、同じようにした瑠璃ちゃんは満面の笑みを浮かべて甘酒を飲み干した
その夜、寝かしつけられながら「るぅ、おとなになったよ!でもね、おじじとるぅのひみつなの!」と上機嫌な瑠璃ちゃんに、あらかじめZから事の次第を聞かされていたカイザーさんはニコニコしながら頷いていた
余談だけど、甲児くんの晩酌には基本的にカイザーさんが付き合っている
瑠璃ちゃんが就寝後、一時間ほどZに付き添いを代わってもらって、その間は夫婦二人の時間となる
意外と平日でも二人きりの時間は確保できているのだ
なお、休日や定時に帰ってこられた日など、食事中に飲む場合は、瑠璃ちゃんのお世話やキッチンと居間を往復するのに忙しいカイザーさんの代わりに、Zが付き合う
「まさか甲児くんとこうして酒を飲み交わす日が来るとはなぁ…」と感慨深げなZに、何となく誇らしい気持ちになる甲児くんだった
俺の手でイけ
攻略完了
※ネタバレあり
何かにつけてトンチキなゲームを出すブランドだとわたくしの中で定評のあるスワンさまが、性懲りもなくまたやらかしたのが、この「俺の手でイけ~痴漢の日々~」なのですわ

なお、正しくはスワンマニアさまとして発売されていますわ
聞いているだけでも頭痛が痛くなるようなあらすじとしまして、電車での痴漢行為にそれなりの自信を持っていた主人公は、ある日ターゲットにしたOLのお姉さまに捕まるという失態を犯しますの
しかし、どういうわけだか見逃してもらった主人公…ここで反省するかと思いきや、今度こそあのお姉さんを俺の痴漢テクでメロメロにしてやるぜ、と闘志を燃やすのですわ
そして三年の月日が流れ…ついにお姉さまとの再会を果たした主人公!
お姉さまを落とすべく、いざ尋常に勝負…したりしなかったりですわ
というか、お姉さま以外のヒロインのルートでは、お姉さまのことなんて頭の片隅にもございませんわ
どういうことですの…??
とまあ、主人公もトンチキでしたら、ヒロインたちもトンチキ揃いですわ

こちらが宿命のライバルであらせられる、OL(と思しき)お姉さまの鈴木 彩さまですわ
大層ご立派なご高説を垂れながら、痴漢の現行犯である主人公をあっさりと見逃し、しかもその理由が「ずっと前からあなたのことが好きだったから」という始末ですわ
それとこれとは別問題ですわ
彩さまがこいつをとっとと警察に突き出さなかったせいで、山ほど痴漢の被害者が出てしまわれたのですわ
なお、個別ルートでは純愛エンドと痴女エンドがございましてよ
純…愛…!?

いい感じのスクショを撮っていたと思ったら、撮れていなかったこちらのJKが榎本 弘美さまですわ
とある学園のテニス部に所属している、活発な女の子ですの
主人公に痴漢されるうち、なぜか主人公のことを好きになってしまい、そして主人公もなぜか弘美さまを好きになって、めでたくハッピーエンドを迎えましたわ
…?????

そしてこちら、わたくしのようなエセお嬢さまを後光だけで焼き殺せそうな純粋培養お嬢さまの東本願寺 緑子さまですわ
お付きのじいやと黒服たちに見守られ…ている割には、あっさり主人公に汚されてしまいますわ
というか、主人公もよくもまあ、このようなリスキーな獲物に手を出しましたわね…人一人ぐらい余裕で消されますわよ…
電車の常識と偽って痴漢行為を行う主人公を心から信頼し、最終的に結婚を申し込んできますわ
過去イチでヤバいシナリオでしたわ
三人とも別ベクトルのヤバさをお持ちでしたが、中でも緑子さまは群を抜いていらっしゃいましたわ
頭一つ分どころか、三つ分ぐらいは抜きん出ていらっしゃいましてよ
でもラストシーンで、二人が結婚式を挙げた教会から、めくるめく痴漢の日々を過ごした姫百合線の電車が見えたという描写には、不覚にも感心してしまいましたわ
トンチキも極まってくると、理性が麻痺してくるんですのね…
さて、この作品ですが…サブタイトルやパッケージイラスト、そして裏面の説明文などから、電車内での痴漢行為がメインだと我々プレイヤーに思い込ませてきますが…個別ルートに入ると、むしろ電車外でのシーンに力が入っているように思われましたわ
いつぞやプレイしました覗きゲーでもそうでしたが、電車での痴漢プレイに期待して購入すると、肩透かしを食らうかもしれませんわね
もっとも痴漢とは何も電車内での行為のみを指す単語ではございませんから、そういう意味ではわたくしたちが勝手に勘違いしただけと言えるのかもしれません…
…って、んなわけありませんわ
あのパッケージを見て、電車と痴漢の相乗効果を期待しないお嬢さまがいらっしゃったら、是非ともお話を伺いたいものですわ
だってそんなの、もうエスパーの領域に片足を突っ込んでおられますわよ
登録シーン数は19ですが、エッチなしのエンディングも含まれておりますので、実際には16というところでしょうか
内訳は彩さま6、弘美さまと緑子さまが5ずつですわ
数も物足りなければ、ボリュームも不足気味でして、全員攻略してもかかる時間は二、三時間ほどだと思われますわ
ロープライスとはいえ、あまりにも寂しい数字ですわ…
とはいえ、エッチ中のCG差分はそこそこ多めですし、緑子さまに至っては立ち絵の衣装パターンが三種類もありますわ
スワンさまのこういう基礎がなっていないのに小手先のテクニックを弄してくるところが、何とも小癪に感じられるのはわたくしだけなのかしら
でも、何だかんだ言って、このトンチキ具合が癖になるのもまた事実…ですわ
どうしようもなくトンチキなのに、でもこき下ろさなければ気が済まないほど腹が立つということもございませんし、クリア後には確かな満足感を得ていることも事実ですの
不思議な存在ですわ、スワンさま…
とにかく、この独特のトンチキさは他のブランドの作品では味わえませんので、今後も定期的にスワンさまのゲームは摂取していくことになると思いますわ
お次は同じくスワンマニアさまの「おっぱい小さくて何が悪いのさ!」をプレイ予定…だったのですが、どういうわけだかインストールはできてもプレイ開始することができなかったので、いったん諦め、Eleonoraさまの「大は小を兼ねない」をプレイしておりますわ
攻略順は、
桜子さま→あんずさま→ハーレム
の予定ですわ