お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

駆け抜けろ回廊 お伽話の様に繋いだこの手を離さないで

兜一家の仲良し365日

1/26『ぬいぐるみ』

 

そろそろ瑠璃ちゃんは寝る時間、でもまだ甲児くんは残業で帰ってきていない

「るぅちゃん、パパ遅くなるみたいだから、先におねんねして待ってようか」とカイザーさんが声を掛けると、素直な「はぁい」の一言が返ってきた

歯磨きをするべく洗面所へ手を繋いで行きながら、とてとて歩く瑠璃ちゃんの、父親がいない夜に慣れている姿が少々寂しくもある

でも、甲児くんは瑠璃ちゃんと、まだ見ぬ下の子たちのために頑張って働いてくれてるんだから、その分、わたしが瑠璃ちゃんに寂しい思いをさせないようにしなくちゃ、とカイザーさんは気合を入れ直して、子ども用の小さな歯ブラシを戸棚から出した

さあ、準備万端、後は寝るだけ…と、その前に

「はい、るぅちゃん。今夜はどの子とおねんねする?」とカイザーさんが示した先には、たくさんのぬいぐるみが並んでいた

そのどれも、甲児くんが瑠璃ちゃんにプレゼントしたものだ

瑠璃ちゃんがまだ生まれてくる前のこと、遊園地や水族館、動物園なんかでデートする度、甲児くんはカイザーさんに記念として形に残るものを買ってくれた

カイザーさんが好きなものを中心に選んだので、大半はぬいぐるみだった

瑠璃ちゃんが喜んでくれるなら、そのぬいぐるみを今度はカイザーさんから瑠璃ちゃんにあげようと思っていたけど、内心はちょっぴり複雑だった

甲児くんがわたしのためにプレゼントしてくれたものを、娘とはいえ、誰かに渡してしまってもいいのだろうか…

そんな葛藤を見抜いてくれた甲児くんは、「そいつらはそのままお前が大事にしてやってくれよ。瑠璃にはまた新しく買ってやるからさ」と、カイザーさんお気に入りのぬいぐるみ群を指して言ってくれたのだ

丁寧に手入れをされているぬいぐるみたちには、一つ一つに甲児くんとの思い出が詰まっている

その記憶は、わたしたち二人だけの宝物…ホワイトタイガーのぬいぐるみの頭を撫でながら、そんな風に思ったカイザーさんだった

「るぅね、ぺんぎんさんにする!」との声に現実に引き戻されたカイザーさんは、おっきなペンギンのぬいぐるみを抱き締める瑠璃ちゃんに、「じゃあママも、ペンギンさんにしようかな。るぅちゃんとお揃いだね~」と笑いかけながら、どこか間の抜けた表情のぬいぐるみを抱き上げた

ちなみに、カイザーさんが手縫いした推し活用の甲児くんのぬいぐるみと、福袋に入っていたZのソフビはレギュラー陣として、毎晩瑠璃ちゃんと布団の中にいる

 

 

 

静寂は闇の調べ①

攻略開始~一草ルート・四日目

 

※ネタバレあり

 

 

 

戦争を経験せずに海軍兵学校を卒業した主人公の元に、ある日、一通の手紙が届いたのですわ

その手紙には、実の父親の名前と、彼が重篤な病気に罹っているので、財産の相続をしたいという旨が書かれていましたわ

手紙に書かれていた住所までやってきた主人公は、そこに建っている一軒の古びた洋館に逗留することになります

遅々として進まない遺産放棄の話…

そこで出会う様々な女性たち…

そして、主人公に突き付けられる何者かからの悪意と脅迫文…

館と戦争と殺人事件が交差する、インモラルサスペンスミステリー、ここに開幕ですわッ!

 

 

でも何かあんまり期待できないという、若干のネタバレを踏んでしまいましてよ!

ま、まあ、そうやって最初からハードルを下げておくと、存外に楽しめるという利点もありますから、気にせず進めますわ!

エロゲーに限らず、どんな媒体でも期待しすぎると「この程度ですのね…」となりかねない…まったく、人間って厄介ですわ~!

 

あらすじとしては、大体は上に書いた通りですわね

まず、時代背景としては日本が戦争に負けた頃の話…ということですが、満州からの引き揚げ組がいらっしゃるということで、第二次世界大戦後と考えてよろしいのかしら??

明治、大正、昭和初期…このあたりには独特の浪漫を感じますわよね

その辺は楽しみにしたいところですけども、館モノとなると外部との接点があまりなくなってしまいそうですので、当時の世俗ネタなんかを過剰に期待するのはやめておきますわ

雰囲気、あくまで雰囲気ですわね

次に、館モノ…ああ、いい響きですわ…

館という、外部と隔絶されたわけでもないのに勝手に内に内にと閉じこもってしまいがちな閉鎖空間で、徐々に何かがおかしくなっていく不安と焦燥感…大好物ですわ!

別に拘束されるわけでもなければ地下牢に入れられるわけでもないのに、どうしてこうも囚われ感があるのでしょうね、館って

出て行こうと思えばいつでも出て行けるのに、あえてそこに留まる…自主的に、というところがポイント高いのでしょうか

そこに暮らす女の子たちにも、何か他者とは違うナニカを感じてしまいますわ

彼女たちの世界は独立しているというか、彼女たちだけで完結しているというか…

となると、そこにずけずけと土足で侵入していく主人公は、異物なんですのね~

最後に、ミステリーですが…

わたくしおつむがよわよわお嬢様ですので、推理や謎解きなんてできないのですわ~!

探偵モノの小説を読む時も直感だけで「こいつが怪しいですわ!」と的外れな予想を立てることしかできずに、種明かしのターンもただただ「はえ~しゅっごいですわ~」とIQの低い感想しか捻り出せないのですわ~!

というわけで、そこは流れに身を任せますわ

とはいえ、その手の小説やドラマは好きな方ですので、頭空っぽにして楽しみますわ!

 

では、まずは一草さまのルートから始めましてよ~

 

 

屋敷で一番初めに出会った娘で、主人公のことを兄さまと慕う彼女は、従妹の穂積 一草さまですわ

CVが一色ヒカルさまなのですわ、もうそれだけで大勝利ですわぁ!(大興奮)

明るくサバサバした性格で、男所帯の海軍兵学校にいたせいで女性への免疫がほとんどない主人公には「女を感じさせないから、接しやすい」などという、失礼極まりない感想を持たれておりましたわ

 

 

でも一草さまみたいな娘が好みのタイプ、と主人公に言われて、照れちゃう純な一面もお持ちですのよ

かわいらしいですわ~

なお、その時も主人公は「みたいな娘、とは言ったけど、お前本人のこととは言ってない」などと、後ろから刺されても文句は言えないようなクソ発言を宣ってましたわ

てめぇクソ人間!ですわね

 


一草さまもまた、満州で暮らしていたようなのですわ

彼女がそこで何を見て、どう感じたのかは、霧のヴェールに包まれておりますの…

なお、主人公は興味本位からか何なのか、一草さまにその話を不躾に振っておいて、大したフォローもしないという、ここでもクソ人間っぷりを遺憾なく発揮していらっしゃいましたわ

 

続きまして、本筋の方ですが…

 

 

何者かが、主人公が滞在している客間の机の上に、こーんなことをわざわざ赤い字ででかでかと書いたノートを残していきましたのよ

主人公は外部犯ではなく内部の人間の仕業…とあたりをつけておりましたが、まあそこはそうなんでしょうね

とはいえ、主人公が財産相続の件でこの屋敷に来た…と知っているのは、一草さまと当主の奥さまでいらっしゃる静枝さまだけで、そのお二人は主人公が相続権を放棄すると言っていることをご存知ですのよね

使用人の倫香さまや眞穂さまには、主人公は単なるお客さまとしてしか認識されていないのではないのかしら

当主の実の息子で相続権をお持ち…だということまでは、知らされていないのでは??

となると、こんなことをやらかす必要性のある人間は、今のところいないような気がするのですけど…

でも、穂積の姓を名乗っていましたから、血縁者だってことはわかっているのかしらね…

むむむ…

 

 

ここで気になるのは、謎のお部屋の存在ですわ~!

他のお部屋と違って金属製の扉がついているなんて、意味深すぎますわ~!

 

 

蜘蛛がどうとかいう話も、気味が悪いのですわ~!

でもまだ何が何だかわかりませんから、頭の片隅に留めておくことにいたしますわ!

 

なお、最初に書いた不安要素は、OPムービーでいきなりヒロインの名前が間違えられていたことと、自分の名前を言い間違える主人公とで、一気に増幅されましたわ

 

 

尚一朗さまってどなたですの~!?

あなたは尚治郎さまですわよ、しっかりなさってくださいまし!