お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

有限の 時を 終わる 世界を 全てを 抱きしめ 歩み出す

兜一家の仲良し365日

3/10『ドキドキ』

 

本日の朝食メニューは、目玉焼きとアジの開きを中心とした和食

日直だからと早起きしてきたシローくんも一緒に、珍しく一家全員が揃って朝食を取ることに

(普段はギリギリまで寝てるシローくんと、たまに寝坊する瑠璃ちゃんが不在の時もある)

目玉焼きに何をかけるかは各人のその日の気分に委ねられているため、カイザーさんは何も味付けをせずプレーンな目玉焼きを人数分作ると、各種調味料が並べられた机の上にお皿を置いていく

瑠璃ちゃんにはお花のシリコン型を使って作った、特製の目玉焼き

隣に座りながら「今日は何にする?」と尋ねると、「んっとねー、けちゃっぷにする。まま、あれやって~」と身振り手振りを交えておねだりされた

あれ、とはケチャップでお花の目玉焼きに模様を描いていくこと

「おひめさまのかんむりみたい!」と、瑠璃ちゃんには好評なのだ

甲児くんはシンプルに塩コショウ、シローくんは眠気を吹き飛ばしたいからとマヨ七味、カイザーさんはお皿の隅でオーロラソースを作る

Zはちょっと迷ってから、ここはオーソドックスに醤油にしようと思い、カイザーさんの右斜め前にある醤油を取ってほしいと頼んだ

ところで、カイザーさんの右斜め前にあるということは、瑠璃ちゃんを挟んで右隣に座る甲児くんの左斜め前にあるということでもある

そして、「何」を取ってほしいかとは伝えたものの、「誰」に取ってほしいかまでは伝えなかったために、甲児くんとカイザーさんはそれぞれ醤油に手を伸ばし…

同時にボトルに触れた指先は、当然、お互いの指先にも触れて、二人は「おっと、ごめんよ」「あ、ごめんね」と手を引っ込めることとなった

何だか付き合いたての恋人みたいな初々しい反応をしてしまったな…と頬を染める甲児くんとカイザーさんに、瑠璃ちゃんは気付かず目玉焼きを美味しそうに食べ進め、シローくんは朝っぱらから恥ずかしいやり取りを見せられて照れてしまい、Zは「…いや、醬油取ってくれんか?」とツッコミを入れた

 

 

 

FUTA・ANE⑥

若葉エンド

 

※ネタバレあり

 

 

 

全三章構成とも言われるこの作品ですが、最長だとそうなるとのことであって、どのルートでも三章までシナリオが用意されているわけではないようですわね

現に、若葉さまのルートは一章を終えたところでエンディングとなりましたわ

攻略サイトさまによれば一章で分岐するらしいあやめさまのルートも、恐らくはそこでエンディングとなるのでしょうね

やはり、メインはふたあね…双子の姉の美琴さまと春奈さまになるのでしょう

姉弟間の禁じられた恋心、家族と想い人の間で揺れ動く感情…

近親相姦好きにはたまらない内容となるだろうことが約束されているお二人のルートと違い、特にこれといった制約が設けられているわけではない同級生(と、元人妻もですわね)の若葉さまのシナリオは、なおざりなものであったのかというと…

 

そんなことはございませんでしたわ!

若葉さまの海より深い愛に、わたくしは新たな知見を得ることができましたわ…!

 

若葉さまと恋人でありながらも、ふたあねへの想いを断ち切れずにいた、どっちつかずで優柔不断なクズ野郎である主人公に対して若葉さまが出した結論は「ふたあねへの未練ごと主人公を受け入れる」という、大変に慈悲深いものでしたわ

ふたあねを好きなままでいい、もしそこに自分が少しでも割って入る余地があるのなら、わたしはあなたを愛し続ける、そして愛して愛して愛し抜くことであなたの中にあるふたあねへの想いを消し去ってあげる、という決断を若葉さまは見事に体現してみせ、やがては主人公のハートを射止めることに成功するのですわ

さすがですわ、若葉さま…

双子の姉(しかも片方ではなく双方に)に欲情するなんていう、世間一般ではヤベーやつに分類されるであろう性癖をこじらせた主人公でも、若葉さまにとっては世界で一番好きな人なんですのね…

わかりましたわ、わたくし金輪際「こんな奴やめときなよ…」とは言いませんわ

若葉さまの意思を最大限尊重いたしますわ!

 

 

ここでわたくしが得られた知見というのは、失恋後の生き方についてですわ

わたくしは自分でも自覚しているようにクソめんどくさい部類の純愛過激派強火勢であり、実ろうが実るまいが一度抱いた恋心に殉じてこそ、という、これまたクソめんどくさい価値観をありがたがっていたのですわ

というか、開眼できた今でもありがたがっていることに変わりはないのですが、終わってしまった恋を捨てる必要もなければ、いたずらに固執する必要もないのかもしれない…とは思えるようになりましたわ

というのも、人は生きていく限り、良くも悪くも変わっていく生き物ですわ

わたくしは純愛厨として「永遠の愛」を心の拠り所にしておりますが、永遠すなわち不変と人間とは非常に相性が悪いということは理解しておかねばなりませんの

変わっていくということは、前に進むという意味も包含しておりますわ

永遠や不変はその逆で、停滞することと同義ですわね

水でも空気でも、一定の箇所に留まり続ければ、やがては汚染もされるし淀みもしますわ

絶えず流れていくからこそ、動き続けるからこそ、清浄なままでいられる…

心も、そうなのかもしれませんわね

執着は歪みを生み、歪みは狂気を生む…その可能性を捨て去れないから、世の中にはストーカーなんてものがいるのですわ

失われることで永遠となる、この考え方は広く浸透しているものとわたくしは思っておりますが、そうやって永遠となった想いを人生の途上に置いておくことができたのなら、新たな一歩を踏み出すことも、そう不自然なことではないのかもしれない…

そして、それが健全な人間の生き方なのかもしれないと、理屈の上では納得できましたわ~!

永遠に一人の人を想い続けるなんて、所詮は夢幻の中にしか存在し得ないフィクションなのかもしれませんわ

夢は夢、幻は幻だからこそ美しく光り輝くのかもしれません…

 

でもそれはそれとして、一人の純愛厨としては永遠の愛への憧れは抱き続けますわよ~!

それこそ未来永劫、永遠に追い求めてゆきますわ~!

理屈と理想は別腹ですわ~!

 

あれだけ美琴さまと春奈さまには負けたくないと対抗心を燃やしていた若葉さまが、二人を好きなままの主人公を愛すると決意するまでには、きっとたくさんの葛藤や迷いがあったと思いますわ

でも、若葉さまが一歩前進する勇気を持てたのは、恐らく主人公が若葉さまを抱いたからなんじゃないかと思っていますわ

一線を越えたことによって若葉さまの中で何かが吹っ切れた…あるいは、確かな絆のようなものを若葉さまが手に入れられたのかもしれませんわね