お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

いつか悪夢(ユメ)も終わると信じ 幾つもの夜と夜を繰り返した

兜一家の仲良し365日

3/14『ホワイトデー』

 

今年のホワイトデーの主役は瑠璃ちゃん

男性陣は瑠璃ちゃんの生まれて初めての手作りチョコに対するお返しのセンスを競い合うように、随分と時間をかけてアイデアを練ったのだった

まずはZから

「妹の協力の下に完成した、渾身の一品や!」と言いながらお出しされたのは、いろんな動物の形をしたカラフルな棒付きキャンディー

瑠璃ちゃんの小さなお口でも食べやすいように、キャンディーそのものも小さめのサイズとなっている

「わ~かわい~!うさちゃんと、くまさんと、にゃーにゃーもいる~!」と、瑠璃ちゃんには大好評だ

続いて、シローくん

色とりどりのビーズで飾られた宝石箱の中から出てきたのは、瑠璃ちゃんが最近特に気に入っているお姫さまのアクセサリーをモチーフにした食玩シリーズで、なおかつ未所持のもの数点だった

「よくお似合いですよ、お姫さま」と首に星形のペンダントをかけてもらいながら、「これほしかったやつだ~!」とご満悦の瑠璃ちゃん

「揃えるの大変だったんじゃない…?」とカイザーさんにこっそり耳打ちされたシローくんは、部活仲間に事情を話してカンパを募ったのだと種明かしする

(後日カイザーさんは部員の人数分のクッキーを焼いて、お礼に持たせてあげた)

そして最後に甲児くん

じゃじゃーん、と取り出したのはチケット二枚

「瑠璃が前々から見たがってた映画のチケットだ。明日はパパと二人きりでデートしてくれないか?」と、恭しく小さな手を取りながらウインクすると、瑠璃ちゃんは「でーと?ぱぱとふたりで?」と両目をパチパチさせてカイザーさんを見た

カイザーさんはニッコリ笑って頷くと、「よかったね、るぅちゃん。明日はパパのこと独り占めできるね。おめかしして、髪もかわいくセットしてあげないと」と張り切る

パパを独り占め、という響きに大喜びの瑠璃ちゃんは、その夜、お布団に入ってもなかなか寝付けなかった

ちなみにカイザーさんには、Zからは駅前のおいしい洋菓子屋さんで買ったマドレーヌ、シローくんからはちょっとお高めの紅茶、そして甲児くんからは…

手のひら大の袋の中には、数種類の小さな種子が入っていた

「花の種…?」と首を傾げるカイザーさんに、「正解!」と答えた甲児くんは「どんな花が咲くかは、植えてみてのお楽しみってことで」と、カイザーさんがいつも手入れをしている庭の花壇を愛しそうに見つめる

カイザーさんは種をぎゅっと胸に抱き締めると、「ありがとう、甲児くん…ちゃんとお世話して、綺麗な花を咲かせるね」と満開の笑顔を見せてくれた

 

 

 

ちっちゃいペーさま妄想が捗った結果、クスィーさまとアリュゼウスさまも小さくなっちゃったお話ですわ

ただの設定だけ丸投げしますので、どなたか創作してくださいまし(他力本願の見本のような発言ですわ~!!

 

・ぺーねろぺー

 

第五世代もびるすーちゅ

保護者はレーンくん

バイト先のバー「キルケー」のケネス店長が知人から譲り受けたそうだけど、父性に乏しいと自覚的な店長から「かわいがってやれ」と世話を押し付けられた

決してワガママだったり言うことを聞かないわけではないのだけれど、元気が有り余っているらしく、常に落ち着きがない

「ぺね~」と鳴く

空も飛べるけど、一度室内で自由に飛ばせていたら、危うく押し入れの襖をぶち破られそうになったので、賃貸暮らしのレーンくんは朝夕に二度、時間を見つけては近所の河原まで連れて行って思う存分飛ばせてやることにした

(その代わり、屋内での飛行は禁止している)

青空や夕焼けをバックにビュンビュン飛び回る姿を見ていると、嫌なことも忘れられるくらい気持ちいい

 

・ありゅぜうす

 

ぺーねろぺーの相手をするのに、一人では身体が持たない…と店長にぼやいていたら、追加で寄越されたもびるすーちゅ

保護者はもちろんレーンくん

素直で大人しい性格、ただし意外と食い意地が張っている

「ありゅ~」と鳴く

背負いものが重たいらしく、よちよち歩く姿は赤子のようで庇護欲をそそる

ぺーねろぺーとは遠い親戚のようなもので、仲がいい

最初はおかわりを要求される度に対応していたけど、そのせいでエンゲル係数が爆上がりしてからは、心を鬼にして我慢させ…るのにも限界があった(主にこちらのメンタル的な意味で)

いろいろ試行錯誤した結果、いいものを見つけたレーンくん

それがマシュマロだった

食感はもとより、触感も大変気に入ったらしく、一つ与えると長い時は食べる前に三十分近く揉んだりつついたりして遊んでいるので、気を紛らわせるのにピッタリなのである

 

・くすぃー

 

ある日レーンくんが暮らす格安賃貸アパートのお隣に引っ越してきた、ハサウェイが連れているもびるすーちゅ

ぺーねろぺーと同じく第五世代で、姉妹機にあたる…そうなのだけど、なぜかすこぶる仲が悪く、顔を合わせる度にどこからともなく取り出してきたピカピカ光る細長い棒でしばき合ったり、これまたどこからともなく出してくるふわふわ飛ぶ浮遊物をぶつけ合ったりするので、あまり鉢合わせないようにお互い気を遣っている

ありゅぜうすには一方的に怯えられている…

「くし~」と鳴く

ハサウェイが通う大学の、ちょっと政治的にヤバい思想の持主ばかりが集まっていると思われている(そして、あながち間違ってもいない)ディベートサークル「マフティー」が自分たちの無害さをアピールするためのマスコット要員としてアナハイムから購入したものの、人見知りが激しく、知らない人の前にはなかなか出てこないため、一番懐いているハサウェイに人慣れさせる任務が与えられた

寝る時はいつもハサウェイの服の中に入ってくる

 

・レーンくん

 

奨学金で大学に通う苦学生

生真面目なところを店長に買われて(というか、利用されて)、もびるすーちゅの面倒を見させられている

最初のうちは「なんで自分が…」と思わなくもなかったものの、ぺーねろぺーやありゅぜうすと過ごすうちにだんだんと愛着が湧いてきて、現在に至る

二人の健康面のため、節約のために自炊しているが、料理が得意というわけではないのでいつも四苦八苦している

 

・ハサウェイ

 

厳格な親に反発して家出してきた親不孝者

とりあえず家賃が一番安かった、という理由でレーンくんのお隣に引っ越してきた

「マフティー」の面々とはそれなりに仲良くやっており、案外モテてるらしい

潜伏先のアパートの住所は親バレしているらしく、定期的に野菜や米が届くので、レーンくんにお裾分けしている

すると半分は肉じゃがやらカレーやらに調理されて返ってくる、ありがたい

 

何かこういう、ほのぼのした世界線が見たいですわ…

どなたか…お願いいたしますわ…