お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

時はきまぐれ 忘れ去ってゆくんだ

兜一家の仲良し365日

3/16『セールス』

 

その日、Zが皿洗いのバイトから帰宅してくると、我が家の玄関先から何やら話し声が聞こえてきた

(お客さんか?)と思いながら門を潜ったZの目に映ったものは、様々なパンフレットを広げて明らかに怪しげな物品をセールスしている訪問販売員の男性と、いちいち感心したように相槌を打っている世間知らずの妹の姿だった…

…アパート暮らしをしていた頃に甲児くんが購入した「セールスお断り」の札は変わらず表札の下に貼られているものの、それでもお構いなしな連中はそれなりにいるものだ

向こうだって商売なわけだし…それでも、チャイムを押して出てきたのがカイザーさんだと、大抵の人は「すいません、間違えました…」と回れ右をするのだけど、どうやら今回の相手は相当肝が据わっていたらしい

間に割って入ったZが口八丁手八丁を駆使して丁重にお帰りいただいたから事なきを得たものの…「せやから知らへん人を家に上げたらあかんゆーとるだろ!」と、小さくなって正座しているカイザーさんに何度目かの説教をする

「だって~…このお水を飲むとね、病気にならないって…」「そんなん嘘に決まっとるやろ!そないな水がほんまにあったら、製薬会社はみーんな廃業せなあかんやないか!」「…あ、ほんとだぁ…」と素直に頷くカイザーさんに悪気はないのはわかっていても、こればかりは余計に質が悪いと言わざるを得ない

「まあまあ…」と取り成そうとしてくる甲児くんにも「甲児くんも甲児くんや!こういうことはしっかり言うて聞かさなあかん!」と、ついでに説教しておく

それでも、しゅん…と落ち込んでしまったカイザーさんを見ているうちに怒気も萎んでいき、最後には「お前には家を守るって役目があるやろ?この家には瑠璃ちゃんもおるし、シローくんもおるし、虎徹や大我もおる。今やったらネコちゃんたちもおるな。みんなに危害が加えられることのないように、お前がきちんとせなあかんのはわかるな?」と、優しく諭すような口調に変わる

ハッと顔を上げたカイザーさんが、真剣な雰囲気を纏って「…うん、そうだよね。わたしが気を付けないと駄目だよね…お兄ちゃん、ごめんなさい」と気持ちを新たにしたところで、説教は終わった

その夜、寝る前に仔猫たちの番をしているZの元に寄った甲児くんは、「今日はありがとな。やっぱり兄妹ってだけあって、あいつの扱い方うまいな。俺はどうも甘やかしちまうから…」と反省したように呟き、「ほんま、まだまだお二人さんからは目が離せんわ」とZは苦笑した

それ以来、カイザーさんは居留守テクニックを習得したそうだ

 

 

 

FUTA・ANE⑩

~若葉二周目攻略中・8/16

 

※ネタバレあり?

 

 

 

ふぅふぅ…

ようやく…エンディング間近まで漕ぎつけましたわ…

 

海水浴イベントと参拝イベントを経た今のわたくしには…

もはや彼らに何も言うことはありませんわ…

エロゲー布教委員会の末端に連なる者として、このような思考放棄はよろしくないと自覚した上で、一切まったくこれっぽっちも言うことが見つからないのですわ…

 

あえて言うなら…

いつでもどこでもすぐに勃起する男と、TPOを弁えずにすぐに股を濡らす女は…

お似合いのカップルだと言っても過言ではないのではないでしょうか…

わたくしの感知できないところで、末永く結合していればよろしいですわ…

 

今はただ…

主人公と結ばれることによってIQが低下する呪いが、他のヒロインにもかからないことを祈るのみですわ…

美琴さまは…既に少し怪しいですけども…

 

あやめさま…

信じておりますわよ、あやめさま…!