お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

愛も変わらずに 白紙の今を 楽しんで見せるわ、ずっと

最近のマイブームが甲児くん×でっカイザーさんであることがバレてしまいそうだが、何かとエッチな話しかしてなかったので、ほのぼのさせてあげたくなったから、する

 

というわけで、今日のテーマは

甲児くんとでっカイザーさん~いっぱい食べるキミがスキ編~

じゃあ!

 

身体もおっぱいもお尻もでっかいでっカイザーさんは、ごはんもいっぱい食べるのだ!

別に燃費が悪いわけじゃないけど、むしろいい方だけど、それでもいっぱい食べるのだ!

好き嫌いもないし和洋中なんでもござれだけど一番好きな食べ物は「ダーリンの手料理」な食いしん坊ハニーと、エブリデイ腹ペコハニーのために料理のレパートリーを増やすべく日夜鍛えている男前ダーリンとの、お似合いカップルなのだ!

 

甲児くん家の炊飯器は5合炊き

まず、ごはんを5合炊きます

自分のお茶碗に、食べる分だけよそいます

その後、炊飯器のコンセントを引っこ抜いて、でっカイザーさんに渡します

でっカイザーさんは、しゃもじで炊飯器から直接食べます

おかわりする時も炊飯器ごとなので、そろそろ業務用の炊飯器を買おうかなぁ、とか思ってます

甲児くん家のエンゲル係数はえげつないことになっていますが、まあおじいちゃんの遺産とかあるだろうし、大丈夫です、たぶん

 

ある日、食後にまったりしながらテレビを見ていた甲児くんとでっカイザーさん

売り出し中の新人アイドルの娘を甲児くんがじーっと見ているので、でっカイザーさんが「か、かわいい子ですね…?」と振りつつ反応を窺っていると、うん、という返事が!

甲児くんは(この子、ちょっとカイザーに似てるなぁ…まあカイザーの方が数百倍かわいいけど…)と思っていただけなのに、甲児くんはこういう娘が好みのタイプなんだ!やっぱりちっちゃくてほっそりした娘がいいんだ!と勘違いしたでっカイザーさん、人生初のダイエットに挑戦することに

 

あくる日、でっカイザーさんは甲児くんのスペアのお茶碗を出してきて、今日からわたしもこれで食べます宣言をする

「それじゃ足りないだろ?」と聞かれるけど、ぶんぶん首を横に振るでっカイザーさんは、とりあえず食べる量を減らせば痩せるんじゃないかと単純に考えている

山盛りのおかずにもほとんど手をつけず、たくあんをポリポリかじりながらごはんをちびちび食べてるでっカイザーさんを、心配そうに見つめる甲児くん

どっか具合悪いのか、それともお腹痛いのか、と追究してくる甲児くんを何とかかわしつつ、わたしのせいで食費が大変なことになっているので!理論でゴリ押すでっカイザーさん

その日は終日そんな調子だったので、こりゃ何かあるな…と思いながらも、結構頑固なところのあるでっカイザーさんには正攻法が効きづらいので、対策を練ることに

 

なんとなく言葉少なだったお風呂の後、バスタオル一枚巻いただけの格好で体重計と睨めっこするでっカイザーさんだけど、たかだか一日絶食(※でっカイザーさんの感覚です)しただけでは、体重なんて減るはずもなく…

いつまでもそんな格好でいると風邪引くぞ、と甲児くんに注意され、髪を乾かしてもらいながらも、溜め息が止まらないでっカイザーさん

 

次の日、食卓にはでっカイザーさんの大好きなおかず(てんこ盛り)たちとホカホカ白米が!

好物ばかりを並べて、でっカイザーさんの食欲に訴えかけるという、シンプルながら破壊力のある作戦を思いついた甲児くんだけど、はわわわわ…とお米とお肉とお魚とお野菜の誘惑に負けそうになりながらも、甲児くんに相応しい女の子になりたい!という願望の方が勝ったでっカイザーさんは、おかずもごはんもちょびっとだけ食べてごちそうさまをする

さすがに何人前だよこれ…みたいな料理の数々を一人で食べきれるわけもなく、残った分を小分けにして冷凍できるものは冷凍庫に、そうじゃないものはとりあえず冷蔵庫に片付けている甲児くんの背中は、なんだか寂しそうだった

 

あまりにもお腹が空きすぎて、夜中に目が覚めちゃったでっカイザーさん

なんとか寝ようと頑張るも、どうにもこうにもならなくて、隣で寝てる甲児くんを起こさないようにそっとベッドを抜け出すと、台所へ…

冷蔵庫を開けてみると、ギッチギチに詰め込まれたごはんの残り入りのタッパーがあって、目に入った瞬間にお腹がぐ~っと鳴ったけど、断腸の思いで扉を閉じ、お水をたくさん飲んで空腹を誤魔化したつもりになって、再びベッドへ潜り込む

だけど、お水なんかじゃ到底誤魔化しきれないくらいお腹が空いちゃって、ひもじくて悲しいやら、作り立てが一番おいしいはずなのに冷蔵(凍)庫行きにしてしまったごはんたちへの罪悪感やら、何よりわたしのためにいっぱいごはんを作ってくれた甲児くんにとんでもなく悪いことをしてしまったという気持ちやらで、涙がボロボロ出てきちゃうでっカイザーさん

甲児くんに気付かれないよう枕に顔を押し付けて泣いていたのに、でっカイザーさんが泣いてるとセンサーにビビッときちゃう甲児くんが起き出して、いきなりボロ泣きしてるでっカイザーさんにビックリしながらも慰めてくれる

これまでの訳を全部話すと、甲児くんに「お前はほんとにバカだな!」とデコピンされて、ふぇぇ怒られる…とビクビクしながら次のアクションを待ってたけど、デコピンの後はギュッとハグされた

「あんまり心配かけんなよ」「俺の作るメシを美味そうに食ってくれるお前のことが好きなんだよ」「デカくたっていいじゃねぇか、どこにいたってすぐに見つけられるんだから」「胸も尻も…その…デカい方が好きだし…」「とにかく、俺の好きなお前を俺から取り上げないでくれ」と言われて、でっカイザーさんは違う理由からボロボロ泣いた、大泣きした

泣き止むまで、いっぱいハグもキスもしてもらった

 

泣いたらますますエネルギー使ったし、お腹が空いたままだと眠れないだろ、と甲児くんが夜中の二時にもかかわらず、ごはんの残りをあっためてくれることに

満たされた気分で食事を続けるでっカイザーさんの前に、おっきなお鍋が置かれる

レンチンしただけじゃ味気ないから…と、甲児くんが大量の白米で卵のおじやを作ってくれた!

あったかいおじやを食べてると、またまた涙が出てきて「おいしい」「ごめんなさい」「甲児くん大好き」を繰り返してるでっカイザーさんの頭を、食べ終わるまでよしよししてあげる甲児くん

こうして、ごはんの残りは全部でっカイザーさんのお腹の中に消えていった

 

翌朝、甲児くんは寝不足だったけど、炊飯器を抱えて幸せそうに五つ目のアジの開きを食べてるでっカイザーさんを眺めているだけで、疲れも吹っ飛ぶくらいに幸せになったとさ

 

ちなみに、でっカイザーさんも料理はできなくもないけど、何でも炒めるか煮込めばいいと思ってるので、めちゃくちゃ大味なごはんが出来上がる

甲児くんはでっカイザーさんらしい豪快な味付けって感じで好き、定期的に作ってもらうくらいに好き

 

 

 

料理上手な男の子といっぱい食べる女の子の組み合わせはガチよ、ガチ