お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

脈打つ空、色を失って 君の手に注ぐ 溢れるみたいに

メイドさんと大きな剣⑤

~8日目

 

※ネタバレあり

 

 

 

魔剣バルムンクの「躍進」だの、各々が使える切り札「メイドのミヤゲ」だの…

話が進むにつれて、どんどんうちのメイドたちの戦闘力が上がっていくんだが??

 

 

 

MUSはさぁマジでさぁ、どんな相手と戦うことを想定してメイドさんたちをこんなムキムキの戦闘マッシーンに育て上げたわけ??

あんなクソデカブレードで斬られたり殴られたりしたら、普通の人なら即死よ、即死

 

…と、ここまで考えたところで、かなり嫌な想像しちゃったんだけど…ここで吐き出しちゃってもいい??

 

彼女らはあくまでメイドなわけじゃん

どれだけ過剰な戦力を持っていようとも、いわゆる正義の味方ってやつではないわけじゃん

雇用関係にある…つまりは雇い主である主人を、契約に基づいて守護するってことが彼女らの仕事内容なわけじゃん

そこに私情を挟む隙なんてないわけじゃん

主人の身に危険を及ぼすような相手には、全身全霊をもって立ち向かうのが彼女らの役目なわけじゃん

…たとえその相手が、同期のアナザー・ワンだったとしても、よ

 

そう、彼女らの仮想敵って、要するに自分たちなんじゃないのか??

って気付いちゃったわけ!

 

環家が仇敵である神楽堂家の跡継ぎをぶっころしようと零那ちゃんを送り込んできたように、ハイソサエティーな人たちってどっか頭のネジが抜けてるっていうか、生命に対する価値観が世間一般のそれとはちょっと違ってることって往々にしてあると思ってる(ものすごい偏見かもしれんが)

そんな奴らがアナザー・ワンという手に余る力をゲットしたとして、よからぬことに使わんという保証はどこにもなくない??

「あいつ気に食わんから15/16殺しにしてきて」って主人に命じられたとしたら、果たしてメイドである彼女らに拒否権はあるんか??

そうして派遣された先にもアナザー・ワンがいたとしたら…??

歴史の闇でアナザー・ワンとは時代の権力者たちから私兵のように扱われており、やがてアナザー・ワンの襲撃から身を守るためにアナザー・ワンを雇うというのが上流階級間での常識のようになっていたとしたら…??

 

そう、そこで始まるのは、かつては同門で学んだ姉妹とも言うべき相手との、血で血を洗う凄惨なバトル…!

 

…まあ、MUSがどういう規約でアナザー・ワンを運用してるのか知らんし、そもそもそんな問題のある人間のところにアナザー・ワンは貸し出さんのかもしれんから、全部ただの妄想なんだけどね~

でも現実的に考えて、アナザー・ワンじゃないと対処できない相手なんてアナザー・ワンぐらいもんじゃないかと思う

そりゃまあ軍隊とかが攻め込んできたらさすがに対応できんだろうけど…どんな状況よ、って話だし