お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

静寂、流れる時間と守るべき何か 映り込んだ不安と歪な月

顔のない月

衣緒エンド

 

※ネタバレあり

 

 

 

数種類あるバッドエンドの回収を優先的にしつつ、先に衣緒くんと絡めるルートへ

 

 

んな凌辱ゲー序盤のヒロインみたいなこと言いやがって…

でも、ほんのちょっとクるものがあるのも事実だったりするから、人間の性癖というものは奥が深いぜぇー

 

ショタと呼ばれるような年齢でもなく、まさに紅顔の美少年という表現が相応しい衣緒くんだけど、こんなかわいい顔しててもやっぱり男の子なわけで、前当主に知美ちゃんが慰み者にされているビデオを見ては夜な夜な自慰に耽っていたのであった…

 

 

と思ったら、まさかの急展開

え、なんで????と素で頭の中がクエスチョンマークで埋め尽くされたわ

 

うーん、何か衣緒くんに惚れられるようなことをしただろうか…

我ながら初対面の印象はそこまで悪くなかったと思うけども、その後は衣緒くんの淡い恋心をイジりの対象にしたり、知美ちゃんをオカズにオナってることを強請りのネタにして無理やり3Pに及んだり、挙句の果てにけつあな確定させただけで、好きになってもらえるようなシーンはなかったと思うのだが…??

もしかして衣緒くんはドがつくMで、いじめられていた時に密かに喜んでいたとでも言うのだろうか??

青少年の心はわからん…

 

けど、普通は憧れの女性が他の男に嬲られているビデオを見て興奮したりはしないと思うんだぜ

衣緒くんもやはり素質があるというか…田舎の慣習に慣れてしまっている証拠なんだろうか

 

エンディングではいろいろと気になる描写がてんこ盛りだったわね

 

 

千賀子ちゃんが知美ちゃんを「欠けた者」と呼んだけど、これにはどういう意味が込められているんだろうか

そもそも、儀式を倉木の家から奪い取ろうとしている(封印しようとしていたと思っていたのは、わたしの勘違いだった)千賀子ちゃんサイドが、一応は関係者である主人公、知美ちゃん、衣緒くんを見逃したのは、なぜ??

まあ知美ちゃんはただのお手伝いさんと見なせるし、東家も分家の分家レベルでしかないからほっといてもいいという判断なのかもしれないが、がっつり関わっていそうな主人公はどうなんだろうな…

かつて愛した人だから、という理由で千賀子ちゃんの独断だったとすると、ちょっと物悲しいものを感じるわね

「鬼」とやらと同化さえしなければ、主人公も無害な存在ではあるのかな

その割に、情欲値が上がる行動を取るにつれて残虐性が上昇してきつつあるような気もするんだけど

根っこからロクでもない人間だったというんなら、わからなくもない

何せ倉木の血が流れているからね!

 

 

全ての黒幕だと考えていた巫女さんにも、助けられたのよなぁ…

いい巫女さんと悪い巫女さんに分裂してるとか??

結局は何も解決しなかったけど、12年後にまたリベンジする機会があると思うと、ちょっとワクワクするエンディングだった