お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

終点のない観覧車は廻る 降りる方法はひとつさ

顔のない月

鈴菜ルート

 

※ネタバレあり

 

 

 

他のヒロインのルートでは、ほとんど出番がなかったので、鈴菜ちゃんがどこまで「月待ちの儀」に関わっているのかわからなかったんだけど…

この娘、案外…どこにでもいそうな普通の娘なんだなぁ

 

 

そうだよねぇ、普通の感性を持ってたら、ここの巫女のやらされてることがおかしいって気付けるよねぇ

儀式の内容が性的になってきたのは、ここ最近の話みたいだけどさ…

そんでも他の神社の巫女さんだったら、もっと自由があるはずだし

ここで生まれて、ここしか知らずに育ってきたにしては、古い因習みたいなものに染まり切っていない…それってきっと、由利子さんの育て方がよかったんだろうなぁ…

本来の由利子さんは、とても優しい女性だもんねぇ…

きっと鈴菜ちゃんにとっても、良き母親だったんだろう

チヨばあの関与についてはわからないけど、あっちは倉木バンザイ精神の持ち主っぽいから、鈴菜ちゃんに変な思想を植え付けようとしてきそう(完全な偏見)

名家の嫁姑問題か…想像しただけで鳥肌が立ちそう…

 

しかし、鈴菜ちゃんが善治郎を慕っていそうなのは…正直わからん

娘からすれば尊敬できる父親だったのか??

でもあの節操のない下半身は、娘だろうが構わずに食っちまいそうな印象を受けたぞ??

まあ知美ちゃんのことも処女だと思い込んでるみたいだし、鈴菜ちゃんはピュアなハートの持ち主なんだろう…

知らぬが仏、って言葉の重みをここまで感じたことはなかったかもしれん

 

もしも儀式の最後に主人公が殺されるってことを事前に知っていれば、何が何でも逃がそうとしてくれそう

よって鈴菜ちゃんは…無罪!

 

「遠くから来た人」イベントは、考えていたよりずっと胸に響いたわ

 

 

このシーン、えらく簡単に言うな…って思って、所詮は主人公も外部の人間だからな、なんて最初は思ってたんだけどさ

そのくらいの強引さがないと、囚われのお姫さまを救い出すことはできないのかもしれない、と思い直した

鈴菜ちゃんが生まれ故郷を大事に思う気持ちはわかるし、倉木家というより家族のことを大切にしたい気持ちもわかる

倉木の娘ということで生じた責任感も足かせに一つになっているんだろうけど、それも鈴菜ちゃんの生真面目さからくるものだから、決して悪いことではないのよね

ただ、そういう何もかもを放り出して逃げ出すには、これくらい無遠慮で不躾な蛮勇が必要なのかもしれない

鈴菜ちゃん一人で断ち切るには、倉木の鎖は頑丈すぎるんよ~

 

みんながみんな、倉木の家に囚われているんだなぁ

鈴菜ちゃん、知美ちゃん、沙也加ちゃんは言うまでもなく、千賀子ちゃんだって、由利子さんだって…

多分に暴力的だけどさ、ぜーんぶ壊しちゃうのがハッピーエンドへの近道なんだろうか