お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

どうかこのマジックにかかって 朽ちていかないで蘇って

ヴェドゴニア

リァノーンルートクリア

 

※ネタバレあり

 

 

 

うーん、やっぱり二人の世界じゃったか…

 

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でもまあ、そう簡単に答えが出せる問題でなし…

ご都合展開にされても萎えただけかもしれんしな

燦月製薬をぶっ潰したところでイノヴェルチが壊滅したわけじゃないから、今後もリァノーン共々、狙われ続ける人生なのかもしれないけど、二人一緒なら大丈夫、っていうのもラブストーリーらしい結論でいいと思う

エンディングを見る限りでは追われているような様子もないし、それなりには穏やかに暮らせてるんじゃないかな

 

永遠を生きるっていうのにも、目的っていうのは必要だと思うんだよね

古今東西、不老不死を求める人のお話っていうのはどこの国でも語られているもんだけど、本当に不老不死の肉体を手に入れたからって幸せになれるとは限らんわけでな

ネットで一時期よく見かけた「5億年ボタン」ってネタにも通じるものがある

何にせよ、ただ無為に悠久の時を生きるっていうのは、想像しただけでもしんどい

そもそも何で不老不死に憧れるかってーと、死ぬのが怖い、もしくは永遠の命を得てやりたいことがある、のどっちかのはず

んで後者の場合は、その「やりたいこと」とやらを達成した後には何が残るのかっていうと…虚無じゃないのか、と

生きる目的と言い換えてもいいわな

これを愛する人に置き換えた場合、永遠の愛というものが存在するか否かをギャルゲーで語るのは愚かにもほどがあるから横に置いておくとして、まあとどのつまりは不老不死同士が相思相愛になれば愛の永久機関が完成するようなもんよ

これはこれで、めでたしめでたし…かな

 

ギーラッハの不器用すぎる生き様と死に様には泣いた

 

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弥沙子ちゃんのヒロイン力が高くてびっくらぽん

惣太を現実に繋ぎ止めようとする役目って香織ちゃんじゃないんだ…と驚いたけど、確かに香織ちゃんが真実を知ったとして、引き下がるかと言われると無理だなとなるので、ここは大人しい弥沙子ちゃんに失恋の痛みを抱えてもらう方が物語としてはスムーズに進む…

めちゃくちゃかわいそうだけどな!(涙)

現在プレイ中の香織ルートでもアレな目に遭わされるし…弥沙子ちゃん悲劇のヒロインすぎる…

 

とにかく、エンディングが美しすぎた…

惣太のことを憶えている最後の人間が弥沙子ちゃんっていうのも、雪が降る夜に彼女の最期を看取りに来る不老不死の惣太っていうのも、その後のリァノーンとのやり取りも、バックで流れる「MOON TEARS」も…

完璧すぎるほどに完璧なラストシーンだった…

他のルートでもこれに並ぶ感動を得られるのか、という心配は一切ない

むしろ、同じくらい感動できることを今から楽しみにしてる