華夏楼③
神楽バッドエンド
※ネタバレあり
ネタで言ってただけなのに、マジで殺人事件が発生してしまったでござるの巻
密室じゃあなかったけどね！
しかも、ただの殺人事件じゃあございませんことよ
大量虐殺ですわ、ジェノサイドですわ！
崩壊した精神の奥底に残っていた正気の部分で嫉妬に狂った神楽ちゃんが、館の女性を全員殺害しただけじゃなく、最後は主人公もぶっ殺しての狂気エンドときたもんだ
はっきり言って…予想外デース…
滅多刺しにされた静華さんの表現がきたねえ花火状態（そんなんなる？？）だったり、包丁の先っちょにモツがぶら下がってたりと、グロを過剰に盛ったあまりシュールな笑いを引き起こしかねないテキストではあったけど、狂気の中にも主人公への揺るぎない愛情を抱いていた神楽ちゃんの叫びが、最後まで切なかったわ…
是非ともボイス付きで見たいエンディングだった
パートボイスなのは仕方ないと思うけど、エンディングは調教の場面に次いで重要なシーンだと思うから、CGありのバッドエンドには全部ボイスを用意していただきたかったところ
「誰にも邪魔されずに、好きな時に女を抱ける環境がほしい」
これって、神楽ちゃんが館に来てから主人公がずーっと言って聞かせていた言葉なのよね
神楽ちゃんは壊れてしまってもなお、主人公のために行動していたんだと思うと…健気さの塊で泣ける…
あるいは、神楽ちゃんなりの贖罪の形だったのかもしれないのか…？？
神楽は俺の寂しい気持ちをわかってくれなかった、という主人公の主張は、あながち独り善がりなものとも言い切れないと思うのよね
震災で両親を亡くしたのは神楽ちゃんも同じだから、無意識のうちに主人公に頼れる存在でいてほしいと感じていて、その理想を押し付けるような言動をしていた節があったんじゃないだろうか
あくまで想像だけどさ～
まあ、仮にそうだったとしても…神楽ちゃんを責めるのは男としての甲斐性がなさすぎると思うけどな…
一周目の教訓：殺人事件が発生した館の中にいる時は、自分の部屋にきちんと鍵をかけましょう
いろいろと気になるヒロインたちのセリフもちらほら
これが静華さんの真の狙い…なのか？？
それなら二人の義理の娘を遺産相続の邪魔になる存在としながら、殺しはせずに主人公の性奴隷にする、というのにも筋が通るけど…
でも、それと主人公の失われた記憶の間に、どういう関係があるんだろう？？
主人公の両親が九条貿易の裏の顔である人身売買業に携わっていたこととも絡むのだろうか？？
いや、そもそもそうすることによって静華さんにどんなメリットが生まれるのか…そこも謎よな
これは…主人公に殺人鬼から自分を守る肉壁になってもらおうとした霞ちゃんが口にした、単なる出まかせなの？？
それとも、ここにも真実の欠片が潜んでいるのだろうか
霞ちゃんにも個別エンドが用意されてるみたいだし、それなりに重要なポジションであると考えるならば、咄嗟の嘘とも思えなくなってくるんだが、果たして…
クッソ陰惨なエンディングで呆然としているところに、唐突にぶっ刺されるヒントコーナーの破壊力よ
温度差で風邪引いちゃうでしょ！
