ANGEL BULLET⑮
セーラエンド~コンプリート!
※ネタバレあり
土下座冒険西部浪漫活劇、これにてコンプリートですわ!
個別は短かったので二周目からはサクサクな印象だったけど、全体的なボリュームはそこそこあったわね
さて、(牧師の)大本命・セーラちゃんを攻略しての感想は…
なんっっっっか消化不良…!
この一言に尽きる
いやね、煽り抜きでイイハナシダナーとは思ったのよ??
他のヒロインと違ってセーラちゃんがガチで死亡している以上、今生で結ばれるのは絶対に無理なんだから、来世にワンチャン賭けるってのも理解できる話だし??
生まれ変わりを本人扱いするのかどうかは微妙なところではあって、自分の中でも結論が出ていない議題ではあるけれど、頑張って頑張って世界を救った青年と少女に対するご褒美としては、この上なくロマンティックな計らいだとは思うのよ
再会のシーンをテキストにするのではなく、セーラちゃんの泣き笑いの笑顔だけで表現するというのも、胸にグッとくるものがあった
あのエンディングも、改めて聞いてみるとめちゃくちゃ牧師とセーラちゃんのラブソングよな
離れ離れになってしまっても、相手のことを想い続ける…もうね、ロマンティックが止まらんわけよ
このやり取りを聞いた時には、現世での二人の行く末が想像できてしまって悲しくなったりもしたけど、本当にその通りになったんだと思うと、喜びの気持ちが勝ったわ
それだけ二人の結びつきが強かったってことだもんね
でーもーでーすーわー
結局、ジェシカちゃんはどうして死んでしまったのか??
いやいや、あのニセモノの神さまがいらんことしたってのはわかるのよ
でもあいつって自分から手を下すようなタイプではなさそうじゃん
人の運命を手前勝手にいじくり回して自分好みの悲劇に書き換えるのは得意そうだけど、それを高みから眺めてはゲラゲラ嗤ってるだけで、そのために何か行動を起こすようなことはしなさそう、と思ったのさ
だからジェシカちゃんの件も、誰かしら手を汚した人物がいるとしか思えないんだけど…
それに、ジェシカちゃんの死に方って尋常じゃなかったじゃん
あんなの普通の通り魔風情にできることではないでしょ
加えて、ジェシカちゃんとセーラちゃんってどこか似てる…ってくらいでは済まされないほど、瓜二つな部分があるよね
てことで、彼女の一件にはゲオルグの旦那が関係しているのでは、と推測してみたんだけど…うーん、わかんね!
その辺を掘り下げてもらえれば、もっと作品に対する理解度を深められたのに…と、自分の行間を読む能力を棚に上げて不満に思うのであった
こちとら体は大人、頭脳は子どもの迷探偵だからよ…
というわけで、感動したにはしたけど、気になった点の方が多くて素直に泣けなかった、という話でしたとさ
んじゃ、ここからは総合的な感想ね
先にも書いたように、個別パートは少ないから、お気に入りのヒロインから攻略するのがいいように思う
…が、セーラちゃんを真っ先に攻略してしまうと、エピローグで語られる牧師の重すぎる過去のせいで、EDネタやら異端ネタで笑えなくなってしまう可能性が生じるため、彼女は後回しにする方がいいのかもしれない…
あんなん聞かされた後でもウヒャヒャと笑えるほど、わたしのメンタルは強くないよ…
それにしても、作品のコンセプトを根底から覆しかねないというか、一歩間違えば台無しにしてしまいかねないシナリオ構成だなぁ…よく思い切ったというか、何というか
セーラちゃんとのラブラブ?調教パートはギャグ寄りだけど、シナリオ中で発生したりバッドエンド直結のエロは凌辱モノが多め
とはいえ、そこまでひぎぃな表現はないから、作品には興味があるけど鬱エロはちょっと…って人でも敬遠する要素にはならないと思う
何度思い返してもスーちゃんの夢オチ陵辱(しかも鳥ちゃんの夢)は笑っちゃうわ
調教も種類が豊富で、内容もバラエティに富んでいるので楽しめた
これ、コスプレエッチの一幕なんだぜ…??
信じられるか…??
個人的にはこれと、セーラちゃんが死んだ魚の目でひたすら牧師の愚息に話しかけるだけという新手の放置プレイで笑い転げた
BGMは全体的にレベルが高く、かわしまりのさんが歌うエンディングはマジの名曲
CDほすぃ…
結論
どうせなら最初から最後までギャグで駆け抜けてほしかった!
シリアス展開も見事なものだったし、それまでのハチャメチャな西部での冒険から世界の危機へと移行していく流れもスムーズだったとは思うんだけど、やっぱりそれまでギャグとして描かれていた牧師周りのあれやこれやが、一気に笑えない要素になっちゃったのはもったいないな、と
スーちゃんと鳥ちゃんのエンドにも、もっと救いを見出せればよかった
まあ、一風変わったエロゲーがやってみたいという人には、オススメかも??
ライアーはそういうの多いよな~
お次はEroroの「操淫人形~女学生を操る男~」をプレイ中
怪しさしかない自己啓発セミナーにやってきた、いたいけな美少女たちにあれこれするエロゲーという、身も蓋もない紹介文がよく似合う