お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

ねえ いつもは照れくさいけれど 音に乗せて言うよ

思春期⑧

~みあルート・14話

 

※ネタバレあり

 

 

 

うーーーん、そうくるか…!

主人公とみあちゃんの関係が兄妹から恋人へ変わるにあたって、そうすんなりと話は進まんだろうと(メタ的な意味で)思ってはいたけども…

そうか、ラスボスとして立ちはだかるのはすずめちゃんになるのか…

 

 

わたしも雪来ちゃんが言う通り、隠し事をしていたのがよくないと思うなぁ

そりゃあもちろん、自分たちの関係の変化がきっかけで家族という繋がりを壊してしまうことになるんじゃないかっていう、みあちゃんの恐怖もわからんでもないよ

それに、これまでの付き合いで、みあちゃんがいかに家族というものに憧れているか…飢えていると言い換えてもいいくらい、強烈に求めているのかはわかったつもりだし

でもさ、何かを得ようとするなら、何かを失うかもしれない、そういう覚悟を持つことは必要だと思うんさ

犠牲なくして勝利を得ようとするなんて、そんなのは綺麗ごとに片足突っ込んだ理想論でしかないし、虫のいい話ってやつなんだよね

…と、そんな風に意地悪なことを言わずとも、こんなに大事なことを自分には内緒にされてきたんだって思っちゃったすずめちゃんの気持ちを考えるとね…

「わたしはあなたのことを信用していませんよ」って言われたも同義だって、そう感じちゃったんじゃないだろうか

みあちゃんのことは幸せにしたいと思ったけどもさ、すずめちゃんだって大事な妹の一人であることは未来永劫変わらないんだから、どっちの感情も無視はできないよねぇ

とはいえ、すずめちゃんだってみあちゃんのことを嫌いになったわけじゃないだろうから、きちんと話し合えばどうとでも軟着陸できるはず

ここは解消の見せ所だよ、お兄ちゃん!

 

 

もちろん、智恵理ちゃんだって大事な妹の一人なわけだが、彼女は物分かりがよすぎて自分だけで気持ちの整理をきっちりつけちゃいそうだぁ…

智恵理ちゃんが報われる世界線だってあるんだってことを、声を大にして伝えたい…!

 

それにしても、ママンの話でちょっとハッとさせられた部分もあったわ…

確かに妹との…家族との恋愛って、かなりリスクの高いものでもあるよね

世間の目がどうとか、法律がどうとか、そういう外野のことは放っといて、家族という内輪だけの問題としても、だ

永遠も、絶対も、この世には存在しないからな…仮に二人の間の愛が冷めてしまって、それですっぱり元の関係に戻れるかというと、厳しいものがあるよねぇ

破局の仕方も人それぞれだから、恋人じゃなくなっても友人として付き合い続けられる場合もあれば、金輪際顔も見たくないって憎悪しか残らない場合もある

後者になってしまった時、他人同士なら二度と会わなければいいだけの話だけど、家族なら…そう簡単な話じゃないもんなぁ

そんな風に考えるとさ、妹ヒロインっていうのはあくまでもファンタジーな存在であると捉えておいた方がいいのかもしれん…という気になってきた

 

それでも…それでも妹が好きなんだよぉ~!