お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

心はいつも共にある それを忘れないでいてね 君の笑顔は 僕が覚えてる

思春期⑭

すずめエンド~コンプリート!

 

※ネタバレあり

 

 

 

うむ、実に芸術点の高い妹シナリオであった

 

妹とのラブラブ協力奥義でラスボスを倒すような王道RPG的世界観ならともかく、現代を舞台にして比較的リアリティのある設定で語られる物語の場合、実妹・義妹問わず「妹とイチャイチャしたりセックスしたりするのって、ぶっちゃけ倫理的にどうなの??」という似たり寄ったりな内容のシナリオを背負わされることになるのが、妹ヒロインの宿命なのである

すずめちゃんも例に漏れず、この呪いを浴びせられるハメになっていたのだが…

似たり寄ったりではあれど、露骨にライターさんの一般常識と主義主張が試されるようなテーマでもあるため、作品ごとにそれなりの読み応えを保証されてもいるのだ!

…というのが、妹マイスターを自負しているわたしなりの意見だったりするのよね

 

で、すずめちゃんに関してはどうだったかというと

 

 

他の妹たちや友人たちが二人のタブーとされる関係に対して、それぞれ思うところはあれども表面上はあっさりと肯定的な態度を示していたのに対して、父親が最後まで懐疑的であったところでうまくバランスを取っていたと思う

みんながみんな、いとも簡単に兄妹の恋路を認めてしまう…なんてことは、実際にはありえないことなんだよねぇ

普通はさ、その感情を真正面からぶつけるかはともかくとして、生理的な嫌悪感を抱いてもおかしくないんじゃないかと思うわけ

それが人としてのあるべき姿だ、と言い切ってもいいんじゃなかろうか

その前提を無視して、誰からも祝福されるような事柄として描かれた場合、妹ヒロインという存在は一気にファンタジーなものになってしまう…とわたしは考える

それは兄と妹が一線を越えて結ばれるという、我ら妹スキーの悲願が一種の夢物語のごとくに扱われてしまうということなのよ

でも、そこに冷静な大人の視点から、世間の目やお互いの心変わりの確率など現実的な問題点を突きつけてくれる父親というクッションを挟むことによって、妹との恋愛はやはり茨の道である、と現実に引き戻してくれるのね

そして、幸福の絶頂期にある二人に対して水を差すような真似をする理由に、揺るぎない親の愛というスパイスを一つまみも二つまみも放り込んでくることにより、大きな安心感を与えてくれるというパーフェクトな二段構えは、見事という他ないわ~

その辺のバランス感覚に優れたライターさんだったのね、きっと

 

今はまだ法律でも認められていない二人だからこそ、妹たちが協力して、真似事でも結婚式を挙げさせてくれたというのも美しい…

いつか誰に気兼ねすることもなく、本当に神さまの前で愛を誓えたらいいわね…

 

 

恋愛感情というものは移ろいやすいものである

今は互いを愛していたとしても、遠い未来でもそうとは限らない

けれど愛し合っている今という瞬間は、決して嘘ではない

たくさん悩み、傷つき、もがきながらも答えを見出した思春期という記憶は、二人の中で永遠となるのだ

 

というわけで、これにて無事コンプリートとなった

どのヒロインのシナリオも及第点以上の出来で、非常に満足のいく作品だったと言えよう

野々原さんの絵も…何がとは言わんが…すごくいいしな

欲を言えば、全体的にもうちょっとおっぱいが小ぶりだったら…最高だった

いやしかし、あのくらいのサイズというのが一番手に馴染みそうというか、女体の柔らかさと発育途中の危うさを併せ持った良いおっぱいというか…

 

エッチシーンはすずめちゃんが5、智恵理ちゃん、雪来ちゃん、みあちゃんが6と純愛モノにしては多め

イチャラブばかりだけど放課後の教室や野外など、エロエロなシチュエーションも豊富でヌきにも使えるかと

でもなぁ…!

お尻でエッチは全員に実装すべきだった…それだけが残念だ…!

 

思春期という長い人生から見たら一瞬の、それでも当時の自分から見たら世界の全てだったきらめきを、もう一度思い出したい全ての大人に捧げたい…そんなエロゲーだった

そしてみんなロリコンと貧乳に目覚めるといいよ

 

 

お次はSukaradogの「白濁クダサイ」をプレイする

一本道…っぽいな

一応、攻略サイトはいくつかあるようだけども