甲児くんとカイザーさんの365日
12/16『猥談』
年内に終わらせたい仕事が数個あるのに、思うように進まずモヤモヤばかり溜まっていくさやかさん
このフラストレーションをどうにかしたいと思いつつも、なかなかいい方法が思い浮かばず、気が付けば性欲にばかり転化されていく…
オモチャに興味がないわけじゃないけど、処女だから中に入れる系は怖いし、そんなもので処女喪失するのもどうかと思うし…とため息をつきながら歩いていると、所用で来ていたらしいカイザーさんとばったり会った
せっかくなのでお昼に誘い、このままならない気持ちがちょっとでも軽くなれば…と気を紛らわすための雑談を仕掛けたはずなのに、いつの間にかちょっとずつエッチな話題になっていって…
ついつい「やっぱり本物のエッチって、一人でするのとは全然違うの?」と聞いてしまうさやかさん
何言ってんのわたし!と慌てる自分と、お互いもう大人なんだからそういう話ぐらいするわよね、と正当化する自分との間で揺れていると、はわわわわ…と真っ赤になったカイザーさんが、それでも控えめに「…う、うん、違う…よ」と答えてくれたので、前のめりになってしまう
昼食そっちのけで、どこがどう違うのか、どんな感じなのか食い気味に尋ねるさやかさんに、カイザーさんは思い切りしどろもどろになりながらも、頑張って教えてくれる
…合間に、ふと(相手がいないわたしはともかく、カイザーならしたくなったらいつでも甲児くんにしてもらえるじゃない)と思って、それなのにオナニーはするんだ、と何気なくした質問に、恥ずかしそうに体を小さくしたカイザーさんが「…え、えっと、その…こ、甲児くんが、ね…と、時々、わたしが一人でしてるとこ、見たいって言うから…上手にできるように、練習してて…」と返してきて、それにはさやかさんも思わず(ひゃぁ~…!ふ、夫婦ってそんなこともするのね…!)と照れてしまった
それはそれとして、その後に見かけた甲児くんには、きっちり「このスケベ!エッチ!」と罵倒しておいた
(甲児くんは「???」な顔をしていた)
フローラリアプラス⑦
由佳里エンド~詩乃ルート・4/14
※ネタバレあり

愛とは…許し合うことと見つけたり…
人間、誰しも欠点ってものはあるよね
怠惰だったり、強欲だったり、淫乱だったり、手癖が悪かったり、虚言癖があったり…
そういったわかりやすくて大きな欠点じゃなくても、たとえば時間にルーズだとか、部屋を片付けられないとか、一つのことに集中すると視野が狭くなるとか、こだわりが強いとか、見栄っ張りだとか…些細なことでも欠点には違いないと思うのね
で、好きな人にはそんな自分を見せたくない、かっこつけたいと思うのが、人情ってもんだ
でも、もし結婚するとなったら、気が遠くなるくらいの長い時間を二人で共有していかなくちゃいけなくなる…
そんな時に、作り物めいた張りぼての自分では、すぐにボロが出る
なかなか出ないとしても、いつかは演技をしているのがしんどくなる
そうして二人の関係は破綻していく
だから、許し合うということが大切になってくるわけですね
それは起きてしまったことを許すというだけじゃなく、これから起きるかもしれない未然の悪までも許すということ
相手の嫌いなところ、嫌なところを怒ったっていいし、喧嘩したっていいとも思うけど、最後には許す心が肝要になってくるんだなぁ…
ということを、何となく思った
二人の未来に幸あれ…
対する詩乃さんは、正直、何を考えてるのかわかり辛い…

主人公のお父さんに恩義があるから、主人公にも目をかけてくれているのか…
だとしたら、それは恋なのか…そうじゃないのか…

主人公と由佳里ちゃんの邪魔をするような場面もちょくちょく見かけられるけど、こちらは故意なのか…そうじゃないのか…
うーん、わかんないぞぉ