お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

頬を拭う君の 指の熱さが苦しい

ヴェドゴニア

香織、弥沙子エンド

 

※ネタバレあり

 

 

 

ないと思ってたスキップ機能はShiftキーを押したら使えたわ~

他のエロゲーに比べると、随分と遅いけど、ないよりは全然マシ

既読・未読判定がついてるのもありがたい

 

で、まずは香織ルートから

 

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いいよね、非日常における日常の象徴的な女の子って…

個人的な日常ヒロインの好みとして、

・ここが自分の帰るべき場所だと思える

・ヒロインにとってのヒーローになれる

という二点が存在するんだけど、香織ちゃんはどっちも満たしてて、すごくいいと思った

そんな娘がね、主人公の努力も虚しく、否応なしに状況に巻き込まれてしまって、悲しんだり、傷ついたりする姿ってのは、痛ましいもんだよね…

でも、だからこそ…っていうのはおかしいかもしれないけど、頑張ろう、どうにかして問題を解決しようっていうモチベーションに繋がるっていうかさ

守られてる、支えられてるって気持ちは、こういうところからくるんだろうね~

 

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そんなだから香織ちゃんの血を吸ってしまった時はむちゃくちゃショックだった…

流れるように起きた悲劇だったもんだから、気付くまでにそれなりの時間を要したぐらい…

まあ、あれは不可抗力っていうか…

確かにセックスの興奮でも吸血鬼化するってモーラちゃんには言われてたけど、大切な人を愛したいって気持ちはそうそう抑えつけらんないよなぁ

事が起きてから思い返してみると、確かに最中の惣太はいつもより乱暴なイメージだった

こういうところがうまいなぁ、って

 

ちょっと物足りなかったのはラスボス戦

ヴェドゴニアは戦闘パートがそのままミニゲームになってるから、決着がつくまでの過程をテキストで楽しむっていうのはほとんどないんだよね

ニトロといえばガチめなバトル描写ってのもあると思うんだけども、この作品に関しては薄めと言わざるを得ない

峠道のカーチェイスとか、本社工場での戦車との戦いとか、確かに燃えるシーンはあるにはあるけどね

ウピエルが思っていたより十倍はいいキャラだったから、二人の死闘をかぶりつきで見たかった…

 

お次は弥沙子ルート

 

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終盤まではリァノーンルートと共有だから、本当に弥沙子ちゃんのルートに入れたのか、何度も不安になった…

だからリァノーンルートなのに弥沙子ちゃんのヒロイン力が天元突破してたのね

 

部室での弥沙子ちゃんと惣太のやり取りは、何気ない日常風景のように思えて、実はかなりの名シーンだと思う

弥沙子ちゃんが惣太を好きって気持ちも、惣太が無意識のうちに弥沙子ちゃんに惹かれているってことも、言葉で表現されることがないのに、こっちにはしっかりと伝わってくるんだよね

初々しい二人が、初めはぎこちなく、それでも次第に心を開いていく様は青春そのものだ

ジャーマンメタルか…わたしも聴いてみようかな

 

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途中まではリァノーンと心を通わせていたからこそ、最期の別れは香織ルートよりも辛いものがあった…

ありすぎた…

だからこそ、あのエンディングに重みが出るってものなんだろう

惣太の歌にしてはしっくりこないな、と思っていた「MOON TEARS」だったけど、リァノーンへと手向けた鎮魂歌だって聞いて、なるほど、と唸らされた!

これからこの曲を聴くときは、リァノーンのことを思い出しながら聴くことにしよう…

 

これでいよいよ、後はモーラちゃんを残すのみ!

まだ香織ちゃんのCGが半分近く埋まってないんだけど…これは香織ちゃん絡みでデカいイベントがまだ残ってるってことなのか

弥沙子ちゃんの悲劇再びなのか…