お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

見上げればビルの谷の中 「邪魔するものは何もない」と

俺は彼女の面倒見がいい①

ゲームスタート!

 

※ネタバレあり

 

 

 

この物語は、いじめられている冴えない陰キャの主人公が、学園のマドンナ的存在である憧れの美少女・片瀬志穂が誘拐される現場を目撃するところから、幕を開ける

 

 

面白いな、と思ったのは、誘拐犯がオープニング早々、死亡して退場するという点かな

なかなかないよ、このスピード感は

そして犯人がいなくなったことにより、志穂ちゃんの監禁場所を知るのは主人公だけとなって、彼女の「お世話」が始まるのだ

 

 

日々生きていくのに必要な水や食料の調達と、あるいはここから出してあげるということを交換条件に、主人公は志穂ちゃんに自らの性奴隷になることを望む

志穂ちゃんは仕方なく応じるうちに、身体の奥底に秘めた自身の淫らな素質に気付き始めて…

という、要点だけ抜き出していくとまあよくある凌辱系のエロゲーなんだけどさ

いろいろと突っ込み所が多くて、草生やしてる場合じゃないとわかっていても草なんだ

 


初めてのセックスで筋肉痛になるだけでも面白いのに、好きな体位でエッチしたいという願望を叶えるために筋トレに励むというのもなんか草

 

また学園が舞台の異物挿入プレイとしては定番であるリコーダーも、抜いてほしければ挿れたまま演奏するからそれに合わせて歌え、って…

もうこれギャグだろ

「メス女」とかいうよそでは見かけたことのない罵倒センスにも、申し訳ないが笑ってしまった

メス豚とかメスガキとか、メスって単語自体がエッチな響きを持ってることは認めるけど、メス女は腹痛が痛いと同レベルだよ

 

とまあ、独特のセンスに最初は笑わせられる場面もあったけど、今までに見た四つのバッドエンドはどれも悲惨なものばかりで、その落差に背筋が凍る思いができる…かもしれない

逮捕、死亡、復讐、監禁の順番に見た

 


復讐エンドにて、唐突に始まる夏の納涼ホラー祭りはぶっちゃけ怖いよ!

辱しめに耐え切れず自殺した志穂ちゃんは悪霊となり、主人公を謎のオカルトパワーで廃墟に閉じ込めるという、もう何が何だかわからない展開が次から次へと押し寄せてくる

…が、考えようによっては一番マシな終わり方じゃないの、これ

煩わしい俗世から切り離され、学園で一番の美少女の性的なペットとして、死後もずーっとかわいがってもらえるんだからさ

なまじクラスにも居場所ができつつあった主人公だから絶望するのであって、陰キャのままだったらこれはこれで喜んだんじゃないの、と思わなくもない

まあこの志穂ちゃんは、そのうち霊力かなんかでち×こ生やしそう感あるけど

 

 

死亡を超えてもはやグロエンドに片足突っ込んでるのは、監禁エンド

立場が逆転し、志穂ちゃんに生殺与奪を握られることになった主人公が、朝から晩までエンドレスリンチというなかなかの生き地獄に堕とされる、といった内容なんだけど…

最終的にはどこからともなく拳銃を持ちだしてきた志穂ちゃんの手により、植物状態にされた主人公が、それから後も数十年に渡って暴行され続ける、という文章で〆なんよ

…いやいやいや

何で善良な一般市民であるところの志穂ちゃんが拳銃なんて持ってるのかとか、そもそも誰も治療なんてしてくれないはずの主人公が数十年も生きてられるの生命力高すぎだろとか、とにかく突っ込み出したらキリがないエンディングでもある

でも主人公は誰がどう見ても最低のクソ野郎なんで、このくらいの目に遭ってもらわないと志穂ちゃんも満足できんだろう

そういう意味では、多少は溜飲が下がる良いエンドと言えなくもない

 

逮捕、死亡エンドはそのまんまのオチ

物理的な死よりも社会的な死の方がマシだろうけど、復讐、監禁エンドにて見せつけられる志穂ちゃんの狂気を考えると、どうにかして出所日を調べて即殺しに来そうでな…

そう思うと、中盤の脱走騒動で主人公を殺そうとせず逃げておけば自由になれそうだったのに…という志穂ちゃんの選択ミスとも思える行動に、これでもかと説得力を盛られてるのも草

 

 

死亡エンドでは事件の黒幕として学園のクラス担任が現れるけど…その他のエンドでは影も形もないこいつをどうにかしないとグッドエンドもクソもなさそうなので、どんな扱いになるか気になる

投げっぱなしだったらお草ですわね