お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

出逢いは突然だね きみを見つけた日から 僕の世界で奏で始める メロディ

Fortuna Rhapsody⑧

フェイエンド

 

※ネタバレあり

 

 

 

うむ、諸々の問題点に目を瞑れば、概ね良い内容であった

目を瞑ればな!

 

 

さらに付け足すなら、わたしが家族モノに弱いというウィークポイントを一点突破してくるような内容だったから、というのもあるだろう

「ひどいことを言ってしまったまま、離れ離れになってしまった弟にもう一度会って、一言謝罪したい」

ただそれだけの、と言い切ってしまうのは当人たちからすれば失礼な話ではあろうが、無関係の立場から言わせてもらえば到底命を懸けるに値しないような理由だけで、自らの身を危険に晒してまで一念を貫き通そうとするフェイちゃんの姿は、理屈抜きで人を惹きつける魅力を備えていたことは間違いない

やはりそれだけ家族の、姉弟の繋がりというのは、わたしのような人間の目には尊く映るものなのよね

 

 

希代ちゃんに続いて、この娘も随分と極端だな~とは思ったけども!

わたしから言わせてもらえば、それが生きるということではないのかしら

生きていく上で、こうしたらよかった、ああしたらよかった、そんな風に後悔することは山ほどあって、些細なことから取り返しのつかないことまで、とにかくいろんな出来事が己の身に降りかかってくるけども、何から何まで理想的に物事を運ぶことなんてできるはずもなくて、そのたび悔しさや悲しみといった苦い感情が心の中に澱のように溜まっていくだろう

それは死ぬまで清算することはできない感情なのね

しかも自分にしか抱えることはできない、誰かに替わってもらうことはできないのよ

そういった荷物がどんどん増えていくことが、生きていくということなのではないかと思う

 

ま、価値観は人それぞれということで!

 

シナリオは破綻…とまではいかなくとも、こまかいツッコミどころは満載で、目を瞑るのには苦労した

一番気になったのは、フェイちゃんが過去視とやらを得意としているのなら、まずはそれで弟が生きていた時代を特定してはどうだろうか、ということ

むやみやたらに過去へ飛ぼうとするから、命の危険があるくらい消耗するってことだったんでしょ??

なら、まず過去視とやらをして、弟が何年前に存在していたかを調べた方が、うまくいく確率はグンと上がったんじゃないだろうか…

そもそも過去視とやらの詳細が語られなかったので、そんなことができるのかどうかは知らん

でも字面からして、そういう能力ではないのか??

 

 

彩愛さん周りの新事実にも驚き

普通の天界人じゃないだろうな~とは思っていたけど…女神伝承の元ネタだったんかい

しかし、フェイちゃんたちはこの世界の人たちとそんなに寿命が変わらなさそうなのに、彩愛さんだけはわかっているだけでも800歳を優に超えてるんでしょ

なんで彼女だけそんなに長寿なのか…

この作品においては、そんなことは考えるだけ無駄なような気もするが…

 

いろいろとグチグチ言ったけども、感動したってのは嘘じゃない

フェイちゃんがあれだけ焦がれていた主人公との「絆」が、最終的にフェイちゃんを過去から現代へと呼び戻す大きなファクターになったっていうのがいいのよねぇ~

絆っていうのは共に過ごした時間の長さでもなければ、血縁っていう確固たるものに裏付けられたものでもないからな、うんうん

 

ところで、某攻略サイトによれば、この後に一回目のエッチシーン辺りからやり直せば二つ目のエンドが見れるってなってるんだけど、なぜか辿り着けなかったのよな…

その攻略記事も未完成だっていうし、何か他に条件があるのかもしれない…

というわけで、先に菜子ちゃんを攻略しようと思う

希代ちゃんと菜子ちゃん、二人のエンディングを見ることがトリガーとなってるのかもしれないし