彼女は高空に祈らない⑧
アメノウズメエンド
※ネタバレあり
美琴ルートで雑に処理されたトリオの大国主・大禍津神ちゃん・ゴローちゃんに、ちゃんとスポットが当たったルートだった
というか、美琴ルートが異質だったのだろうと思われる
大国主とついでに美琴パパの野望なんぞ知ったことか、でラストシーンは主人公と美琴ちゃん二人だけの世界だったもんなぁ
何だったら、アマテラスたちも蚊帳の外だったし
そういや、美琴ルートではアメノトリフネってどうなったんだ…??
ウズメルートだと異空間へと消えていったが…まあアマテラスたちの事後処理に含まれていたんだろう、うん
ミナカタきゅん…マジイケメン…
こういうかわいいショタが漢気を見せてくれる展開に最近弱い…もっと摂取させてほしい…
それはそれとして、オネショタはガチのショタじゃなくてショタみのある十代半ば~後半の男の子がエッチなおねーさんに翻弄されてるのが好きです!
(どさくさに紛れて性癖の開示)
お労しや、ゴローちゃん…
そんな姿になってまで大禍津神ちゃんのことを探してるってのには、正直涙腺にヒビが入ったわ
あの二人のこと、もっと掘り下げてほしかったなぁ
大禍津神ちゃんがどんな人生(神生?)を歩んできたかは、名もなき祟り神たちの扱われ方を見ていると想像に難くないけど、ゴローちゃんはどうだったんだろうね
アマテラスの話から大体の予想はつくとしても、やっぱりちゃんと文章として読まされるかどうかってのは大事だと思う
読みたいのかと聞かれたら…まあ、絶対にロクなもんじゃないから首を縦に振り辛いけどね…
この二人がそれなりに幸せに生きていく道は、なくもなかったと思う
世界への憎しみを捨てて、人里離れた山奥で二人きりで暮らす…とかね
でも、それが我慢ならなかったって気持ちも、わからなくはない
大禍津神ちゃんが祟り神として生を受けたのも、ゴローちゃんが家の方針で殺戮衝動を植え付けられたのも、本人にはこれっぽっちも落ち度がないもんな
それなのにいろんなことを我慢して、周囲から逃げ隠れるようにして生きていかなくちゃいけないなんて、人並みのプライドってもんがあれば納得できんわなぁ
それでも、大なり小なり人は自分にとっての不条理と戦っていてね…思い通りにならない現実と向き合いながら、妥協と諦観を武器に何とか世の中を渡り歩いてるんだわ
…と言ったところで、それが彼女たちにとって何の慰めになるわけでもないんだけどねぇ
本当に難しい問題だよねぇ…
とはいえ、人間になりたいと願った彼女たちの想いの結晶が黄泉の国の果実となり、ウズメちゃんの手に渡ったことで一応の決着はついたんだろうな
彼女たちに一番寄り添っていたのはウズメちゃんだもんな…やり方の是非はともかくとして
あの二人も、今度生まれ変わったら幸せになれるといいね
てかゴローちゃんめちゃ強かったんだけど!
あっさり倒れた大国主とかいうどこぞの神さまとは大違いだったわ!