お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

空に描いてた明日という雲を サヨナラと散ってゆく涙を追いかけて

彼女は高空に祈らない⑨

アマテラスエンド

 

※ネタバレあり

 

 

 

二千年前から主人公のことをずっと一途に想い続けてきた、健気な神さまとのラブ話だった

…それにしては、エンディングがやたらと湿っぽくなかったか…??

何でもっとウズメちゃんみたいに強引にでもハッピーエンドに至らなかったのか

もしやトゥルーエンドがあるんじゃないか、と疑いたくなるのも無理もないって感じの終わり方だったわ

だって国譲りの一件についても、全然触れられなかったしさ

 

というわけで、アマテラスの愛らしさが天元突破したにもかかわらず、シナリオへの満足度は今ひとつだったという、微妙な評価に落ち着いたのだった

大国主は相変わらずクッソ弱いし

 

やはりアマテラスと大国主の因縁については、しっかり描いた方がよかったんじゃないだろうか

かつてのアマテラスが人間はクソと結論付けるに至った経緯もさ

あれだけ序盤から「国譲りの過程において、アマテラスは人間や地上の神々を虐殺した過去を持つ」と各方面からバッシングを受けてきたのに、それに対する何の擁護もなければ説明もないとは思わなんだわ…

やっぱりさ、いくら美少女でもやっていいことと悪いことはあると思うのよ

それを理解した上で、最終的なジャッジは俺が決める、となるのが創作物のいいところじゃないの

現実的に考えた時に到底許されるような罪じゃなかったとしても、差し引き後のキャラの好感度がプラスであるかどうかが肝心なのよ

それを判断するための材料すら与えられずに終わられてしまうと…ちょっと困る

主人公も日本神話における国譲りの内容があまりにもぼんやりとしたものであることに疑問を抱いた、とまで描写されていたんだから、何かしらエスクードなりに解釈したネオ国譲り的なものが披露されるんだろうと思っていたんだけどな~

 

 

時系列で考えると、虐殺モードだったのはこのチビテラスなのか…??

ますます絵面がエグい感じになるな…

 

主人公の名前の元ネタになったアメノワカヒコも国譲りに登場するみたいだし、この二人を語るなら避けては通れないネタだと思っただけに、肩透かしを食らったような気持ちになってしまった

それだけじゃないけど、そこが一番残念な部分だったかな

 

後は、そうね…チビテラスと2000年後の再会を約束した主人公はどこへ行ってしまったのか問題も、個人的には地味に気になる

が、これについてはうまく説明できる自信がないのよなぁ

ゲーム開始時点での主人公は、アマテラスたちとは面識がないという風だった

けれどアマテラスの方は、共通ルートの時点で既に主人公との再会を心待ちにしていた、と取れるような発言をしていた

よって、チビテラスと主人公は以前に時を越えて出会ったことがある…要するに、かのそらは最初からアマテラスルートと地続きの物語なんじゃないか、と思ったんだけど…それなら主人公にその記憶がない理由は必要になるよなぁ~

2000年もの間、自分を待ってくれていた神さまをよそに他の女の子とイチャイチャするってのもアレだし、わたしとしてはチビテラスとの遭遇はアマテラスルートで急に生えてきたイベントとしてくれた方が心穏やかではあるんだよね

でも、それなら共通ルートでのアマテラスのあの発言の意味は…となって、もう何が何だかわからなくなるんだぜ

あまり深く考えない方がいいんだろうか