彼女は高空に祈らない④
~一周目・10/9
※ネタバレあり
美琴ちゃん…自分の中にブラックな部分があることに自覚的だったんかい
ワシの目はリハク以上の節穴であることに定評があるのかもしれん…いやん恥ずかしい
でも、それならなぜにここまで存在感が薄いのか…もっと本筋に絡んでくれてもいいのよ??
さてさて、第三章のエピローグ間近まで到達したわけだが
祟り神サイドにも事情があって人と敵対してるってことが判明して、主人公がメンタルダメージを受けるという青臭い展開…嫌いじゃない、そういうの!
大禍津神ちゃんも健気かわいく見えてきたわ
そりゃね~この歳まで生きたら、世の中にはどうしても相容れない相手ってのがいることくらいわかるわよ
そういう相手と主義主張がぶつかれば、後はもう「よろしい、ならば戦争だ」よ
だから世界のあちこちから未だに争いはなくならんし、平和ボケしてる日本国内でだって命のやり取りにまで発展することも珍しくはないんよね
暴力的な手段に訴えることが正しいとは口が裂けても言わないけど、何かを守るためには誰かを傷付けないといけないこともある
…とまあ、言葉にするのは簡単でも、実際に自分の手を汚せって言われて一体どれだけの人が躊躇せず行動に移せるかって話よね
ちなみにわたしはチキンもいいところなので、他人と揉めるぐらいなら自分の意見を捻じ曲げる方を選ぶぜ
どうしても譲れない一線ってのも持ってはいるけどね
それにさ、主人公はまだ二十年も生きていない(はず)の若輩者なんだから、いくらでもクッサイ理想を語ったって許されるわけよ
そういうのが嫌いな人は、ラノベ風味の異能中二バトルなんてジャンルには手を出さんと思われる
それはそれとして、ちょっとショック受けすぎだろ…と軽く引いた
想像力が著しく欠如してんのか、はたまた感受性がタケちゃんのお肌並みに敏感すぎるのか
ゴローちゃんの事情も理解はできたが…どうして彼が仮面野郎に協力しているのかが解せぬ…
要は自分をこんな風に作った世の中をぶっ壊したい、ってやつなの??
ちょっと視点がマクロすぎん??
ゴローちゃんがぶっ壊すべきは自分の一族であって、それ以外を恨む筋合いはないと思うんだが…
大禍津神ちゃんに関しては、彼女を祟り神の女王としたのは人間だからそこら辺を歩いてる奴すら憎いってのもわかるんだけど、ゴローちゃんの考えてることはちょっとよくわからんぞ
自分以外の生き物がいるから殺戮衝動なんぞに悩まされるわけで、じゃあ自分以外の何もかもを殺し尽くせば悩みが消えてハッピーハッピー…ってコト!?