秋・三葉ルート
※ネタバレあり
うーむ、立花ルートではわからなかったことが順々に判明してきて、とても興味深い…
あれがアトリのチュートリアル的なシナリオだと思っていたんだけど、海神という存在を主軸に置いて、その面からしか問題に関わっていなかったんだと痛感してる
一方の側面からしか見ていなかった、ってことなのね
あちらでは堂島の横暴によって村がどのように変化していったかは嫌というほど見せられたけど、こちらでは逆に堂島や上蔵がどのようにして村を脅かしていったかがわかる、って感じかな
立花ちゃんと一緒にいると、堂島サイドの動きについてはわからないことが多かったもんね…
その点、三葉ちゃんや朝ちゃんは堂島と上蔵の懐に深く入り込んでいるから、あいつらの行動を詳しく知ることができる反面、村で起きている事件については疎くなりがちだ
いかに村人が立花ちゃんにあらゆることを相談(丸投げともいう)してきたかってのがわかるな、それにちゃんと応えようとしていた立花ちゃんは偉い
…今なら、立花ちゃんの気持ちがちょっとはわかるようになってきたかも
不安定だったんだな、立花ちゃんは…そもそも生まれた時から、いつかは海神の眷属を呼ぶために死ぬことが決まっていたもんな
そりゃ人間に限らず、この世に生を受けた時点であらゆる生命体は死に向かって進んでいるんだけども、それって結構曖昧な感覚じゃない??
けれど立花ちゃんにとっての死、終わりっていうのは、もっと身近なものだったんじゃないだろうか
そう遠くないうちに使命を果たす時が来る、ということを立花ちゃんは知っていたんじゃないかと思う
この時、立花ちゃんは何を言いたかったんだろうか
芦日村では、人は死んだらその家の守り神になると信じられてきて、だから人の死をあまり悲しんではいけない、と教えられるみたいよね
ひょっとして、神さまになれなかった魂は第三界に行くのだろうか
上蔵や堀田さんはどこに行ってしまったんだろう
時神を第三界に帰した後、三葉ちゃんはどこへ行ってしまうはずだったんだろう
その答えが語られるのかどうかはわからないけど、謎のままというのもいいのかもしれない
そういえば、山神の獣が夜ちゃんだというなら、もしかして海神の獣という人格も砌ちゃんの中にいたのかもしれない、とようやく考えが至った
それなら立花エンドで、砌ちゃんが無愛想で無口な少女へと戻っていたことも納得がいくな
人格…というか、山神の獣、海神の獣、双方には魂があるんじゃないのだろうか
此花家はそれを代々受け継いできた…あれ、でも砌ちゃんは実は海神の獣じゃなかったんだったっけ
海神が遣わした、ただの人って話だったか
では本来の海神の獣はどこに…それは砌ルートで判明するのかな
くぅ~まだまだ謎が多いわ!