久住エンド~静歌ルート・第七話
※ネタバレあり
ドブカス御曹司の魔の手から久住ちゃんを救い出し!
騎士さまがエトワールで築いた人脈のおかげで苧島書店も窮地から脱出でき!
これでめでたしめでたしだな、ガハハハハ!
…本当かー??
本当の本当にハッピーエンドなのかー??
傷害と銃刀法違反の罪で何年ブタ箱にぶちこめるのかは浅学にして知らんが、いずれは出所してくるんじゃろー??
その時、実家からも勘当され何もかも失って無敵の人となった御曹司に、主人公か久住ちゃんが刺されるエンド…ないと言い切れるかー??
あのドブカスならやりかねんぞ、なぜならドブカスの思考回路は我ら善良な一般市民には想像もつかないくらい歪なのだ
奴らに良識や損得勘定なんぞ期待してはいけない…ムカつくから殺る、というクッソシンプルなルールに従って生きているだけなのだから…
というわけで、一抹どころか三抹ぐらいの不安を残して、久住ルートは終わったのだった…
うーんこの
ていうか、絵本作家になりたいという久住ちゃんの夢が宙ぶらりんになったままなんだが??
主人公とお嬢さまたちが共に夢を追いかける系ギャルゲーじゃなかったのか、これは
せめて絵本が完成したのかどうかくらい知りたかった…
ドブカス相手に散々「やるだの何だの、久住はモノじゃねぇ!」って怒ってた主人公が、プロポーズの文句としては定番とはいえ、久住ちゃんのご両親に向かって「久住さんをください」って言ったのはええんか??
ちなみにわたしはこの言い回し自体に嫌悪感があるわけではないので、悪しからず
雅ちゃん、久住ちゃんと攻略してきて思うことは、誰かのためを思ってする行動ってのは難しいもんだな、と…
雅ルートでの主人公の決断にせよ、久住ルートでの久住ちゃんの自己犠牲精神にせよ、彼ら彼女らなりに大切な人のためになれば、と思ってやったことに間違いはないのよね
ただ、それが本当にためになったかどうかってのは、また別の話であって…
主人公の行動は、結果的に雅ちゃんを突き放すような結果となってしまった
久住ちゃんの行動は、ギリギリのところで止められなければ周囲の人々の心を殺すはめになっていただろう
追い詰められれば追い詰められるほど視野が狭くなってしまい、偏った答えしか見つけられなくなるものなのかもしれないけど、自分さえ我慢すれば全て丸く収まるっていうのは、ケースバイケースなんだよなぁ、ということを肝に銘じておきたいと思った
もしそうしなければならないような場面に出くわしたとして、「自分」の対象が本当に自分だけなのかどうかをよく考えておくようにしなければ
悠ちゃんかっこよかったよね
いい友達を持ったもんだ、くすねぇは…
さて、お次はエトワールの姫さまこと静歌ちゃんの攻略に取り掛かるぞ~
主人公と関わったことで一番変わったのは、この娘なのかもしれないなぁ
恋をして強くなる女の子は美しい…
主人公の傍にいたいからって権力を濫用するようになったのは、ちょっと強くなりすぎな気がしなくもないけど…