雅エンド
※ネタバレあり
まずは一人目、雅ちゃんの攻略完了!
えーと、んーと
…なんかイイハナシダナーと見せかけて、その実、主人公ってば肝心な時には何もしてなくない…??
ずっと憧れてきた夢への切符と、恋愛感情の間で揺れ動く雅ちゃんの等身大な少女像にはキュンとさせられたし、「好きな人と一緒に未来へ向かって歩いていきたい」という新しい夢への第一歩として、記者会見で堂々と主人公への想いを口にする雅ちゃんのかっこよさには改めて惚れ直しもしたさ
大切な教え子を導くために、ともすれば汚れ役とも取られかねないポジションを引き受けた美雪先生の行動にも感動したさ
雅ちゃんが再び立ち上がることができたのは、美雪先生のおかげだよね
…そう、つまり主人公は何もしてないよね??
雅ちゃんがどうしたいのかも聞かず、夢を諦めることの苦しさは誰よりも知っていると独り善がりな考えの下、何もかも覚悟の上で彼女を突き放しておきながら、肝心の水泳にも悪影響が出て大事な大会の直前までうじうじしていただけだよね??
まあ、その…厳しいことを言い過ぎているという自覚はあるのよ
主人公も雅ちゃんも共に叶えたい夢があるからこそ、それに向かって一生懸命なところにも惹かれるところがあったのかもしれないし、一度は夢を諦めざるを得ないところまで追い込まれた主人公が、雅ちゃんには思うままにやりたいことをやらせてあげたくなる気持ちもわかるんだ
どれだけ断腸の思いで雅ちゃんと離れることを決意したのかも、わかっているつもり
でも、それはそれというか、何もしてない事実は変わらんな…と
けど、それでいいのかもしれない
雅ちゃんは美雪先生に励まされて、本当に大切なのは何かということに気付けた
主人公も雅ちゃんを失ってガタガタに崩れそうなところを、海先輩に支えられてどうにかやってこれた
そうやって二人の周囲には、二人のことを案じてくれる理解者がいるってことで、そんなところも対になっているのかもしれないと思うと、本当にお似合いな二人と思えないこともないかな、と
人は一人でも、ましてや二人きりでも生きていけない
そんな風にまっすぐ生きる雅ちゃんと主人公だから、力になりたいと思ってくれる人がいるのかもしれないね
でもよ、雅ちゃんの一番の理解者であるはずの巴ちゃんが影も形もなかったというのは、一体…??
なんか不自然なくらい、巴ちゃんの霊圧が消えていたよね…
そりゃ舞台はエトワールの外に移っていたけど、いくらでも出番の作りようはあったはず
直前のエピソードでコンダクトとしての二人の絆の強さを描いてくれたのだから、もっと何かあってほしかったところよ