~共通ルート・第五話
※ネタバレあり
いよいよ個別ルートへの分岐を目前にしているというのに、未だに雅ちゃんと巴ちゃんについて、あまり多くは語られていないのよなぁ…
と思っていた矢先に、二人まとめて俺のターン!
一気に深掘りされてありがたい!
一時は不穏な空気にドキドキしたけれど、二人の絆の強さをしっかりと描いてくれたのだから、何も心配することはないってわけ!
しかし…「お姉さま」か~…いい響きだ…
わたしもそんな風に呼んだり呼ばれたりする相手がほしかったわぁ…
もう中学生の時分には性癖が立派に歪んでいたし、生まれた時から百合の道を歩むことは決定事項みたいなもんだったんだから、女子校に通おうが通うまいが運命は変わらなかったでしょうよ
惜しむらくは…近所どころか県内に女子校が一つもなかったこと…!
…でもな~、仮に女子校があったとしても行こうとしたかどうかは、やっぱりわかんないな~
女子校ってほとんどが私立じゃないのかな、お金かかりそうだし
親に負担をかけてまで性癖を優先する度胸はないなぁ
仮にそういう猛者がいたとしたら、その生き様を心底から羨ましく思うわ
…また脱線してるわ(最近よく脱線してる気がする、故意じゃないのよ)
雅ちゃんはストイックというか、他人にも自分にも厳しいというか…
こういう娘には、すごく憧れちゃうな
自他ともに厳正であることを求める人の全てが善人というわけではないんだろうけど、少なくとも雅ちゃんは清く正しく美しくあろうとした結果、そういう風になってしまったんだろうと思うわ
でも、それってちゃんと自分と相手が今やるべきことを理解しているから、そんな風に振る舞えるんだと思う
そういうのって仮に頭ではわかっていても、行動に移せるかどうかって人それぞれだよね
少なくともわたしはそうだな、どうしても保身に走っちゃうのよね
嫌われる勇気、なんて言葉があるけど、誰に対しても気負うことなく実行できる雅ちゃんは魂から美しさが滲み出ているわぁ
巴ちゃんの昔話には驚いたね…こんなに屈託なく笑う姿からは想像もできないなぁ
でも、そうだな…常に競争という世界に身を置いていると、強さというのが一つの基準にならざるを得ないというのは、わからない話でもないかな…
巴ちゃんの元々の性格ってのは今の人懐こくて世話好きな方なんだろうけど、この甲斐甲斐しさの根底に過去のトラウマ体験があるのかもしれないと思うと、ちょっと複雑な気持ちになる…
べ、別に嫌われたくない、好かれたいって気持ちから誰彼構わずお世話したい、と思ってるわけじゃないよね??
元からそういう性分なんだよね、ね…!?
そうだと言ってもらわないと、どうも安眠できなさそうな問題ですよこれは