お嬢さま至上主義

とあるポンコツギャルゲーマーの日常です

人生ゲームは僕らを縛る 見えない糸で操られる

Volume7

八代編エンド~真世界編①

 

※ネタバレあり

 

 

 

さくらちゃんの真意を知った時、思わずこう、胸がキューッと切なくなっちゃったね…

 

 

何せ自分の名前と以前は外世界にいたことぐらいしか覚えてないんだから、ほぼほぼ記憶喪失みたいなもんだもんね

そりゃあ心細かっただろうねぇ…

そこに来て、生前(という単語はもはや相応しくないけど)の自分と約束をした男が現れて、あやふやで不定形だった自分という存在が少しでも確固たるものになるんじゃないかという期待があったと思うんだよ

それなのに、そんな相手が「道明寺さくらという自分」ではなく「絵のモデルとしての自分」しか求めていないと気付いたら…うん、モデルをやる気なんてなくなるわな

そう思うと、こっちの本気度を試すようなお願いをたくさんしてきたことも、一気に愛しくなっちゃうよねぇ

 

 

この二人が絵描きとモデルではなく、互い自身を求め合うような関係になれたことは、生存不定因子とやらを持つさくらちゃんにとって、非常にいいことだったのではないかと思う

誰か一人でも自分のことを真摯に想ってくれる相手がいるということが、彼女が地に足をつけて存在する何よりも強い動機になると思うよ

 

でも…あの終わり方を見るに、結局絵は完成しなかったんだろうか

それとも、それは二人が本当の意味でのエンディングに辿り着いた時のためのお楽しみってやつなんだろうか

きちんとさくらちゃんのことを見て描いた絵なら、きっと彼女の心には届くだろうから、その瞬間が今から待ち遠しいぜ

 

そういえば、さくらちゃんの体調不良の原因って、結局何だったんだ??

今では彼女が生きた人間であることが判明してるから、そこまで不思議なことでもないけども、当時は「幽霊が病気になるのか…??」と疑問に思った記憶も新しいわ

結構重要な描写なのかと思ったのも、こっちの勘違いだったってわけね…

 

そして、物語は数々のネタバラシが待っている「真世界編」へ

 

いきなりいろんな情報が開示されて戸惑ってる…!

ま、まずは説明されたことを片っ端から整理していかないと…

 

 

えー、主人公(その一)とキョーちゃんの子どもが、将来的に神か悪魔になる可能性を秘めていると予測されたから、世界中のお偉いさん方が総力を挙げて二人の恋路を邪魔しようとしている、と

なんか草

というか、ヤバいのはこの二人そのものじゃなくて、二人の不定因子を受け継いだ子どもなわけでしょ

だったら子どもは作らないことを約束させるだけで片が付いたのでは…??

そういう意見は一度も出なかったんだろうか

仮に出たとして、若い二人が生セックスの誘惑に抗えるはずがないという根拠なき暴論が吹き荒れる議場の空気を想像すると…マジで草

でも普通に考えてよ、最悪の場合あんたたち二人のガキが将来的に世界をぶっ壊すかもしれんのやで、と言われて、それでも中出しするンゴォォォォってなるかなぁ…??

避妊の手段なんていくらでもあるし、子どもがほしけりゃ養子縁組って手もあるわけだし…

確かに、いくら約束したって出来るときは出来ちゃうだろうから、それなら最初からそういう間柄にならせないのが一番なんだろうけど

「記憶を消した上で再び恋愛関係になれるか、そして二人で奈々浜ドームの謎を解き明かせるか」というテストも、冷静になって考えると意味不明じゃない…??

そんな奇跡を起こせたとして、そしてドームの謎解明という人類への貢献を果たせたとして、それと不定因子に関する未来予測の結果との間に、どんな関係性が…??

長い人類史において、英雄の子孫がドブカスだった例なんていくらでもあると思うわよ

なーんか腑に落ちない話だよねぇ…でも、主人公(その一)編エンドで手のひらドリルしたことは忘れちゃいないから、ここからウルトラCを決めてくれるかもしれない、という予想に1万ペリカ賭けるわね