~真世界編③
※ネタバレあり
あんなことやこんなことが、わかるような、わからんような…と思っているうちに、どうもヤバい方向へと事態が転がり出していることはわかってきた
あのロシアの美人のチャンネーが裏であっちもこっちも手を引いていて、それに深見長官らを始めたとしたお偉いさんズが踊らされまくっていて、主人公(その三)はガニメデ改めTAKUMA(こうやって書くとヴィジュアル系バンドメンバーっぽくて一気に安っぽい感じになる)の器として便利に使われていて、その妹であるリョウコちゃんは本当は涼子じゃなく量子と書いて、しかもガニメデと対になる存在っぽいエウロペがその正体で、さくらちゃんは10thの時に起こった時震によって100年前から連れてこられた女の子で…
ふーん、なるほどね!(←よくわかってない)
セルゲイと同一人物で、ヴァレンティナすら偽名だったおねーさんだけど、この独白を見る限りではヴァレンティナは実在する人物…なのか??
それとも、ここまで演じてきたヴァレンティナという存在へのレクイエム的な意味で…ってことなのか??
彼女が世にも珍しい快楽不定因子なるものの持ち主ということは、こんな大それた困難を引き起こす理由って、何から何まで自分がただ楽しみたいだけ…ってコト??
そういうクソみてぇな思い付きが似合う悪人も世の中にはいるにはいるが…おねーさんはどうもそういう人間ではなさそうに見えるのだが…
それで、深見長官がTAKUMAの存在を知ったのはいつだ??
あいつが荒城学園の中でウロチョロし始めてから、キョーちゃんを誘拐するまで、そんなに時間は経ってなかったと思うんだけど…
部下である主人公(その二)を通して…いや、彼もTAKUMAのことは知らなかったはず…キョーちゃんから不審人物の話を聞いてもピンと来てなかったみたいだし、そもそもTAKUMAもそれほど表立った活動はしてはなかったし
やっぱり旧知の仲であるおねーさんから情報をもらったのか??
そっちの方が面白そうだから…って、おねーさんなら言いそうなもんだ
さくらちゃんが100年前の娘だってのにも、疑問が出てくる…
彼女は不定因子の実験のために、記憶を消されて内世界に放り込まれたのではなかったのか??
それまでは外世界で荒城学園に通う学生として生活していて、そこで主人公(その三)とも出会ったんだよね??
そんなら、まずさくらちゃんに「現代の学生である」という記憶を植え付けて、それからまた記憶を奪った…??
何のためにそんな二度手間を…??
…さくらちゃんの経歴について、誰かが嘘を言っている??
主人公(その三)の記憶も改竄されたものではないとするなら、怪しいのはモモチパパの方になるわけだけど、そんな嘘を吐くメリットもない…よなぁ…
ところで、処女膜の有無で以前の交際関係をバッサリ切り捨てていた主人公(その一)とキョーちゃんだけど、普通に昔からラブラブだったのねー!
それも、何度記憶を消されても、またお互いに惹かれ合っちゃうくらい相性がいいときた!
でも、なんか気ぶれないんだよなー!
女の子の気持ちに疎くてバッドコミュニケーションを連発する男と、すぐに勘違いして拗ねたり怒ったりするめんどくせぇ女の子の、どこに気ぶれと??
結局、この二人にどこまで萌えられるかがこの作品の肝な気がする