たまきゅう⑨
システムについて
※ネタバレあり
さて、昨日の記事で感想は終わりにしよう…と思っていたわけだが、どうしてもシステムについて物申したい気持ちが自分の中にあったので、言わせていただく
この「たまきゅう」は、テキストを読み進めていくだけのオーソドックスなエロゲーではない
オープニングやエンディングなどは別として、ゲームの流れをまとめると
・マップ画面にて行きたい場所を選ぶ
・出会ったキャラとのイベントが起こる
・重要なイベントは「殻」に記録され、その「殻」を組み合わせることによって更なるイベントが誘発される
…こんな感じか
選択肢の代わりにマップ移動をするタイプのエロゲーは珍しくはないが、殻システムはたまきゅう独自のものと言えるだろう
殻にはサイズがあり、イベントを記録するには中サイズの殻が必要となる
中の殻を組み合わせると大サイズの殻になり、組み合わせが正しければ主人公が今後起こり得る未来の出来事の夢を見る
その夢は恋愛関連のものが大半であり、それについてキューピッドであるメルちゃんに相談するか、もしくは自力で解決するかでルート分岐が決まる
小サイズの殻はセーブデータの記録に必要となるが、不要な殻を合わせると中の殻を作成することが可能
何も記録されていない、空っぽの殻がなければイベントの記録は不可能
…と、あれこれ書くと難しく思えるかもしれないけど、実際に触ってみると結構単純なのがわかる
なので、複雑すぎるシステムはエロゲーに不要だとか、エロゲーとしての難易度が高いとか、その点について言及したいわけじゃないんよ
序盤~中盤にかけて中の殻が必要なタイミングが多すぎて、小の殻の手持ちに余裕がなくなっちゃう=好きなようにセーブデータを残せないというのは、いかがなものか??
というか、この殻システム自体、ピロウが傍にいないと使えないというのは…明確な欠点じゃないか??
小難しいことはいったん置いておいてもいいから、セーブぐらい好きな時に好きなだけさせてくれ!
…最後の行が言いたかった、言いたかっただけなんよ
わたしはあんまりそういうことしないけど、人によってはお気に入りのイベントを何度も繰り返し手軽に見るために、こまめにセーブデータを残していく人もいるよね
そのためにロープラの選択肢が皆無な抜きゲーでも、セーブデータ枠が50個ぐらい用意されてたりするんだよね
だからまあ、たまきゅうはそういうプレイヤー泣かせのエロゲーだったな…と、なぜか残念に思った
つーか夢見システムについても、ちょっと先の未来の出来事が見えるってだけで、実際に主人公が世界の何らかに干渉できるわけじゃないから、夢に見ようが見まいが大抵のイベントそのものは発生するんだよね
だから夢見のオンオフでストーリーにあんまり差が出ないというのも、二周目以降の作業感を増す原因になってるんじゃないかな~、なんて
もちろん、ヒロインの攻略に必要なイベント自体は、夢見後の主人公の行動次第なところがあるから、大事なシステムであることは間違いないんだけどさ
攻略についても、マップ移動、選択肢、殻システム、と考えなきゃいけないことが複数あってややこしい
攻略サイトさまさまだよ、ほんと
…とまあ、あれこれ書いたけど、個人的にはそこそこ楽しめた
男の子も含めて、キャラがみんなかわいかったしね
ロリもショタもイケるって人なら、一粒で二度おいしい体験ができると思われる
お次はHEATSOFTの「俺は彼女の面倒見がいい」をプレイ中
監禁したヒロインをお世話するゲームだ、狂ってやがるぜ!